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歴代志略上
🔝
〘733㌻〙
第1章
1
アダム、セツ、エノス
2
ケナン、マハラレル、ヤレド
3
エノク、メトセラ、ラメク
4
ノア、セム、ハム、ヤペテ
5
ヤベテの
子等
こら
はゴメル、マゴグ、マデア、ヤワン、トバル、メセク、テラス
6
ゴメルの
子等
こら
はアシケナズ、リパテ、トガルマ
7
ヤワンの
子等
こら
はエリシヤ、タルシシ、キツテム、ドダニム
8
ハムの
子等
こら
はクシ、ミツライム、プテ、カナン
9
クシの
子等
こら
はセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカ、ラアマの
子等
こら
はセバとデダン
10
クシ、ニムロデを
生
うめ
り
彼
かれ
はじめて
世
よ
の
權力
ちから
ある
者
もの
となれり
11
ミツライムはルデ
族
びと
アナミ
族
びと
レハビ
族
びと
ナフト
族
びと
12
パテロス
族
びと
カスル
族
びと
カフトリ
族
びと
を
生
うめ
りカスル
族
びと
よりペリシテ
族
びと
出
いで
たり
13
カナンその
冢子
うひご
シドンおよびヘテを
生
う
み
14
またヱブス
族
びと
アモリ
族
びと
ギルガシ
族
びと
15
ヒビ
族
びと
アルキ
族
びと
セニ
族
びと
16
アルワデ
族
びと
ゼマリ
族
びと
ハマテ
族
びと
を
生
うめ
り
17
セムの
子等
こら
はエラム、アシユル、アルバクサデ、ルデ、アラム、ウズ、ホル、ゲテル、メセク
18
アルバクサデ、シラを
生
う
みシラ、エベルを
生
うめ
り
19
エベルに
二人
ふたり
の
子
こ
生
うま
れたりその
一人
ひとり
の
名
な
をベレグ(
分󠄃
わかれ
)と
曰
い
ふ
其
そ
は
彼
かれ
の
代
よ
に
地
ち
の
人
ひと
散
ち
り
分󠄃
わか
れたればなりその
弟
おとうと
の
名
な
をヨクタンと
曰
い
ふ
20
ヨクタンはアルモダデ、シヤレフ、ハザルマウテ、ヱラ
21
ハドラム、ウザル、デクラ
22
エバル、アビマエル、シバ
23
オフル、ハビラおよびヨハブを
生
うめ
り
是等
これら
はみなヨクタンの
子
こ
なり
24
セム、アルバクサデ、シラ
25
エベル、ベレグ、リウ
26
セルグ、ナホル、テラ
27
アブラム
是
これ
すなはちアブラハムなり
733㌻
28
アブラハムの
子等
こら
はイサクおよびイシマエル
29
彼
かれ
らの
子孫
しそん
は
左
さ
のごとしイシマエルの
冢子
うひご
はネバヨテ
次
つぎ
はケダル、アデビエル、ミブサム
30
ミシマ、ドマ、マツサ、ハダデ、テマ
31
ヱトル、ネフシ、ケデマ、イシマエルの
子孫
こら
は
是
かく
の
如
ごと
し
32
アブラハムの
妾
そばめ
ケトラの
生
うめ
る
子
こ
は
左
さ
のごとし
彼
かれ
ジムラン、ヨクシヤン、メダン、ミデアン、イシバク、シユワを
生
うめ
りヨクシヤンの
子等
こら
はシバおよびデダン
33
ミデアンの
子等
こら
はエバ、エペル、ヘノク、アビダ、エルダア
是等
これら
はみなケトラの
生
うめ
る
子
こ
なり
〘564㌻〙
34
アブラハム、イサクを
生
うめ
りイサクの
子等
こら
はヱサウとイスラエル
35
エサウの
子等
こら
はエリバズ、リウエル、ヱウシ、ヤラム、コラ
36
エリバズの
子等
こら
はテマン、オマル、ゼビ、ガタム、ケナズ、テムナ、アマレク
37
リウエルの
子等
こら
はナハテ、ゼラ、シヤンマ、ミツザ
38
セイの
子等
こら
はロタン、シヨバル、ヂベオン、アナ、デシヨン、エゼル、デシヤン
39
ロタンの
子等
こら
はホリとホマム、ロタンの
妹
いもうと
はテムナ
40
シヨバルの
子等
こら
はアルヤン、マナハテ、エバル、シピ、オナム、ヂベオンの
子等
こら
はアヤとアナ
41
アナの
子等
こら
はデシヨン、デシヨンの
子等
こら
はハムラム、エシバン、イテラン、ケラン、
42
エゼルの
子等
こら
はビルハン、ザワン、ヤカン、デシヤンの
子等
こら
はウズおよびアラン
43
イスラエルの
子孫
しそん
を
治
をさ
むる
王
わう
いまだ
有
あら
ざる
前󠄃
さき
にエドムの
地
ち
を
治
をさ
めたる
王等
わうたち
は
左
さ
のごとしベオルの
子
こ
ベラその
都城
みやこ
の
名
な
はデナバといふ
44
ベラ
薨
しに
てボズラのゼラの
子
こ
ヨバブこれに
代
かは
りて
王
わう
となり
45
ヨバブ
薨
しに
てテマン
人
びと
の
地
ち
のホシヤムこれにかはりて
王
わう
となり
734㌻
46
ホシヤム
薨
しに
てベダデの
子
こ
ハダデこれにかはりて
王
わう
となれり
彼
かれ
モアブの
野
の
にてミデアン
人
びと
を
擊
うて
りその
都城
みやこ
の
名
な
はアビテといふ
47
ハダデ
薨
しに
てマスレカのサムラこれに
代
かは
りて
王
わう
となり
48
サムラ
薨
しに
て
河
かは
の
旁
ほとり
なるレホボテのサウルこれに
代
かは
りて
王
わう
となり
49
サウル
薨
しに
てアクボルの
子
こ
バアルハナンこれに
代
かは
りて
王
わう
となり
50
バアルハナン
薨
しに
てハダデこれにかはりて
王
わう
となれりその
都城
みやこ
の
名
な
はパイといふその
妻
つま
はマテレデの
女子
むすめ
にして
名
な
をメヘタベルといへりマテレデはメザハブの
女
むすめ
なり
51
ハダデも
薨
しに
たり
エドムの
諸侯
しよこう
は
左
さ
のごとし、テムナ
侯
こう
アルヤ
侯
こう
ヱテテ
侯
こう
52
アホリバマ
侯
こう
エラ
侯
こう
ピノン
侯
こう
53
ケナズ
侯
こう
テマン
侯
こう
ミブザル
侯
こう
54
マグデエル
侯
こう
イラム
侯
こう
エドムの
諸侯
しよこう
は
是
かく
のごとし
第2章
1
イスラエルの
子等
こら
は
左
さ
のごとしルベン、シメオン、レビ、ユダ、イツサカル、ゼブルン
2
ダン、ヨセフ、ベニヤミン、ナフタリ、ガド、アセル
3
ユダの
子等
こら
はエル、オナン、シラなり この三
人
にん
はカナンの
女
むすめ
バテシユアがユダによりて
生
うみ
たるなり ユダの
長子
うひご
エルはヱホバの
前󠄃
まへ
に
惡
あし
き
事
こと
をなしたれば
之
これ
を
殺
ころ
したまへり
4
ユダの
媳
よめ
タマルはユダによりてペレヅとゼラとを
生
うめ
りユダの
子等
こら
は
都合
あはせて
五
人
にん
なりき
〘565㌻〙
5
ペレヅの
子等
こら
はヘヅロンおよびハムル
6
ゼラの
子等
こら
はジムリ、エタン、ヘマン、カルコル、ダラ
都合
あはせて
五
人
にん
7
カルミの
子
こ
はアカル、アカルは
詛
のろ
はれし
物
もの
につきて
罪
つみ
を
犯
をか
してイスラエルを
惱
なや
ませし
者
もの
なり
8
エタンの
子
こ
はアザリヤ
9
ヘヅロンに
生
うま
れたる
子等
こら
はヱラメル、ラム、ケルバイ
10
ラム、アミナダブを
生
う
みアミナダブ、ナシヨンを
生
うめ
りナシヨンはユダの
子孫
ひと〴〵
の
牧伯
きみ
なり
735㌻
11
ナシヨン、サルマを
生
う
みサルマ、ボアズを
生
う
み
12
ボアズ、オベデを
生
う
み、オベデ、ヱツサイを
生
うめ
り
13
ヱツサイの
生
うめ
る
者
もの
は
長子
うひご
はエリアブ その
次
つぎ
はアミナダブ その三はシヤンマ
14
その四はネタンエル その五はラダイ
15
その六はオゼム その七はダビデ
16
かれらの
姉妹
しまい
はゼルヤとアビガル、ゼルヤの
產
うめ
る
子
こ
はアビシヤイ、ヨアブ、アサヘルあはせて三
人
にん
17
アビガルはアマサを
產
うめ
り アサの
父󠄃
ちゝ
はイシマエル
人
びと
ヱテルといふ
者
もの
なり
18
ヘヅロンの
子
こ
カレブはその
妻
つま
アズバによりまたヱリオテによりて
子
こ
を
擧
まう
けたりその
產
うめ
る
子等
こら
は
左
さ
のごとし ヱシル、シヨバブおよびアルドン
19
アズバ
死
しに
たればカレブまたエフラタを
娶
めと
れり エフラタ、カレブによりてホルを
產
うめ
り
20
ホル、ウリを
生
う
み ウリ、ベザレルを
生
うめ
り
21
その
後
のち
ヘヅロンはギレアデの
父󠄃
ちゝ
マキルの
女
むすめ
の
所󠄃
ところ
にいれりその
之
これ
を
娶
めと
れる
時
とき
は六十
歳
さい
なりき
彼
かれ
ヘヅロンによりてセグブを
產
うめ
り
22
セグブ、ヤイルを
生
うめ
りヤイルはギレアデの
地
ち
に
邑
まち
二十三を
有
もて
り
23
然
しか
るにゲシユルおよびアラム
彼等
かれら
よりヤイルの
邑々
まち〳〵
およびケナテとその
郷里
むらざと
など
都合
あはせて
六十の
邑
まち
を
取
とれ
り
是
これ
皆
みな
ギレアデの
父󠄃
ちゝ
マキルの
子等
こら
なりき
24
ヘヅロン、カレブエフテタに
死
しに
て
後
のち
ヘヅロンの
妻
つま
アビヤその
子
こ
アシユルを
生
うめ
りアシユルはテコアの
父󠄃
ちゝ
なり
25
ヘヅロンの
長子
うひご
ヱラメルの
子等
こら
は
長子
うひご
はラム
次
つぎ
はブナ、オレン、オゼム、アヒヤ
26
ヱラメルはまた
他
ほか
の
妻
つま
をもてりその
名
な
をアタラといふ
彼
かれ
はオナムの
母
はゝ
なり
27
ヱラメルの
長子
うひご
ラムの
子等
こら
はマアツ、ヤミン、エケル
28
オナムの
子等
こら
はシヤンマイ、ヤダ、シヤンマイの
子等
こら
はナダブおよびアビシユル
29
アビシユルの
妻
つま
の
名
な
はアビハイルといふ
彼
かれ
アバンおよびモリデを
生
うめ
り
30
ナダブの
子等
こら
はセレデおよびアツパイム、セレデは
子
こ
なくして
死
しね
り
736㌻
31
アツパイムの
子
こ
はイシ、イシの
子
こ
はセシヤン、セシヤンの
子
こ
はアヘライ
〘566㌻〙
32
シヤンマイの
兄弟
きやうだい
ヤダの
子
こ
はヱテルおよびヨナタン、ヱテルは
子
こ
なくして
死
しね
り
33
ヨナタンの
子等
こら
はペレテおよびザザ、ヱラメルの
子孫
しそん
は
斯
かく
のごとし
34
セシヤンは
男子
なんし
なくして
惟
たゞ
女子
によし
ありしのみなるがセシヤンにヤルハと
名
なづ
くるエジプトの
僕
しもべ
ありければ
35
セシヤンその
女
むすめ
をこの
僕
しもべ
ヤルハに
與
あた
へて
妻
つま
となさしめたり
彼
かれ
ヤルハによりてアツタイを
生
うめ
り
36
アツタイ、ナタンを
生
う
みナタン、ザバデを
生
う
み
37
ザバデ、エフラルを
生
う
み エフラル、オベデを
生
う
み
38
オベデ、ヱヒウを
生
う
み ヱヒウ、アザリヤを
生
う
み
39
アザリヤ、ヘレヅを
生
う
み ヘレヅ、ヱレアサを
生
う
み
40
ヱレアサ、シスマイを
生
う
み シスマイ、シヤルムを
生
う
み
41
シヤルム、ヱカミヤを
生
う
み ヱカミヤ、エリシヤマを
生
うめ
り
42
ヱラメルの
兄弟
きやうだい
カレブの
子等
こら
はその
長子
うひご
をメシヤといふ
是
これ
はジフの
父󠄃
ちゝ
なり ジフの
子
こ
はマレシヤ、マレシヤはヘブロンの
父󠄃
ちゝ
なり
43
ヘブロンの
子等
こら
はコラ、タツプア、レケム、シマ
44
シマはラハムを
生
うめ
り ラハムはヨルカムの
父󠄃
ちゝ
なり レケムはシヤンマイを
生
うめ
り
45
シヤンマイの
子
こ
はマオン、マオンはベテスルの
父󠄃
ちゝ
なり
46
カレブの
妾
そばめ
エパでハラン、モザおよびガゼズを
產
うめ
り ハランはガゼズを
生
うめ
り
47
ヱダイの
子等
こら
はレゲム、ヨタム、ゲシヤン、ペレテ、エバ、シヤフ
48
カレブの
妾
そばめ
マアカはシベルおよびテルハナを
生
う
み
49
またマデマンナの
父󠄃
ちゝ
シヤフおよびマクベナとギベアの
父󠄃
ちゝ
シワを
生
うめ
り カレブの
女子
むすめ
はアクサといふ
50
カレブの
子孫
しそん
は
左
さ
のごとしエフラタの
長子
うひご
ホルの
子
こ
はキリアテヤリムの
父󠄃
ちゝ
シヨバル
51
ベテレヘムの
父󠄃
ちゝ
サルマおよびベテカデルの
父󠄃
ちゝ
ハレフ
52
キリアタヤリムの
父󠄃
ちゝ
シヨバルの
子等
こら
はハロエにメヌコテ
人
びと
の
半󠄃
なかば
53
またキリアテヤリムの
宗族
やから
はイテリ
族
びと
プヒ
族
びと
シユマ
族
びと
ミシラ
族
びと
是等
これら
よりザレア
族
びと
およびエシタオル
族
びと
出
いで
たり
54
サルマの
子孫
しそん
はベテレヘム、ネトバ
族
びと
アタロテベテヨアブ、マナハテ
族
びと
の
半󠄃
なかば
およびゾリ
族
びと
55
ならびにヤベヅに
住󠄃
すめ
る
諸士
しよし
の
宗族
やから
すなはちテラテ
族
びと
シメアテ
族
びと
スカテ
族
びと
是等
これら
はケニ
人
びと
にしてレカブの
家
いへ
の
先祖
せんぞ
ハマテより
出
いで
たる
者
もの
なり
737㌻
第3章
1
ヘブロンにて
生
うま
れたるダビデの
子等
こら
は
左
さ
のごとし
長子
うひご
はアムノンといひてヱズレル
人
びと
アヒノアムより
生
うま
れ
其
その
次
つぎ
はダニエルといひてカルメル
人
びと
アビガルより
生
うま
る
2
その三はアブサロムといひてゲシユルの
王
わう
タルマイの
女
むすめ
マアカの
生
うめ
る
子
こ
其
その
四はアドニヤといひてハギテの
生
うめ
る
子
こ
なり
〘567㌻〙
3
その五はシバテヤといひてアビタルより
生
うま
れ
其
その
六はイテレアムといひて
妻
つま
エグラより
生
うま
る
4
この六
人
にん
ヘブロンにてかれに
生
うま
れたりダビデ
彼處
かしこ
にて
王
わう
たりし
事
こと
七
年
ねん
と六
箇
か
月
げつ
またヱルサレムにて
王
わう
たりし
事
こと
三十三
年
ねん
5
ヱルサレムにて
生
うま
れたるその
子等
こら
は
左
さ
のごとしシメア、シヨバブ、ナタン、ソロモンこの四
人
にん
はアンミエルの
女
むすめ
バテシユアより
生
うま
る
6
またイブハル、エリシヤマ、エリペレテ
7
ノガ、ネペグ、ヤピア
8
エリシヤマ、エリアダ、エリペレテの九
人
にん
9
是
これ
みなダビデの
子
こ
なり
此
この
外
ほか
にまた
妾等
そばめども
の
生
うめ
る
子等
こら
あり
彼
かれ
らの
姉妹
しまい
にタマルといふ
者
もの
あり
10
ソロモンの
子
こ
はレハベアムその
子
こ
はアビヤその
子
こ
はアサその
子
こ
はヨシヤパテ
11
その
子
こ
はヨラムその
子
こ
はアハジアその
子
こ
はヨアシ
12
その
子
こ
はアマジヤその
子
こ
はアザリヤモの
子
こ
はヨタム
13
その
子
こ
はアハズその
子
こ
はヒゼキヤその
子
こ
はマナセ
14
その
子
こ
はアモンその
子
こ
はヨシア
15
ヨシアの
子等
こら
は
長子
うひご
はヨハナンその
次
つぎ
はヱホヤキムその三はゼデキヤその四はシヤルム
16
ヱホヤキムの
子等
こら
はその
子
こ
はヱコニアその
子
こ
はゼデキヤ
17
俘擄人
とらはれびと
ヱコニアの
子等
こら
はその
子
こ
シヤルテル
18
マルキラム、ペダヤ、セナザル、ヱカミア、ホシヤマ、ネダビヤ
19
ペダヤの
子等
こら
はゼルバベルおよびシメイ、ゼルバベルの
子等
こら
はメシユラムおよびハナニヤその
姉妹
しまい
にシロミテといふ
者
もの
あり
738㌻
20
またハシユバ、オヘル、ベレキヤ、ハサデヤ、ユサブヘセデの五
人
にん
あり
21
ハナニヤの
子等
こら
はベラテヤおよびヱサヤまたレバヤの
子等
こら
アルナンの
子等
こら
オバデヤの
子等
こら
シカニヤの
子等
こら
あり
22
シカニヤの
子
こ
はシマヤ、シマヤの
子等
こら
はハツトシ、イガル、バリア、ネアリア、シヤパテの六
人
にん
23
ネアリアの
子等
こら
はエリヨエナイ、ヒゼキヤ、アズリカムの三
人
にん
24
エリヨエナイの
子等
こら
はホダヤ、エリアシブ、ペラヤ、アツクブ、ヨハナン、デラヤ、アナニの七
人
にん
第4章
1
ユダの
子等
こら
はペレヅ、ヘヅロン、カルミ、ホル、シヨバル
2
シヨバルの
子
こ
レアヤ、ヤハテを
生
う
みヤハテ、アホマイおよびラハデを
生
うめ
り
是等
これら
はザレア
人
びと
の
宗族
やから
なり
3
エタムの
父󠄃
ちゝ
の
生
うめ
る
者
もの
は
左
さ
のごとしヱズレル、イシマおよびイデバシその
姉妹
しまい
の
名
な
はハゼレルポニといふ
4
ゲドルの
父󠄃
ちゝ
ペヌエル、ホシヤの
父󠄃
ちゝ
エゼル
是等
これら
はベテレヘムの
父󠄃
ちゝ
エフラタの
長子
うひご
ホルの
子等
こら
なり
〘568㌻〙
5
テコアの
父󠄃
ちゝ
アシユルは
二人
ふたり
の
妻
つま
を
有
もて
り
即
すなは
ちヘラとナアラ
6
ナアラ、アシユルによりてアホザム、へペル、テメニおよびアハシタリを
產
うめ
り
是等
これら
はナアラの
產
うめ
る
子
こ
なり
7
ヘラの
產
うめ
る
子
こ
はゼレテ、ヱゾアル、エテナン
8
ハツコヅはアヌブおよびゾベバを
產
うめ
り ハルムの
子
こ
アハルヘルの
宗族
やから
も
彼
かれ
より
出
い
づ
9
ヤベヅはその
兄弟
きやうだい
の
中
うち
にて
最
もつと
も
尊󠄅
たふと
ばれたる
者
もの
なりきその
母
はゝ
我
われ
くるしみてこれを
產
うみ
たればといひてその
名
な
をヤベヅ(くるしみ)と
名
なづ
けたり
10
ヤベヅ、イスラエルの
神
かみ
に
龥
よば
はり
我
われ
を
祝福
めぐみ
に
祝福
めぐみ
て
我
わが
境
さかひ
を
擴
おしひろ
め
御手
みて
をもて
我
われ
を
助
たす
け
我
われ
をして
災難
わざはひ
に
罹
かゝ
りてくるしむこと
無
なか
らしめたまへと
言
いへ
り
神
かみ
その
求
もと
むる
所󠄃
ところ
を
允
ゆる
したまふ
11
シユワの
兄弟
きやうだい
ケルブはメヒルを
生
うめ
りメヒルはエシトンの
父󠄃
ちゝ
なり
12
エシトンはベテラパ、パセアおよびイルハナシの
父󠄃
ちゝ
テヒンナを
生
うめ
り
是等
これら
はレカの
人
ひと
なり
13
ケナズの
子等
こら
はオテニエルおよびセラヤ、オテニエルの
子
こ
はハタテ
739㌻
14
メオノタイはオフラを
生
う
みセラヤはヨアブを
生
うめ
りヨアブはカラシム(
工匠
たくみ
)
谷
だに
の
人々
ひと〴〵
の
父󠄃
ちゝ
なり
彼處
かしこ
のものは
工匠
たくみ
なればかくいふ
15
ヱフンネの
子
こ
カレブの
子等
こら
はイル、エラおよびナアム、エラの
子等
こら
およびケナズ
16
ヱハレレルの
子等
こら
はジフ、ジバ、テリア、アサレル
17
エズラの
子等
こら
はヱテル、メレデ、エペル、ヤロン、メレデの
妻
つま
はミリアム、シヤンマイおよびイシバを
產
うめ
り イシバはエシテモアの
父󠄃
ちゝ
なり
18
そのユダヤ
人
びと
なる
妻
つま
はゲドルの
父󠄃
ちゝ
ヱレデとシヨコの
父󠄃
ちゝ
へベルとザノアの
父󠄃
ちゝ
ヱクテエルを
產
うめ
り
是等
これら
はメレデが
娶
めと
りたるパロの
女
むすめ
ビテヤの
生
うめ
る
子
こ
なり
19
ナハムの
姉妹
しまい
なるホデヤの
妻
つま
の
生
う
める
子等
こら
はガルミ
人
びと
ケイラの
父󠄃
ちゝ
およびマアカ
人
びと
エシテモアなり
20
シモンの
子等
こら
はアムノン、リンナ、ベネハナン、テロン、イシの
子等
こら
はゾヘテおよびべネゾヘテ
21
ユダの
子
こ
シラの
子等
こら
はレカの
父󠄃
ちゝ
エル、マレシヤの
父󠄃
ちゝ
ラダおよび
織布
ぬのおる
者
もの
の
家
いへ
の
宗族
やから
すなはちアシベアの
家
いへ
の
者等
ものども
22
ならびにモアブに
主
しゆ
たりしヨキム、コゼバの
人々
ひと〴〵
ヨアシおよびサラフ
等
ら
なり またヤシユブ、レハムといふ
者
もの
ありその
記錄
きろく
は
古
ふる
し
23
是等
これら
の
者
もの
は
陶工
すゑものし
にしてネタイムおよびゲデラに
住󠄃
す
み
王
わう
の
地
ち
に
居
を
りてその
用
よう
をなせり
24
シメオンの
子等
こら
はネムエル、ヤミン、ヤリブ、ゼラ、シヤウル
25
シヤウルの
子
こ
はシヤルム その
子
こ
はミブサムその
子
こ
はミシマ
26
ミシマの
子
こ
はハムエル その
子
こ
はザツクル その
子
こ
はシメイ
27
シメイには
男子
なんし
十六
人
にん
女子
によし
六
人
にん
ありしがその
兄弟
きやうだい
等
たち
には
多
おほく
の
子
こ
あらざりきまたその
宗族
やから
の
者
もの
は
凡
すべ
てユダの
子孫
しそん
ほどには
殖增
ふえまさ
ざりき
〘569㌻〙
28
彼
かれ
らの
住󠄃
すめ
る
處
ところ
はベエルシバ、モラダ、ハザルシユアル
29
ビルハ、エゼム、トラデ
30
ベトエル、ホルマ、チクラグ
31
ベテマルカボテ、ハザルスシム、ベテビリ、シヤライム
是等
これら
の
邑
まち
はダビデの
世
よ
にたるまで
彼等
かれら
の
有
もの
たりき
740㌻
32
その
村郷
むらざと
はエタム、アイン、リンモン、トケン、アシヤンの
五
いつつ
の
邑
まち
なり
33
またこの
邑々
まち〳〵
の
周󠄃圍
まはり
に
衆多
おほく
の
村
むら
ありてバアルにまでおよべり
彼
かれ
らの
住󠄃處
すみどころ
は
是
かく
のごとくにして
彼
かれ
ら
各々
おの〳〵
系譜
けいふ
あり
34
メシヨバブ、ヤムレク、アマジヤの
子
こ
ヨシヤ
35
ヨエル、アシエルの
曾孫
ひこ
セラヤの
孫
まご
ヨシビアの
子
こ
ヱヒウ
36
ヱリオエナイ、ヤコバ、ヱシヨハヤ、アサヤ、アデヱル、ヱシミエル、ベナヤ
37
およびシピの
子
こ
ジザ、シピはアロンの
子
こ
アロンはヱダヤの
子
こ
ヱダヤはシムリの
子
こ
シムリはシマヤの
子
こ
なり
38
此
こゝ
に
名
な
を
擧
あ
げたる
者等
ものども
はその
宗族
やから
の
中
うち
の
長
かしら
たる
者
もの
にしてその
宗家
そうけ
は
大
おほい
に
蔓延
ひろがれ
り
39
彼等
かれら
はその
群
むれ
のために
牧場
まきば
を
求
もと
めんとてゲドルの
西
にし
におもむき
谷
たに
の
東
ひがし
の
方
かた
にいたり
40
つひに
膏腴
ゆたか
なる
善
よ
き
牧場
まきば
を
見
み
いだせしがその
地
ち
は
廣
ひろ
く
靜穩
おだやか
にして
安寧
やすらか
なりき
其
そ
は
昔
さき
より
其處
そこ
に
住󠄃
すみ
たりし
者
もの
はハム
人
びと
なればなり
41
即
すなは
ち
上
かみ
にその
名
な
を
記
しる
したる
者等
ものども
ユダの
王
わう
ヒゼキヤの
代
よ
に
徃
ゆき
て
彼
かれ
らの
幕屋
まくや
を
擊
うち
やぶり
彼
かれ
らと
其處
そこ
に
居
をり
しメウニ
人
びと
を
盡
こと〴〵
く
滅
ほろ
ぼし
之
これ
に
代
かは
りて
其處
そこ
に
住󠄃
すみ
て
今日
こんにち
にいたる
是
こ
はその
群
むれ
を
牧
かふ
べき
牧場
まきば
其處
そこ
にありたればなり
42
またシメオンの
子孫
しそん
の
者
もの
五百
人
にん
許
ばかり
イシの
子等
こら
ペラテア、ネアリア、レバヤ、ウジエルを
長
かしら
としてセイル
山
やま
に
攻
せめ
ゆき
43
アマレキ
人
びと
の
逃󠄄
のが
れて
遺󠄃
のこ
れる
者
もの
を
擊
うち
ほろぼして
今日
こんにち
まで
其處
そこ
に
住󠄃
すめ
り
第5章
1
イスラエルの
長子
ちやうし
ルベンの
子等
こら
は
左
さ
のごとしルベンは
長子
ちやうし
なりしがその
父󠄃
ちゝ
の
床
とこ
を
瀆
けが
ししによりてその
長子
ちやうし
の
權
けん
はイスラエルの
子
こ
ヨセフの
子等
こら
に
與
あた
へらる
然
しか
れども
系譜
けいふ
は
長子
ちやうし
の
權
けん
にしたがひて
記
しる
すべきに
非
あら
ず
2
そはユダその
諸
しよ
兄弟
きやうだい
に
勝󠄃
まさ
る
者
もの
となりて
君
きみ
たる
者
もの
その
中
なか
より
出
いづ
ればなり
但
たゞ
し
長子
ちやうし
の
權
けん
はヨセフに
屬
ぞく
す
3
即
すなは
ちイスラエルの
長子
ちやうし
ルベンの
子等
こら
はハノク、パル、ヘヅロン、カルミ
4
ヨエルの
子
こ
はシマヤ その
子
こ
はゴグ その
子
こ
はシメイ
5
その
子
こ
はミカ その
子
こ
はレアヤ その
子
こ
はバアル
6
その
子
こ
はベエラ このべエラはアッスリヤの
王
わう
テルガテピルネセルに
擄
とら
へられてゆけり
彼
かれ
はルベン
人
びと
の
中
うち
に
牧伯
つかさ
たる
者
もの
なりき
〘570㌻〙
7
彼
かれ
の
兄弟
きやうだい
等
ら
はその
宗族
やから
に
依
よ
りその
歷代
れきだい
の
系譜
けいふ
によれば
左
さ
のごとし
長
かしら
ヱイエルおよびゼカリヤ
741㌻
8
ベラ
等
など
なりベラはアザズの
子
こ
シマの
孫
まご
ヨエルの
曾孫
ひこ
なりかれアロエルに
住󠄃
す
みて
地
ち
をネボ、バアルメオンにまでおよぼししが
9
ギレアデの
地
ち
にてその
家畜
かちく
殖增
ふえまし
ければまた
地
ち
を
東
ひがし
の
方
かた
ユフラテ
河
がは
の
此方
こなた
なる
荒野
あらの
の
極端
はし
にまでおよぼせり
10
またサウルの
時
とき
にハガリ
人
びと
と
戰爭
いくさ
してこれを
打
うち
破
やぶ
りギレアデの
東
ひがし
の
全󠄃
ぜん
部
ぶ
なる
彼
かれ
らの
幕屋
まくや
に
住󠄃
すみ
たり
11
ガドの
子孫
しそん
はこれと
相對
あひむか
ひてバシヤンの
地
ち
にすみて
地
ち
をサルカにまで
及
およ
ぼせり
12
長
かしら
はヨエル
次
つぎ
はシヤパム、ヤアナイ、シヤパテ
共
とも
にバシヤンに
居
をれ
り
13
彼
かれ
らの
兄弟
きやうだい
等
ら
はその
宗家
そうけ
によればミカエル、メシユラム、シバ、ヨライ、ヤカン、ジア、ヘベル
都合
あはせて
七
人
にん
14
是等
これら
はホリの
子
こ
アビハイルの
子等
こら
なり ホリはヤロアの
子
こ
ヤロアはギレアデの
子
こ
ギレアデはミカエルの
子
こ
ミカエはヱシサイの
子
こ
ヱシサイはヤドの
子
こ
ヤドはブズの
子
こ
15
アヒはアブデルの
子
こ
アブデルはグニの
子
こ
グニは
其
その
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たり
16
彼
かれ
らはギレアデとバシヤンと
其
その
郷里
むらざと
とシヤロンの
諸
しよ
郊地
かうち
に
住󠄃
すみ
て
地
ち
を
其
その
四方
よも
の
境
さかひ
に
及
およ
ぼせり
17
是等
これら
はみなユダの
王
わう
ヨタムの
世
よ
とイスラエルの
王
わう
ヤラベアムの
世
よ
に
系譜
けいふ
に
載
のせ
たるなり
18
ルベンの
子孫
しそん
とガド
人
びと
とマナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
には
出
いで
て
戰
たゝか
ふべき
者
もの
四
萬
まん
四
千
せん
七
百
ひやく
六十
人
にん
あり
皆
みな
勇士
ゆうし
にして
能
よ
く
楯
たて
と
矛
ほこ
とを
執
と
り
善
よ
く
弓
ゆみ
を
彎
ひ
きかつ
善
よく
戰
たゝか
ふ
者
もの
なり
19
彼等
かれら
ハガリ
人
びと
およびヱトル、ネフシ、ノダブ
等
など
と
戰爭
いくさ
しけるが
20
助力
たすけ
をかうむりて
攻擊
せめうち
たればハガリ
人
びと
および
之
これ
と
偕
とも
なりし
者等
ものども
みな
彼
かれ
らの
手
て
におちいれり
是
こ
は
彼
かれ
ら
陣
ぢん
中
ちう
にて
神
かみ
を
呼
よ
びこれを
賴
たの
みしによりて
神
かみ
これを
聽
きゝ
いれたまひしが
故
ゆゑ
なり
21
かくて
彼
かれ
らその
家畜
かちく
を
奪
うば
ひとりしに
駱駝
らくだ
五
萬
まん
羊
ひつじ
二十五
萬
まん
驢馬
ろば
二
千
せん
あり
人
ひと
十
萬
まん
ありき
22
またころされて
倒
たふ
れたる
者
もの
衆
おほ
しその
戰爭
たたかひ
神
かみ
に
由
よれ
るがゆゑなり
而
しか
して
彼
かれ
らはこれが
地
ち
に
代
かは
りて
住󠄃
すみ
その
擄
とらへ
移
うつ
さるる
時
とき
におよべり
742㌻
23
マナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
人々
ひと〴〵
はこの
地
ち
に
住󠄃
す
み
殖
ふえ
蔓
ひろが
りてつひにバシヤンよりバアルヘルモン、セニルおよびヘルモン
山
やま
まで
地
ち
をおよぼせり
24
その
宗家
そうけ
の
長
ちやう
は
左
さ
のごとし
即
すなは
ちエペル、イシ、エリエル、アズリエル、ヱレミヤ、ホダヤ、ヤデエル
是
これ
みなその
宗家
そうけ
の
長
ちやう
にして
名
な
ある
大勇士
だいゆうし
なりき
25
彼等
かれら
その
先祖
せんぞ
等
たち
の
神
かみ
にむかひて
罪
つみ
を
犯
をか
し
曾
かつ
て
彼等
かれら
の
前󠄃
まへ
に
神
かみ
の
滅
ほろ
ぼしたまひし
國
くに
の
民等
たみども
の
神
かみ
を
慕
した
ひてこれと
姦淫
かんいん
したれば
〘571㌻〙
26
イスラエルの
神
かみ
アッスリヤの
王
わう
ブルの
心
こゝろ
を
振
ふり
興
おこ
しまたアッスリヤの
王
わう
テグラテビレセルの
心
こゝろ
を
振
ふり
興
おこ
したまへり
彼
かれ
つひにルベン
人
びと
とガド
人
びと
とマナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
とを
擄
とら
へゆきこれをハウラとハボルとハラとゴザンの
河
かは
の
邊
ほとり
とに
移
うつ
せり
彼等
かれら
は
今日
こんにち
まで
其處
そこ
にあり
第6章
1
レビの
子等
こら
はゲルシヨン、コハテ、メラリ
2
コハテの
子等
こら
はアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル
3
アムラムの
子等
こら
はアロン、モーセ、ミリアム、アロンの
子等
こら
はナダブ、アビウ、エレアザル、イタマル
4
エレアザル、ピネハスを
生
う
み ピネハス、アビシユアを
生
う
み
5
アビシユア、ブツキを
生
う
み ブツキ、ウジを
生
う
み
6
ウジ、ゼラヒヤを
生
う
み ゼラヒヤ、メラヨテを
生
う
み
7
メラヨテ、アマリヤを
生
う
み アマリヤ、アヒトブを
生
う
み
8
アヒトブ、ザドクを
生
う
み ザドク、アヒマアズを
生
う
み
9
アヒマアズ、アザリヤを
生
う
み アザリヤ、ヨハナンを
生
う
み
10
ヨハナン、アザリヤを
生
うめ
り
此
これ
アザリヤはヱルサレムなるソロモンの
建
たて
たる
宮
みや
にて
祭司
さいし
の
職
つとめ
をなせし
者
もの
なり
11
アザリヤ、アマリヤを
生
う
み アマリヤ、アヒトブを
生
う
み
12
アヒトブ、ザドクを
生
う
み ザドク、シヤルムを
生
う
み
13
シヤルム、ヒルキヤを
生
う
み ヒルキヤ、アザリヤを
生
う
み
14
アザリヤ、セラヤを
生
う
み セラヤ、ヨザダクを
生
う
む
743㌻
15
ヨザダグはヱホバ、ネブカデネザルの
手
て
をもてユダおよびヱルサレムの
人
ひと
を
擄
とら
へうつしたまひし
時
とき
に
擄
とら
へられて
徃
ゆけ
り
16
レビの
子等
こら
はゲルシヨン、コハテおよびメラリ
17
ゲルシヨンの
子等
こら
の
名
な
は
左
さ
のごとしリブニおよびシメイ
18
コハテの
子等
こら
はアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル
19
メラリの
子等
こら
はマヘリおよびムシ、レビ
人
びと
の
宗族
やから
はその
宗家
そうけ
によれば
是
かく
のごとし
20
ゲシヨンの
子
こ
はリブニ その
子
こ
はヤハテ その
子
こ
はジンマ
21
その
子
こ
はヨア その
子
こ
はイド その
子
こ
はゼラ その
子
こ
はヤテライ
22
コハテの
子
こ
はアミナダブ その
子
こ
はコラ その
子
こ
はアシル
23
その
子
こ
はエルカナ その
子
こ
はエビアサフ その
子
こ
はアシル
24
その
子
こ
はタハテ その
子
こ
はウリエル その
子
こ
はウジヤ その
子
こ
はシヤウル
25
エルカナの
子等
こら
はアマサイおよびアヒモテ
26
エルカナについてはエルカナの
子
こ
はゾバイ その
子
こ
はナハテ
27
その
子
こ
はエリアブ その
子
こ
はヱロハム その
子
こ
はエルカナ
28
サムエルの
子等
こら
は
長子
うひご
はヨエル
次
つぎ
はアビヤ
〘572㌻〙
29
メラリの
子
こ
はマヘリ その
子
こ
はリブニ その
子
こ
はシメイ その
子
こ
はウザ
30
その
子
こ
はシメア その
子
こ
はハギヤ その
子
こ
はアサヤなり
31
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
安置
あんち
せし
後
のち
ダビデ
左
さ
の
人々
ひと〴〵
を
立
たて
てヱホバの
家
いへ
にて
謳歌
うたうたふ
事
こと
を
司
つかさ
どらせたり
32
彼等
かれら
は
集會
しふうくわい
の
幕屋
まくや
の
住󠄃所󠄃
じうしよ
の
前󠄃
まへ
にて
謳歌
うたうたふ
事
こと
をおこなひ
來
きた
りしがソロモン、ヱルサレムにヱホバの
室
いへ
を
建
たつ
るにおよびその
次序
ついで
に
循
したが
ひてその
職
しよく
をつとめたり
33
立
たち
て
奉事
つとめ
をなせるものおよびその
子等
こら
は
左
さ
のごとしコハテの
子等
こら
の
中
うち
ヘマンは
謳歌師
うたうたひの
長
をさ
たり ヘマンはヨルの
子
こ
ヨエルはサムエルの
子
こ
34
サムエルはエルカナの
子
こ
エルカナはヱロハムの
子
こ
ヱロハムはエリエルの
子
こ
エリエルはトアの
子
こ
35
トアはヅフの
子
こ
ヅフはエルカナの
子
こ
エルカナはマハテの
子
こ
マハテはアマサイの
子
こ
744㌻
36
アマサイはヱルカナの
子
こ
エルカナはヨエルの
子
こ
ヨエルはアザリヤの
子
こ
アザリヤはゼパニヤの
子
こ
37
ゼパニヤはタハテの
子
こ
タハテはアシルの
子
こ
アシルはエビアサフの
子
こ
エビアサフはコラの
子
こ
38
コラはイヅハルの
子
こ
イヅハルはコハテの
子
こ
コハテはレビの
子
こ
レビはイスラエルの
子
こ
なり
39
ヘマンの
兄弟
きやうだい
アサフ、ヘマンの
右
みぎ
に
立
たて
り アサフはベレキヤの
子
こ
ベレキヤはシメアの
子
こ
40
シメアはミカエルの
子
こ
ミカエルはバアセヤの
子
こ
バアセヤはマルキヤの
子
こ
41
マルキヤはエテニの
子
こ
エテニはゼラの
子
こ
ゼラはアダヤの
子
こ
42
アダヤはエタンの
子
こ
エタンはジンマの
子
こ
ジンマはシメイの
子
こ
43
シメイはヤハテの
子
こ
ヤハテはゲルシヨンの
子
こ
ゲルシヨンはレビの
子
こ
なり
44
また
彼
かれ
らの
兄弟
きやうだい
なるメラリ
人等
びとら
その
左
ひだり
に
立
たて
り
其
その
中
うち
のエタンはキシの
子
こ
なり キシはアブデの
子
こ
アブデはマルクの
子
こ
45
マルクはハシヤビヤの
子
こ
ハシヤビヤはアマジヤの
子
こ
アマジヤはヒルキヤの
子
こ
46
ヒルキヤはアムジの
子
こ
アムジはバニの
子
こ
バニはセメルの
子
こ
47
セメルはマヘリの
子
こ
マヘリはムシの
子
こ
ムシはメラリの
子
こ
メラリはレビの
子
こ
なり
48
彼
かれ
らの
兄弟
きやうだい
なるレビ
人
びと
等
ら
は
神
かみ
の
室
いへ
の
幕屋
まくや
の
諸
もろ〳〵
の
職
つとめ
に
任
にん
ぜられたり
49
アロンおよびその
子等
こら
は
燔祭
はんさい
の
壇
だん
と
香
かう
壇
だん
の
上
うへ
に
物
もの
を
献
さゝ
ぐることを
司
つかさ
どりまた
至聖󠄄所󠄃
いときよきところ
の
諸
もろ〳〵
の
工
わざ
をなし
且
かつ
イスラエルのために
贖
あがなひ
をなすことを
司
つかさ
どれり
凡
すべ
て
神
かみ
の
僕
しもべ
モーセの
命
めい
じたるごとし
50
アロンの
子孫
しそん
は
左
さ
のごとし アロンの
子
こ
はエレアザル その
子
こ
はピネハス その
子
こ
はアビシユア
51
その
子
こ
はブツキ その
子
こ
はウジ その
子
こ
はゼラヒヤ
〘573㌻〙
52
その
子
こ
はメラヨテ その
子
こ
はアマリヤ その
子
こ
はアヒトブ
53
その
子
こ
はザドク その
子
こ
はアヒマアズ
54
アロンの
子孫
しそん
の
住󠄃
すみ
處
どころ
は
四方
よも
の
境
さかひ
の
內
うち
にありその
閭里
さと
に
循
したが
ひていはば
左
さ
の
如
ごと
し
先
まづ
コハテ
人
びと
の
宗族
やから
が
籤
くじ
によりて
得
え
たるところは
是
これ
なり
55
すなはちユダの
地
ち
の
中
うち
よりはヘブロンとその
周󠄃圍
まはり
の
郊地
かうち
を
得
え
たり
56
但
たゞ
しその
邑
まち
の
田野
たはた
と
村々
むら〳〵
はヱフンネの
子
こ
カレブに
歸
き
せり
745㌻
57
すなはちアロンの
子孫
しそん
の
得
え
たる
邑
まち
は
逃󠄄遁
のがれの
邑
まち
なるヘブロン、リブナとその
郊地
かうち
ヤツテルおよびエシテモアとそれらの
郊地
かうち
58
ホロンとその
郊地
かうち
デビルとその
郊地
かうち
59
アシヤンとその
郊地
かうち
ベテシメシとその
郊地
かうち
なり
60
またベニヤミンの
支派
わかれ
の
中
うち
よりはゲバとその
郊地
かうち
アレメテとその
郊地
かうち
アナトテとその
郊地
かうち
を
得
え
たり
彼
かれ
らの
邑
まち
はその
宗族
やから
の
中
うち
に
都合
あはせて
十三ありき
61
またコハテの
子孫
しそん
の
支派
わかれ
の
中
うち
此
この
他
ほか
なる
者
もの
はかの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
中
うち
即
すなは
ちマナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
中
うち
より
籤
くじ
によりて
十
とを
の
邑
まち
を
得
え
たり
62
またゲルシヨンの
子孫
しそん
の
宗族
やから
はイツサカルの
支派
わかれ
アセルの
支派
わかれ
ナフタリの
支派
わかれ
及
およ
びバシヤンなるマナセの
支派
わかれ
の
中
うち
より十三の
邑
まち
を
得
え
たり
63
またメラリの
子孫
しそん
の
宗族
やから
はルベンの
支派
わかれ
ガドの
支派
わかれ
およびゼブルンの
支派
わかれ
の
中
うち
より
籤
くじ
によりて十二の
邑
まち
を
得
え
たり
64
イスラエルの
子孫
しそん
は
邑
まち
とその
郊地
かうち
とをレビ
人
びと
に
與
あた
へたり
65
即
すなは
ちユダの
子孫
しそん
の
支派
わかれ
とシメオンの
子孫
しそん
の
支派
わかれ
とベニヤミンの
子孫
しそん
の
支派
わかれ
の
中
うち
よりして
此
こゝ
に
名
な
を
擧
あげ
たる
是等
これら
の
邑
まち
を
籤
くじ
によりて
之
これ
に
與
あた
へたり
66
コハテの
子孫
しそん
の
宗族
やから
はまたエフライムの
支派
わかれ
の
中
うち
よりも
邑
まち
を
得
え
てその
領地
りやうち
となせり
67
即
すなは
ちその
得
え
たる
逃󠄄遁
のがれの
邑
まち
はエフライム
山
やま
のシケムとその
郊地
かうち
およびゲゼルとその
郊地
かうち
68
ヨクメアムとその
郊地
かうち
ベテホロンとその
郊地
かうち
69
アヤロンとその
郊地
かうち
ガテリンモンとその
郊地
かうち
なり
70
またマナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
中
うち
よりはアネルとその
郊地
かうち
ビレアムとその
郊地
かうち
是
これ
みなコハテの
子孫
しそん
の
遺󠄃
のこ
れる
宗族
やから
に
歸
き
せり
71
ゲルシヨンの
子孫
しそん
に
歸
き
せし
者
もの
はマナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
宗族
やから
の
中
うち
よりはバシヤンのゴランとその
郊地
かうち
アシタロテとその
郊地
かうち
72
イツサカルの
支派
わかれ
の
中
うち
よりはゲデシとその
郊地
かうち
ダベラテとその
郊地
かうち
73
ラモテとその
郊地
かうち
アネムとその
郊地
かうち
746㌻
74
アセル
支派
わかれ
の
中
うち
よりはミシアルとその
郊地
かうち
アブドンとその
郊地
かうち
75
ホコクとその
郊地
かうち
レホブとその
郊地
かうち
76
ナフタリの
支派
わかれ
の
中
うち
よりはガリラヤのゲデシとその
郊地
かうち
ハンモンとその
郊地
かうち
キリアタイムとその
郊地
かうち
〘574㌻〙
77
比
この
外
ほか
の
者
もの
すなはちメラリの
子孫
しそん
に
歸
き
せし
者
もの
はゼブルンの
支派
わかれ
の
中
うち
よりはリンモンとその
郊地
かうち
タボルとその
郊地
かうち
78
ヱリコに
對
たい
するヨルダンの
彼旁
かなた
すなはちヨルダンの
東
ひがし
においてルベンの
支派
わかれ
の
中
うち
よりは
曠野
あれの
のベゼルとその
郊地
かうち
ヤザとその
郊地
かうち
79
ケデモテとその
郊地
かうち
メバアテとその
郊地
かうち
80
ガドの
支派
わかれ
の
中
うち
よりはギレアデのラモテとその
郊地
かうち
マハナイムとその
郊地
かうち
81
ヘシボンとその
郊地
かうち
ヤゼルとその
郊地
かうち
第7章
1
イツサカルの
子等
こら
はトラ、プワ、ヤシユブ、シムロムの四
人
にん
2
トラの
子等
こら
はウジ、レバヤ、ヱリエル、ヤマイ、ヱブサム、サムエル
是
これ
みなトラの
子
こ
にして
宗家
そうけ
の
長
ちやう
なり
其
その
子孫
しそん
の
大勇士
だいゆうし
たる
者
もの
はダビデの
世
よ
にはその
數
かず
二
萬
まん
二
千
せん
六
百
ぴやく
人
にん
なりき
3
ウジの
子
こ
はイズラヒヤ、イズラヒヤの
子等
こら
はミカエル、オバデヤ、ヨエル、イツシヤの五
人
にん
是
これ
みな
長
かしら
たる
者
もの
なりき
4
その
宗家
そうけ
によればその
子孫
しそん
の
中
うち
に
軍旅
ぐんりよ
の
士
し
卒
そつ
三
萬
まん
六
千
せん
人
にん
ありき
是
こ
は
彼等
かれら
妻
つま
子
こ
を
衆
おほ
く
有
もち
たればなり
5
イツサカルの
諸
すべて
の
宗族
やから
の
中
うち
なるその
兄弟
きやうだい
等
たち
すなはち
名
な
簿
ふみ
に
記載
のせ
たる
大勇士
だいゆうし
は
都合
あはせて
八
萬
まん
七
千
せん
人
にん
6
ベニヤミンの
子等
こら
はベラ、ベケル、ヱデアエルの三
人
にん
7
ベラの
子等
こら
はエヅボン、ウジ、ウジエル、ヱレモテ、イリの五
人
にん
皆
みな
その
宗家
そうけ
の
長
ちやう
なりその
名
な
簿
ふみ
に
記載
のせ
たる
大勇士
だいゆうし
は二
萬
まん
二
千
せん
三十四
人
にん
8
ベケルの
子等
こら
はセミラ、ヨアシ、エリエゼル、エリオエナイ、オムリ、ヱレモテ、アビヤ、アナトテ、アラメテ
是
これ
みなベケルの
子等
こら
にして
宗家
そうけ
の
長
ちやう
なり
9
その
子孫
しそん
の
中
うち
名
な
簿
ふみ
に
記載
のせ
たる
大勇士
だいゆうし
は二
萬
まん
二
百
ひやく
人
にん
なりき
10
またヱデアエルの
子
こ
はビルハン、ビルハンの
子等
こら
はヱウシ、ベニヤミン、エホデ、ケナアナ、ゼタン、タルシシ、アビシヤハル
747㌻
11
是
これ
みなヱデアエルの
子
こ
にして
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たりきその
子孫
しそん
の
中
うち
に
能
よ
く
陣
ぢん
にのぞみて
戰
たゝか
ふ
大勇士
だいゆうし
一
萬
まん
七
千
せん
二
百
ひやく
人
にん
ありき
12
またイリの
子等
こら
はシユパムおよびホパム、またアヘラの
子
こ
はホシム
13
ナフタリの
子等
こら
はヤジエル、グニ、ヱゼル、シヤルム
是
これ
みなビルハの
產
うめ
る
子
こ
なり
14
マナセの
子等
こら
はその
妻
つま
の
產
うめ
る
者
もの
はアシリエルその
妾
そばめ
なるスリアの
女
をんな
の
產
うめ
る
者
もの
はギレアデの
父󠄃
ちゝ
マキル
15
マキルはホパムとシユバムの
妹
いもうと
名
な
はマアカとい
者
もの
を
妻
つま
に
娶
めと
れりその
次
つぎ
の
者
もの
はゼロペハデといふゼロペハデには
女子
によし
ありしのみ
16
マキルの
妻
つま
マアカ
男子
なんし
を
產
うみ
てその
名
な
をペレシとよべりその
弟
おとうと
の
名
な
はシヤレシ、シヤレシの
子等
こら
はウラムおよびラケム
〘575㌻〙
17
ウラムの
子
こ
はベダン
是等
これら
はマナセの
子
こ
マキルの
子
こ
なるギレアデの
子等
こら
なり
18
その
妹
いもうと
ハンモレケテはイシホデ、アビエゼル、マヘラを
產
うめ
り
19
セミダの
子等
こら
はアヒアン、シケム、リキ、アニヤム
20
エフライムの
子
こ
はシユテラ その
子
こ
はベレデ その
子
こ
はタハテ その
子
こ
はエラダ その
子
こ
はタハテ
21
その
子
こ
はザバデ その
子
こ
はシユテラ エゼルとエレアデはガテの
土人
どじん
等
ら
これを
殺
ころ
せり
其
そ
は
彼
かれ
ら
下
くだ
りゆきてこれが
家畜
かちく
を
奪
うば
はんとしたればなり
22
その
父󠄃
ちゝ
エフライムこれがために
哀
かなし
むこと
日
ひ
久
ひさ
しかりければその
兄弟
きやうだい
等
たち
きたりてこれを
慰
なぐ
さめたり
23
かくて
後
のち
エフライムその
妻
つま
の
所󠄃
ところ
にいりけるに
胎
はら
みて
男子
なんし
を
生
うみ
たればその
名
な
をベリア(
災難
わざはひ
)ごとなづけたりその
家
いへ
に
災難
わざはひ
ありたればなり
24
エフライムの
女子
むすめ
セラは
上
かみ
下
しも
のベテホロンおよびウゼンセラを
建
たて
たり
25
ベリアの
子
こ
はレバおよびレセフ その
子
こ
はテラ その
子
こ
はタハン
26
その
子
こ
はラダン その
子
こ
はアミホデ その
子
こ
はエリシヤマ
27
その
子
こ
はヌン その
子
こ
はヨシユア
748㌻
28
エフライムの
子孫
しそん
の
產業
さんげふ
と
住󠄃處
すまひどころ
はベテルとその
郷里
むらざと
また
東
ひがし
の
方
かた
にてはナアラン
西
にし
の
方
かた
にてはゲゼルとその
郷里
むらざと
またシケムとその
郷里
むらざと
およびアワとその
郷里
むらざと
29
またマナセの
子孫
しそん
の
國
くに
境
ざかひ
に
沿
そふ
てはベテシヤンとその
郷里
むらざと
タアナクとその
郷里
むらざと
メギドンとその
郷里
むらざと
ドルとその
郷里
むらざと
なり イスラエルの
子
こ
ヨセフの
子孫
しそん
は
是等
これら
の
處
ところ
に
住󠄃
すめ
り
30
アセルの
子等
こら
はイムナ、イシワ、ヱスイ、ベリアおよびその
姉妹
しまい
セラ
31
ベリアの
子等
こら
はヘベルおよびマルキエル、マルキエルはビルザヒテの
父󠄃
ちゝ
なり
32
ヘベルはヤフレテ、シヨメル、ホタムおよびその
姉妹
しまい
シユワを
生
うめ
り
33
ヤフレテの
子等
こら
はバサク、ビムハル、アシワテ、ヤフレテの
子等
こら
は
是
かく
のごとし
34
シヨメルの
子等
こら
はアヒ、ロガ、ホバおよびアラム
35
シヨメルの
兄弟
きやうだい
ヘレムの
子等
こら
はゾバ、イムナ、シレン、アマル
36
ゾバの
子等
こら
はスア、ハルネペル、シユアル、ベリ、イムラ
37
ベゼル、ホド、シヤンマ、シルシヤ、イテラン、ベエラ
38
ヱテルの
子等
こら
はヱフンネ、ピスパおよびアラ
39
ウラの
子等
こら
はアラ、ハニエルおよびリヂア
40
是
これ
みなアセルの
子孫
しそん
にして
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たり
挺出
ぬきんで
たる
大勇士
だいゆうし
たり
將
しやう
官
くわん
の
長
かしら
たりきその
名
な
簿
ふみ
に
記載
のせ
たる
能
よ
く
陣
ぢん
にのぞみて
戰
たゝか
ふ
者
もの
二
萬
まん
六
千
せん
人
にん
あり
〘576㌻〙
第8章
1
ベニヤミンの
生
うめ
る
者
もの
は
長子
うひご
はベラ その
次
つぎ
はアシベル その三はアハラ
2
その四はアハ その五はラパ
3
ベラの
子等
こら
はアダル、ゲラ、アビウデ
4
アビシユア、ナアマン、アホア
5
ゲラ、シフパム、ヒラム
6
エホデの
子等
こら
は
左
さ
のごとし
是等
これら
はゲバの
民
たみ
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
なり
是
これ
はマナハテに
移
うつ
されたり
7
すなはちナアマンおよびアヒヤとともにゲラこれを
移
うつ
せるなりエホデの
子等
こら
はすなはちウザとアヒウデ
是
これ
なり
8
シヤハライムはその
妻
つま
ホシムとバアラを
去
さり
し
後
のち
モアブの
國
くに
においてまた
子等
こども
を
擧
まう
けたり
9
彼
かれ
がその
妻
つま
ホデシによりて
擧
まう
けたる
子等
こら
はヨバブ、ヂビア、メシヤ、マルカム
749㌻
10
ヱウツ、シヤキヤおよびミルマ
是
これ
その
子等
こら
にして
宗家
そうけ
の
長
ちやう
なり
11
彼
かれ
またホシムによりてアビトブとエルパアルを
擧
まう
けたり
12
エルパアルの
子等
こら
はエベル、ミシヤムおよびシヤメル
彼
かれ
はオノとロドとその
郷里
むらざと
を
建
たて
たる
者
もの
なり
13
またベリア、シマあり
是等
これら
はアヤロンの
民
たみ
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たる
者
もの
にしてガテの
民
たみ
を
逐󠄃
おひ
はらへり
14
またアヒオ、シヤシヤク、エレモテ
15
ゼバデヤ、アラデ、アデル
16
ミカエル、イシパ、ヨハ
是等
これら
はベリアの
子等
こら
なり
17
ゼバデヤ、メシユラム、ヘゼキ、ヘベル
18
イシメライ、ヱズリア、ヨバブ
是等
これら
はエルパアルの
子等
こら
なり
19
ヤキン、ジクリ、ザベデ
20
エリエナイ、チルタイ、エリエル
21
アダヤ、ベラヤ、シムラテ
是等
これら
はシマの
子等
こら
なり
22
イシパン、へベル、エリエル
23
アブドン、ジクリ、ハナン
24
ハナニヤ、エラム、アントテヤ
25
イペデヤ、ペヌエル
是等
これら
はシヤシヤタの
子等
こら
なり
26
シヤムセライ、シハリア、アタリヤ
27
ヤレシヤ、エリヤ、ジクリ
是等
これら
はヱロハムの
子等
こら
なり
28
是等
これら
は
歷代
れきだい
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
にして
首
かしら
たるものなり
是
これ
らはエルサレムに
住󠄃
すみ
たり
29
ギベオンの
祖
そ
はギベオンに
住󠄃
すめ
りその
妻
つま
の
名
な
はマアカといふ
30
その
長子
うひご
はアブドン、
次
つぎ
はツル、キシ、バアル、ナダブ
31
ゲドル、アヒオ、ザケル
32
ミクロテはシメアを
生
うめ
り
是等
これら
も
又󠄂
また
その
兄弟
きやうだい
等
たち
とともにヱルサレムに
住󠄃
すみ
てこれに
對
むか
ひ
居
をれ
り
33
ネル、キシを
生
う
み キシ、サウルを
生
う
みサウルはヨナタン、マルキシユア、アビナダプ、エシバアルを
生
うめ
り
34
ヨナタンの
子
こ
はメリバアル、メリバアル、ミカを
生
うめ
り
35
ミカの
子等
こら
はピトン、メレク、ダレア、アハズ
36
アハズはヱホアダを
生
う
み ヱホアダはアレメテ、アズマウテおよびジムリを
生
う
み ジムリはモザを
生
う
み
〘577㌻〙
37
モザはビネアを
生
うめ
り その
子
こ
はラパ その
子
こ
はニレアサ その
子
こ
はアゼル
38
アゼルには六
人
にん
の
子
こ
あり
其
その
名
な
は
左
さ
のごとしアズリカム、ボケル、イシマエル、シヤリヤ、オバデヤ、ハナン
是
これ
みなアゼルの
子
こ
なり
750㌻
39
その
兄弟
きやうだい
エセクの
子等
こら
の
長子
うひご
はウラムその
次
つぎ
はヱウンその三はエリペレテ
40
ウラムの
子等
こら
は
大勇士
だいゆうし
にして
善
よ
く
弓
ゆみ
を
射
い
る
者
もの
なりき
彼
かれ
は
孫
まご
子
こ
多
おほ
くして
百
ひやく
五十
人
にん
もありき
是
これ
みなベニヤミンの
子孫
しそん
なり
第9章
1
イスラエルの
人
ひと
は
皆
みな
名
な
簿
ふみ
に
記載
のせ
られたり
視
み
よ
是
これ
は
皆
みな
イスラエルの
列王
れつわう
紀
き
に
錄
しる
さるユダはその
罪
つみ
のためにバビロンに
擄
とら
へられてゆけり
2
その
產業
さんげふ
の
邑々
まち〳〵
に
最初
いやさき
に
住󠄃
すま
ひし
者
もの
にイスラエル
人
びと
祭司
さいし
等
ども
レビ
人
びと
およびネテニ
人等
びとら
なり
3
またヱルサレムにはユダの
子孫
しそん
ベニヤミンの
子孫
しそん
およびエフライムとマナセの
子孫
しそん
等
ら
住󠄃
すめ
り
4
即
すなは
ちユダの
子
こ
ペレヅの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはアミホデの
子
こ
ウタイ、アミホデはオムリの
子
こ
オムリはイムリの
子
こ
イムリはバニの
子
こ
なり
5
シロ
族
ぞく
の
中
うち
にてはシロの
長子
うひご
アサヤおよびその
他
ほか
の
子等
こら
6
ゼラの
子孫
しそん
の
中
うち
にてはユエルおよびその
兄弟
きやうだい
六
百
ぴやく
九十
人
にん
7
ベニヤミンの
子孫
しそん
の
中
うち
にてけハセヌアの
子
こ
ハダヤの
子
こ
なるメシユラムの
子
こ
サル
8
ヱロハムの
子
こ
イブニヤ、ミクリの
子
こ
なるウジの
子
こ
エラおよびイブニヤの
子
こ
リウエルの
子
こ
なるシパテヤの
子
こ
メシユラム
9
並
ならび
に
彼
かれ
らの
兄弟
きやうだい
等
ら
その
世系
せいけい
によれば
合
あは
せて九
百
ひやく
五十六
人
にん
是
これ
みなその
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たる
人々
ひと〴〵
なり
10
また
祭司
さいし
の
中
うち
にてはヱダヤ、ヨアリブ、ヤキン
11
およびヒルキヤの
子
こ
アザリヤ、ヒルキヤはメシユラムの
子
こ
メシユラムはザドクの
子
こ
ザドクはメラヨテの
子
こ
メラヨテはアヒトブの
子
こ
なり アザリヤは
神
かみ
の
室
いへ
の
宰
つかさ
たり
12
またヱロハムの
子
こ
アダヤ、ヱロハムはバシユルの
子
こ
バシユルはマルキヤの
子
こ
なり またアデエルの
子
こ
マアセヤ、アデエルはヤゼラの
子
こ
ヤゼラはメシユラムの
子
こ
メシユラムはメシレモテの
子
こ
メシレモテはインメルの
子
こ
なり
13
また
彼
かれ
らの
兄弟
きやうだい
等
たち
是等
これら
は
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たる
者
もの
にして
合
あは
せて一
千
せん
七
百
ひやく
六十
人
にん
あり
皆
みな
神
かみ
の
室
いへ
の
奉事
つとめ
をなすの
力
ちから
あるものなり
751㌻
14
レビ
人
びと
の
中
うち
にてはハシユブの
子
こ
シマヤ、ハシユブはアズリカムの
子
こ
アズリカムはハシヤビヤの
子
こ
是
これ
はメラリの
子孫
しそん
なり
15
またバクバツカル、ヘレシ、ガラルおよびアサフの
子
こ
ジクリの
子
こ
なるミカの
子
こ
マツタニヤ
16
ならびにヱドトンの
子
こ
ガラルの
子
こ
なるシマヤの
子
こ
オバデヤおよびエルカナの
子
こ
なるアサの
子
こ
ベレキヤ、エルカナはネトバ
人
びと
の
郷里
むらざと
に
住󠄃
すみ
たる
者
もの
なり
〘578㌻〙
17
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
はシヤルム、アツクブ、タルモン、アヒマンおよびその
兄弟
きやうだい
等
たち
にしてシヤレムその
長
かしら
たり
18
彼
かれ
は
今日
こんにち
まで
東
ひがし
の
方
かた
なる
王
わう
の
門
もん
を
守
まも
りをる
是等
これら
はレビの
子孫
しそん
の
營
えい
の
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
なり
19
コラの
子
こ
エビアサフの
子
こ
なるコレの
子
こ
シヤルムおよびその
父󠄃
ちゝ
の
家
いへ
の
兄弟
きやうだい
等
たち
などのコラ
人
びと
は
幕屋
まくや
の
門々
かど〳〵
を
守
まも
る
職務
つとめ
を
主
つかさ
どれりその
先祖
せんぞ
等
たち
はヱホバの
營
えい
の
傍
かたはら
にありてその
入
いり
口
くち
を
守
まも
れり
20
エレアザルの
子
こ
ピネハス
昔
むかし
彼
かれ
らの
主宰
つかさ
たりきヱホバ
彼
かれ
とともに
在
いま
せり
21
メシレミヤの
子
こ
ゼカリヤは
集會
しふくわい
の
幕屋
まくや
の
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
なりき
22
是
これ
みな
選󠄄
えら
ばれて
門
かど
を
守
まも
る
者
もの
にて
合
あは
せて二
百
ひやく
十二
人
にん
ありき
皆
みな
その
村々
むら〳〵
の
名
な
簿
ふみ
に
記載
のせ
たる
者
もの
なりしがダビデと
先見
せんけん
者
しや
サムエルこれをその
職
しよく
に
任
にん
じたり
23
彼等
かれら
とその
子孫
しそん
は
順番
かはりがはり
にヱホバの
室
いへ
すなはち
幕屋
まくや
の
門
もん
を
司
つかさ
どれり
24
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
は
西
にし
東
ひがし
北
きた
南
みなみ
の
四方
しはう
に
居
をれ
り
25
またその
村々
むら〳〵
に
居
を
る
兄弟
きやうだい
等
たち
は
七日
なぬか
ごとに
迭󠄃
かは
り
來
きた
りて
彼
かれ
らを
助
たす
けたり
26
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
の
長
かしら
たるこの
四
よ
人
にん
のレビ
人
びと
はその
職
しよく
にをりて
神
かみ
の
室
いへ
の
諸
もろ〳〵
の
室
いへ
と
府庫
くら
とを
司
つかさ
どれり
27
彼
かれ
らは
番守
まもり
をなす
身
み
なるに
因
より
て
神
かみ
の
室
いへ
の
四周󠄃
まはり
に
舍
やど
れり
而
しか
して
朝󠄃
あさ
ごとにこれを
開
ひら
くことをせり
28
その
中
うち
に
奉事
つとめ
の
器皿
うつはもの
を
司
つかさ
どる
者
もの
あり
是
これ
はその
數
かず
を
按
しら
べて
携
たづさ
へいりそり
數
かず
を
按
しら
べて
携
たづさ
へいだすべき
者
もの
なり
752㌻
29
またその
他
ほか
の
器皿
うつはもの
すなはち
聖󠄄所󠄃
きよきところ
の
一切
すべて
の
器皿
うつはもの
および
麥
むぎ
粉
こ
酒
さけ
油
あぶら
乳󠄃香
にうかう
香料
かうれう
を
司
つかさ
どる
者
もの
あり
30
また
祭司
さいし
の
徒
ともがら
の
中
うち
に
香料
かうれう
をもて
香膏
にほひあぶら
を
製
つく
る
者
もの
あり
31
コラ
人
びと
シヤルムの
長子
うひご
なるマツタテヤといふレビ
人
びと
は
鍋
なべ
にて
製
つく
るところの
物
もの
を
司
つかさ
どれり
32
またコハテ
人
びと
の
子孫
しそん
たるその
兄弟
きやうだい
等
たち
の
中
うち
に
供前󠄃
そなへ
のパンを
司
つかさ
どりて
安息日
あんそくにち
ごとにこれを
調
ととの
ふる
者等
ものども
あり
33
レビ
人
びと
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たる
是等
これら
の
者
もの
は
謳歌師
うたづかさ
にして
殿
みや
の
諸
もろ〳〵
の
室
へや
に
居
をり
て
他
ほか
の
職
つとめ
を
爲
なさ
ざりき
其
そ
は
日夜
にちや
その
職務
つとめ
にかかりをればなり
34
是等
これら
はレビ
人
びと
の
歷代
れきだい
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
にして
首長
をさ
たる
者
もの
なり
是等
これら
はヱルサレムに
住󠄃
すめ
り
35
ギベオンの
祖
そ
ヱヒエルはギベオンに
住󠄃
すめ
りその
妻
つま
の
名
な
はマアカといふ
36
その
長子
うひご
はアブドン
次
つぎ
はツル、キシ、バアル、ネル、ナダブ
37
ゲドル、アヒオ、ゼカリヤ、ミクロテ
38
ミクロテ、シメアムを
生
うめ
り
彼等
かれら
もその
兄弟
きやうだい
等
たち
とともにヱルサレムに
住󠄃
すみ
てその
兄弟
きやうだい
等
たち
と
相對
あひむか
ひ
居
をれ
り
39
ネルはキシを
生
う
み キシはサウルを
生
う
み サウルはヨナタン、マルキシユア、アビナダブおよびエシバアタを
生
うめ
り
〘579㌻〙
40
ヨナタンの
子
こ
はメリバアル、メリバアル、ミカを
生
うめ
り
41
ミカの
子等
こら
はピトン、メレク、タレアおよびアハズ
42
アハズはヤラを
生
う
み ヤラはアレメテ、アズマウテおよびジムリを
生
う
み ジムリはモザを
生
う
み
43
モザはピネアを
生
うめ
り ピネアの
子
こ
はレバヤ その
子
こ
はエレアサ その
子
こ
はアゼル
44
アゼルは六
人
にん
の
子
こ
ありきその
名
な
は
左
さ
のごとしアズリカム、ボケル、イシマエル、シヤリヤ、オバデヤ、ハナン
是等
これら
はアゼルの
子
こ
なり
第10章
1
茲
こゝ
にペリシテ
人
びと
イスラエルと
戰
たゝか
ひけるがイスラエルの
人々
ひと〴〵
はペリシテ
人
びと
の
前󠄃
まへ
より
逃󠄄
に
げギルボア
山
やま
に
殺
ころ
されて
倒
たふ
れたり
2
ペリシテ
人
びと
はサウルとその
子等
こら
を
追󠄃擊
おひうち
しかしてペリシテ
人
びと
サウルの
子
こ
ヨナタン、アビナダブおよびマルキシユアを
殺
ころ
せり
3
斯
かく
その
戰鬪
たたかひ
烈
はげ
しうしてサウルにおし
迫󠄃
せま
り
射手
いて
の
者等
ものども
つひにサウルに
追󠄃
おひ
つきければサウルは
射手
いて
の
者等
ものども
のために
惱
なや
めり
753㌻
4
サウル
是
こゝ
におひてその
武器
ぶき
を
執
と
る
者
もの
に
言
いひ
けるは
汝
なんぢ
の
劍
つるぎ
をぬき
其
それ
をもて
我
われ
を
刺
さ
せ
恐
おそ
らくはこの
割󠄅禮
かつれい
なき
者等
ものども
きたりて
我
われ
を
辱
はづか
しめんと
然
しか
るにその
武器
ぶき
を
執
と
る
者
もの
痛
いた
くおそれて
肯
うけが
はざりければサウルすなはちその
劍
つるぎ
をとりてその
上
うへ
に
伏
ふし
たり
5
武器
ぶき
を
執
と
る
者
もの
サウルの
死
しに
たるを
見
み
て
己
おのれ
もまた
劍
つるぎ
の
上
うへ
に
伏
ふし
て
死
しね
り
6
斯
かく
サウルとその三
人
にん
の
子等
こら
およびその
家族
かぞく
みな
共
とも
に
死
しね
り
7
谷
たに
に
居
を
るイスラエルの
人々
ひと〴〵
みな
彼
かれ
らの
逃󠄄
にぐ
るを
見
み
またサウルとその
子等
こら
の
死
しね
るを
見
み
てその
邑々
まち〳〵
を
棄
すて
て
逃󠄄
にげ
ければペリシテ
人
びと
來
きた
りてその
中
うち
に
住󠄃
すめ
り
8
明
あく
る
日
ひ
ペリシテ
人
びと
殺
ころ
されたる
者
もの
を
剝
はが
んとて
來
きた
りサウルとその
子等
こら
のギルボア
山
やま
にたふれをるを
見
み
9
すなはちサウルを
剝
はぎ
てその
首
くび
とその
鎧甲
よろひ
を
取
と
りペリシテの
國
くに
の四
方
はう
に
人
ひと
を
遣󠄃
つか
はしてこの
事
こと
をその
偶像
ぐうざう
と
民
たみ
に
吿
つげ
しめ
10
しかしてかれが
鎧甲
よろひ
をその
神
かみ
の
室
いへ
に
藏
をさ
め
彼
かれ
が
首
くび
をダゴンの
宮
みや
に
釘
うちつ
けたり
11
茲
こゝ
にペリシテ
人
びと
がサウルになしたる
事
こと
ことごとくヤベシギレアデ
中
ぢう
に
聞
きこ
えければ
12
勇士
ゆうし
等
ら
みな
起󠄃
おこ
りサウルの
體
からだ
とその
子等
こら
の
體
からだ
とを
奪
うば
ひ
取
とり
てこれをヤベシに
持
もち
きたりヤベシの
橡樹
かしのき
の
下
もと
にその
骨
ほね
を
葬
はうむ
りて
七日
なぬか
のあひだ
斷食󠄃
だんじき
せり
13
斯
かく
サウルはヱホバにむかひて
犯
をか
せし
罪
つみ
のために
死
しに
たり
即
すなは
ち
彼
かれ
はヱホバの
言
ことば
を
守
まも
らすまた
憑鬼者
くちよせ
に
問
とふ
ことを
爲
な
して
14
ヱホバに
問
とふ
ことをせざりしなり
是
こゝ
をもてヱホバかれを
殺
ころ
しその
國
くに
を
移
うつ
してヱツサイの
子
こ
ダビデに
與
あた
へたまへり
〘580㌻〙
第11章
1
茲
こゝ
にイスラエルの
人
ひと
みなヘブロンに
集
あつ
まりてダビデの
許
もと
に
詣
いた
り
言
いひ
けるは
我
われ
らは
汝
なんぢ
の
骨
こつ
肉
にく
なり
2
前󠄃
さき
にサウルが
王
わう
たりし
時
とき
にも
汝
なんぢ
はイスラエルを
率󠄃
ひき
ゐで
出入
でいり
する
者
もの
なりき
又󠄂
また
なんぢの
神
かみ
ヱホバ
汝
なんぢ
にむかひて
汝
なんぢ
はわが
民
たみ
イスラエルを
牧養󠄄
やしな
ふ
者
もの
となり
我民
わがたみ
イスラエルの
君
きみ
とならんと
言
いひ
たまへりと
3
斯
かく
イスラエルの
長老
としより
みなヘブロンにきたりて
王
わう
の
許
もと
にいたりければダビデ、ヘブロンにてヱホバの
前󠄃
まへ
に
彼
かれ
らと
契󠄅約
けいやく
をたてたり
彼
かれ
らすなはちダビデに
膏
あぶら
をそそぎてイスラエルの
王
わう
となしサムエルによりて
傳
つた
はりしヱホバの
言
ことば
のごとくせり
754㌻
4
かくてダビデはイスラエルの
人々
ひと〴〵
を
率󠄃
ひき
ゐてエルサレムに
徃
ゆけ
りヱルサレムは
即
すなは
ちヱブスなりその
國
くに
の
土人
どじん
ヱブス
人
びと
其處
そこ
に
居
をれ
り
5
是
こゝ
においてヱブスの
民
たみ
ダビデに
言
いひ
けるは
汝
なんぢ
は
此
こゝ
に
入
いる
べからずと
然
しか
るにダビデはシオンの
城
しろ
を
取
とれ
り
是
これ
すなはちダビデの
邑
まち
なり
6
この
時
とき
ダビデいひけるは
誰
たれ
にもあれ
第
だい
一にエブス
人
びと
を
擊
うち
やぶる
者
もの
を
首
かしら
となし
將
しやう
となさんと
斯
かく
てゼルヤの
子
こ
ヨアブ
先
せん
登
とう
して
首
かしら
となれり
7
ダビデその
城
しろ
に
住󠄃
すみ
たればこれをダビデの
邑
まち
と
稱
とな
へたり
8
ダビデまたその
邑
まち
の四
方
はう
すなはちミロ(
城塞
とりで
)より
內
うち
の四
方
はう
に
建築
たてもの
をなせり
邑
まち
の
中
うち
のその
餘
よ
の
處
ところ
はヨアブこれを
修理
つくろ
へり
9
斯
かく
てダビデはますます
大
おほい
になりゆけり
萬軍
ばんぐん
のヱホバこれとともに
在
いま
したればなり
10
ダビデが
有
もて
る
勇士
ゆうし
の
重
おも
なる
者
もの
は
左
さ
のごとし
是等
これら
はイスラエルの
一切
すべて
の
人
ひと
とともにダビデに
力
ちから
をそへて
國
くに
を
得
え
させ
終󠄃
つひ
にこれを
王
わう
となしてヱホバがイスラエルにつきて
宣
のたま
ひし
言
ことば
を
果
はた
せり
11
ダビデの
有
もて
る
勇士
ゆうし
の
數
かず
は
是
かく
のごとし
第
だい
一は三十
人
にん
の
長
かしら
たるハクモニ
人
びと
の
子
こ
ヤシヨベアム
彼
かれ
は
槍
やり
を
揮
ふる
ひて
一時
いちじ
に三
百
びやく
人
にん
を
衝
つき
殺
ころ
せし
事
こと
あり
12
彼
かれ
の
次
つぎ
はアホア
人
びと
ドドの
子
こ
エレアザルにして三
勇士
ゆうし
の
中
うち
なり
13
彼
かれ
ダビデとともにパスダミムに
在
あり
けるにペリシテ
人
びと
其處
そこ
に
集
あつま
りきて
戰
たゝか
へり
其處
そこ
に
大
おほ
麥
むぎ
の
滿
みち
たる
地
ち
一箇所󠄃
いつかしよ
あり
時
とき
に
民
たみ
ペリシテ
人
びと
の
前󠄃
まへ
より
逃󠄄
にげ
たりしが
14
彼
かれ
その
地所󠄃
ぢじよ
の
中
なか
に
踐
ふみ
とゞまり
之
これ
を
護
まも
りてペリシテ
人
びと
を
殺
ころ
せり
而
しか
してヱホバ
大
おほい
なる
拯救
すくひ
をほどこして
之
これ
を
救
すく
ひたまへり
15
三十
人
にん
の
長
かしら
なる三
人
にん
の
者
もの
アドラムの
洞穴󠄄
ほらあな
に
下
くだ
り
磐
いは
の
處
ところ
に
徃
ゆき
てダビデに
詣
いた
りし
事
こと
あり
時
とき
にペリシテ
人
びと
の
軍兵
ぐんぴやう
はレパイムの
谷
たに
に
陣
ぢん
どれり
16
その
時
とき
ダビデは
砦
とりで
に
居
を
りペリシテ
人
びと
の
鎭臺
ちんだい
兵
へい
はベテレヘムにありけるが
17
ダビデ
慕
した
ひ
望󠄇
のぞ
みて
言
いひ
けるは
誰
たれ
かベテレヘムの
門
もん
にある
井
ゐど
の
水
みづ
を
持
もち
來
きた
りて
我
われ
に
飮
のま
せよかし
〘581㌻〙
18
この三
人
にん
すなはちペリシテ
人
びと
の
軍兵
ぐんぴやう
の
中
なか
を
衝
つき
とほりてベテレヘムの
門
もん
にある
井
ゐど
の
水
みづ
を
汲
くみ
取
とり
てダビデの
許
もと
に
携
たづさ
へきたれり
然
され
どダビデこれを
飮
のむ
ことをせす
之
これ
をヱホバの
前󠄃
まへ
に
灌
そゝ
ぎて
755㌻
19
言
いひ
けるは
我
わが
神
かみ
よ
我
われ
決
きはめ
てこれを
爲
なさ
じ
我
われ
いかで
命
いのち
をかけし
此
この
三
人
にん
の
血
ち
を
飮
のむ
べけんやと
彼
かれ
らその
命
いのち
をかけて
之
これ
を
携
たづさ
へきたりたればなり
故
ゆゑ
にダビデこれを
飮
のむ
ことを
爲
せ
ざりき
此
この
三
勇士
ゆうし
は
是
これ
らの
事
こと
を
爲
なせ
り
20
ヨアブの
兄弟
きやうだい
アビシヤイは三
人
にん
の
長
かしら
たり
彼
かれ
は
槍
やり
を
揮
ふる
ひて三
百
びやく
人
にん
を
衝
つき
ころし三
人
にん
の
中
うち
に
名
な
を
得
え
たり
21
彼
かれ
は
第
だい
二の三
人
にん
の
中
うち
にて
尤
もつと
も
貴
たふと
くしてその
首
かしら
にせらる
然
され
ど
第
だい
一の三
人
にん
には
及
およ
ばざりき
22
ヱホヤダの
子
こ
カブジエルのベナヤは
勇氣
ゆうき
あり
衆多
おほく
の
功績
いさを
ありし
者
もの
なり
彼
かれ
はモアブのアリエルの
二人
ふたり
の
子
こ
を
擊
うち
殺
ころ
せりまた
雪󠄃
ゆき
の
日
ひ
に
下
くだ
りゆきて
穴󠄄
あな
の
中
なか
にて
獅子
しゝ
一匹
ひとつ
を
擊
うち
殺
ころ
せし
事
こと
ありき
23
彼
かれ
はまた
長身
みのたけ
五キユビト
程
ほど
なるエジプト
人
びと
を
殺
ころ
せりそのエジプト
人
びと
は
機織
はたおり
の
滕
ちぎり
のごとき
槍
やり
を
手
て
に
執
とり
をりしに
彼
かれ
は
杖
つゑ
をとりて
之
これ
が
許
もと
に
下
くだ
りゆきエジプト
人
びと
の
手
て
よりその
槍
やり
を
捩
もぎり
とりてその
槍
やり
をもて
之
これ
を
殺
ころ
せり
24
ヱホヤダの
子
こ
ベナヤ
是等
これら
の
事
こと
を
爲
な
し三
勇士
ゆうし
の
中
うち
に
名
な
を
得
え
たり
25
彼
かれ
は三十
人
にん
の
中
うち
にて
尊󠄅
たふと
かりしかども
第
だい
一の三
人
にん
には
及
およ
ばざりきダビデかれを
親兵
しんぺい
の
長
かしら
となせり
26
軍兵
ぐんぴやう
の
中
うち
の
勇士
ゆうし
はヨアブの
兄弟
きやうだい
アサヘル、ベテレヘムのドドの
子
こ
エルハナン
27
ハロデ
人
びと
シヤンマ、ペロニ
人
びと
ヘレヅ
28
テコア
人
びと
イツケシの
子
こ
イラ、アナトテ
人
びと
アビエゼル
29
ホシヤ
人
びと
シベカイ、アホア
人
びと
イライ
30
ネトパ
人
びと
マハライ、ネトパ
人
びと
バナアの
子
こ
ヘレデ
31
ベニヤミンの
子孫
しそん
のギベアより
出
いで
たるリバイの
子
こ
イツタイ、ピラトン
人
びと
ベナヤ
32
ガアシの
谷
たに
のホライ、アルバテ
人
びと
アビエル
33
バハルム
人
びと
アズマウテ、シヤルボニ
人
びと
エリヤバ
34
ギゾニ
人
びと
ハセム、ハラリ
人
びと
シヤゲの
子
こ
ヨナタン
35
ハラリ
人
びと
サカルの
子
こ
アヒアム、ウルの
子
こ
エリパル
756㌻
36
メケラ
人
びと
へペル、ペロニ
人
びと
アヒヤ
37
カルメル
人
びと
ヘヅライ、エズバイの
子
こ
ナアライ
38
ナタンの
兄弟
きやうだい
ヨエル、ハグリの
子
こ
ミブハル
39
アンモニ
人
びと
ゼレク、ゼルヤの
子
こ
ヨアブの
武器
ぶき
を
執
と
る
者
もの
なるベエロテ
人
びと
ナハライ
40
エテリ
人
びと
イラ、エテリ
人
びと
ガレブ
41
ヘテ
人
びと
ウリヤ、アヘライの
子
こ
ザバデ
42
ルベン
人
びと
シザの
子
こ
アデナ
是
これ
はルベン
人
びと
の
軍長
ぐんちやう
の
一人
ひとり
にして
從者
じうしや
三十
人
にん
を
率󠄃
ひき
ゐたり
43
マアカの
子
こ
ハナン、ミテニ
人
びと
ヨシヤバテ
〘582㌻〙
44
アシテラ
人
びと
ウジヤ、アロエル
人
びと
ホタンの
子等
こら
シヤマとヱイエル
45
デジ
人
びと
シムリの
子
こ
エデアエルおよびその
兄弟
きやうだい
ヨハ、
46
マハウ
人
びと
エリエル、エルナアムの
子等
こら
エリバイおよびヨシヤワヤ、モアブ
人
びと
イテマ
47
エリエル、オベデ、ソメバ
人
びと
ヤシエル
第12章
1
ダビデがキシの
子
こ
サウルの
故
ゆゑ
によりて
尙
なほ
チクラグに
閉
とぢ
こもり
居
をり
ける
時
とき
に
彼處
かしこ
にゆきてダビデに
就
つき
し
者
もの
は
左
さ
のごとしその
人々
ひと〴〵
は
勇士
ゆうし
の
中
うち
にしてダビデを
助
たす
けて
戰
たゝか
ひたる
者
もの
2
能
よ
く
弓
ゆみ
を
彎
ひ
き
右左
みぎひだり
の
手
て
を
用
もち
ゐて
善
よ
く
石
いし
を
投
な
げ
弓
ゆみ
矢
や
を
發
はな
つ
者
もの
なりしが
俱
とも
にベニヤミン
人
びと
にしてサウルの
宗族
やから
たり
3
首
かしら
はアヒエゼル
次
つぎ
はヨアシ
是
これ
らはギベア
人
びと
シマアの
子等
こら
なり
又󠄂
また
ヱジエルおよびペレテ
是
これ
らはアズマウラの
子等
こら
なり
又󠄂
また
ベラカおよびアナトテ
人
びと
ヱヒウ
4
またギベオン
人
びと
イシマヤ
彼
かれ
は三十
人
にん
の
中
うち
の
勇士
ゆうし
にして三十
人
にん
の
首
かしら
なり
又󠄂
また
エレミヤ、ヤハジエル、ヨハナン、ゲデラ
人
びと
ヨザバデ
5
エルザイ、エリモテ、ベアリヤ、シマリヤ、ハリフ
人
びと
シバテヤ
6
エルカナ、エシヤ、アザリエル、ヨエゼル、ヤシヨベアム
是等
これら
はコラ
人
びと
なり
7
またゲドルのエロハムの
子等
こら
たるヨエラおよひゼバデヤ
8
ガド
人
びと
の
中
うち
より
曠野
あらの
の
砦
とりで
に
脱
ぬけ
きたりてダビデに
歸
き
せし
者
もの
あり
是
これ
みな
大勇士
だいゆうし
にして
善
よく
戰
たゝ
かふ
軍人
いくさびと
能
よ
く
楯
たて
と
戈
ほこ
とをつかふ
者
もの
にてその
面
かほ
は
獅子
しゝ
の
面
かほ
のごとくその
捷
はや
きことは
山
やま
にをる
鹿
しか
のごとくなりき
9
その
首
かしら
はエゼルその二はオバデヤその三はエリアブ
757㌻
10
その四はミシマンナその五はヱレミヤ
11
その六はアツタイその六はエリエル
12
その八はヨハナンその九はエルザバデ
13
その十はヱレミヤその十一はマクバナイ
14
是等
これら
はガドの
人々
ひと〴〵
にして
軍旅
ぐんりよ
の
長
かしら
たりそ
最
もつと
も
小
ちひさ
き
者
もの
は百
人
にん
に
當
あた
りその
最
もつと
も
大
おほい
なる
者
もの
は千
人
にん
に
當
あた
れり
15
正月
しやうぐわつ
ヨルダンその
全󠄃
ぜん
岸
がん
に
溢󠄃
あふ
れたる
時
とき
に
是
これ
らの
者
もの
濟
わた
りゆきて
谷々
たに〴〵
に
居
を
る
者
もの
をことごとく
東西
とうざい
に
打
うち
奔
はし
らせたり
16
茲
こゝ
にベニヤミンとユダの
子孫
しそん
の
中
うち
の
人々
ひと〴〵
砦
とりで
に
來
きた
りてダビデに
就
つ
きけるに
17
ダビデこれを
出
いで
むかへ
應
こた
へて
之
これ
に
言
いひ
けるは
汝
なんぢ
ら
厚
あつき
志
こころざし
をもて
我
われ
を
助
たす
けんとて
來
きた
れるならば
我
わが
心
こゝろ
なんぢらと
相
あひ
結
むす
ばん
然
され
ど
汝
なんぢ
らもし
我
わが
手
て
に
惡
あし
きこと
有
あら
ざるに
我
われ
を
欺
あざむ
きて
敵
てき
に
付
わた
さんとせば
我
われ
らの
先祖
せんぞ
の
神
かみ
ねがはくは
之
これ
を
監
かんが
みて
責
せめ
たまへと
18
時
とき
に
聖󠄄靈
みたま
三十
人
にん
の
長
かしら
アマサイに
臨
のぞ
みて
彼
かれ
すなはち
言
いひ
けるはダビデよ
我
われ
らは
汝
なんぢ
に
屬
ぞく
すヱツサイの
子
こ
よ
我
われ
らは
汝
なんぢ
を
助
たす
けん
願
ねがは
くは
平󠄃安
へいあん
あれ
汝
なんぢ
にも
平󠄃安
へいあん
あれ
汝
なんぢ
を
助
たす
くる
者
もの
にも
平󠄃安
へいあん
あれ
汝
なんぢ
の
神
かみ
汝
なんぢ
を
助
たす
けたまふなりと
是
こゝ
においてダビデ
彼
かれ
らを
接
うけ
いれて
軍旅
ぐんりよ
の長
〘583㌻〙
19
前󠄃
さき
にダビデ、ペリシテ
人
びと
とともにサウルと
戰
たゝか
はんとて
攻
せめ
きたれる
時
とき
マナセ
人
びと
數人
すうにん
ダビデに
屬
つけ
り
但
たゞ
しダビデ
等
ら
は
遂󠄅
つひ
にペリシテ
人
びと
を
助
たす
けざりき
其
そ
はペリシテ
人
びと
の
君等
きみたち
あひ
謀
はか
り
彼
かれ
は
我
われ
らの
首級
くび
をもてその
主
しゆ
君
くん
サウルに
歸
かへ
らんと
言
いひ
て
彼
かれ
を
去
さら
しめたればなり
20
斯
かく
てダビデ、チクラグに
徃
ゆけ
る
時
とき
マナセ
人
びと
アデナ、ヨザバデ、ヱデアエル、ミカエル、ヨザバデ、エリウ、ヂルタイこれに
歸
き
せり
皆
みな
マナセ
人
びと
の千
人
にん
の
長
かしら
たる
者
もの
なりき
21
彼等
かれら
ダビデを
助
たす
けて
敵軍
てきぐん
に
當
あた
れり
彼
かれ
らは
皆
みな
大勇士
だいゆうし
にして
軍旅
ぐんりよ
の
長
かしら
となれり
22
當時
このころ
ダビデに
歸
き
して
之
これ
を
助
たす
くる
者
もの
日々
ひび
に
加
くは
はりて
終󠄃
つひ
に
大軍
たいぐん
となり
神
かみ
の
軍旅
ぐんりよ
のごとくなれり
758㌻
23
戰爭
いくさ
のために
身
み
をよろひヘブロンに
來
きた
りてダビデに
就
つ
きヱホバの
言
ことば
のごとくサウルの
國
くに
をダビデに
歸
き
せしめんとしたる
武士
もののふ
の
數
かず
は
左
さ
のごとし
24
ユダの
子孫
しそん
にして
楯
たて
と
戈
ほこ
とを
執
と
り
戰爭
いくさ
のために
身
み
をよろへる
者
もの
は六
千
せん
八
百
ぴやく
人
にん
25
シメオンの
子孫
しそん
にして
善
よく
戰
たゝ
かふ
大勇士
だいゆうし
は七
千
せん
一
百
ぴやく
人
にん
26
レビの
子孫
しそん
たる
者
もの
は四
千
せん
六
百
ぴやく
人
にん
27
ヱホヤダ、アロン
人
びと
を
率󠄃
ひき
ゐたり
之
これ
に
屬
ぞく
する
者
もの
は三
千
ぜん
七
百
ひやく
人
にん
28
またザドクといふ
年
とし
若
わか
き
勇士
ゆうし
ありきその
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たる
者
もの
二十二
人
にん
ありたり
29
サウルの
宗族
やから
ベニヤミンの
子孫
しそん
たる
者
もの
は三
千
ぜん
人
にん
是
これ
ベニヤミン
人
びと
は
多
おほ
くサウルの
家
いへ
に
尙
なほ
も
忠義
ちうぎ
を
盡
つく
しゐたればなり
30
エフライムの
子孫
しそん
たる
者
もの
は二
萬
まん
八
百
ぴやく
人
にん
皆
みな
大勇士
だいゆうし
にしてその
宗家
そうけ
の
名
な
ある
人々
ひと〴〵
たり
31
マナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
者
もの
は一
萬
まん
八
千
せん
人
にん
皆
みな
名
な
を
錄
しる
されたる
者
もの
なるが
來
きた
りてダビデを
王
わう
にたてんとす
32
イツサカルの
子孫
しそん
たる
者
もの
の
中
うち
より
善
よ
く
時勢
じせい
に
通󠄃
つう
じイスラエルの
爲
なす
べきことを
知
しれ
る
者
もの
きたれりその
首
かしら
二
百
ひやく
人
にん
ありその
兄弟
きやうだい
等
たち
は
皆
みな
これが
指揮
しき
にしたがへり
33
ゼブルンの
者
もの
は五
萬人
まんにん
皆
みな
よく
身
み
をよろひ
各種
さまざま
の
武器
ぶき
をもて
善
よ
く
戰鬪
たたかひ
をなし
一心
いつしん
に
行伍
そなへ
を
守
まも
る
者
もの
なりき
34
ナフタリの
者
もの
は
將
しやう
たる
者
もの
千
せん
人
にん
楯
たて
と
戈
ほこ
とを
執
とり
てこれに
從
したが
ふ
者
もの
三
萬
まん
七
千
せん
人
にん
35
ダン
人
びと
は二
萬
まん
八
千
せん
六
百
ぴやく
人
にん
にして
皆
みな
そなへを
守
まも
る
者
もの
なりき
36
アセルの
者
もの
は四
萬人
まんにん
にして
皆
みな
よく
陣
ぢん
にのぞみ
且
かつ
行伍
そなへ
を
守
まも
る
者
もの
なりき
37
またヨルダンの
彼旁
かなた
なるルベン
人
びと
とガド
人
びと
とマナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
者
もの
は十二
萬人
まんにん
みな
各種
さまざま
の
武器
ぶき
を
執
とり
て
戰爭
いくさ
にいづるに
勝󠄃
たふ
る
者
もの
なりき
〘584㌻〙
38
是等
これら
の
行伍
そなへ
を
守
まも
る
軍人
いくさびと
等
ら
眞實
まこと
の
心
こゝろ
を
懷
いだ
きてヘブロンに
來
きた
りダビデをもてイスラエル
全󠄃國
ぜんこく
の
王
わう
となさんとせり
其
その
餘
よ
のイスラエル
人
びと
もまた
心
こゝろ
を
一
ひとつ
にしてダビデを
王
わう
となさんとせり
39
彼
かれ
ら
彼處
かしこ
に
三日
みつか
をりてダビデとともに
食󠄃
くら
ひかつ
飮
のめ
り
其
そ
はその
兄弟
きやうだい
等
たち
これがために
備
そなへ
をなしたればなり
40
また
近󠄃
ちかき
處
ところ
の
者
もの
よりイツサカル、ゼブルンおよびナフタリの
者
もの
に
至
いた
るまでパンと
麥
むぎ
粉
こ
の
食󠄃物
くひもの
と
乾
ほし
無花果
いちじく
と
乾葡萄
ほしぶだう
と
酒
さけ
と
油
あぶら
等
など
を
驢馬
ろば
駱駝
らくだ
牛
うし
馬
むま
に
載
のせ
きたりかつ
牛
うし
羊
ひつじ
を
多
おほ
く
携
たづさ
へいたれり
是
これ
イスラエルみな
喜
よろこ
びたればなり
759㌻
第13章
1
茲
こゝ
にダビデ
千
せん
人
にん
の
長
かしら
百
ひやく
人
にん
の
長
かしら
などの
諸
しよ
將
しやう
とあひ
議
はか
り
2
而
しか
してダビデ、イスラエルの
全󠄃
ぜん
會衆
くわいしう
に
言
いひ
けるは
汝
なんぢ
らもし
之
これ
を
善
よし
とし
我
われ
らの
神
かみ
ヱホバこれを
允
ゆる
したまはば
我
われ
ら
徧
あまね
く
人
ひと
を
遣󠄃
つかは
してイスラエルの
各
かく
地
ち
に
留
とゞ
まれる
我
われ
らの
兄弟
きやうだい
ならびにその
諸
しよ
郊地
かうち
の
邑々
まち〳〵
にをる
祭司
さいし
とレビ
人
びと
とに
至
いた
らせ
之
これ
をして
我
われ
らの
所󠄃
ところ
に
集
あつ
まらしめん
3
而
しか
して
我
われ
らまた
我
われ
らの
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
我
われ
らの
所󠄃
ところ
に
移
うつ
さんサウルの
世
よ
には
我
われ
ら
之
これ
に
就
つき
て
詢
とふ
ことをせざりしなりと
4
會衆
くわいしう
みな
然
しか
すべしと
言
いへ
り
其
そ
は
民
たみ
みな
此事
このこと
を
善
よし
と
觀
み
たればなり
5
是
こゝ
においてダピデはキリアテヤリムより
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かき
きたらんとてエジプトのジホルよりハマテの
入
いり
口
くち
までのイスラエル
人
びと
をことごとく
召
めし
あつめ
6
而
しか
してダビデ、イスラエルの
一切
すべて
の
人
ひと
とともにバアラといふユダのキリアテヤリムに
上
のぼ
り
徃
ゆ
きケルビムの
上
うへ
に
坐
ざ
したまふヱホバ
神
かみ
の
名
な
をもて
稱
となへ
らるる
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
其處
そこ
より
舁
かき
のぼらんとし
7
乃
すなは
ち
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
新
あたら
しき
車
くるま
に
載
のせ
てアビナダブの
家
いへ
より
牽
ひき
いだしウザとアヒオその
車
くるま
を
御
ぎよ
せり
8
ダビデおよびイスラエルの
人
ひと
はみな
歌
うた
と
琴
こと
と
瑟
しつ
と
鼗鼓
つづみ
と
鐃鈸
ねうはち
と
喇叭
らつぱ
などを
以
もつ
て
力
ちから
をきはめ
歌
うた
をうたひて
神
かみ
の
前󠄃
まへ
に
踴
をど
れり
9
かくてキドンの
禾場
うちば
に
至
いた
れる
時
とき
ウザ
手
て
を
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
に
伸
のば
してこれを
扶
おさ
へたり
其
そ
は
牛
うし
これを
振
ふり
たればなり
10
ウザその
手
て
を
伸
のべ
て
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
につけたるによりてヱホバこれに
向
むか
ひて
忿怒
いかり
を
發
はつ
してこれを
擊
うち
たまびければ
其處
そこ
にて
神
かみ
の
前󠄃
まへ
に
死
しね
り
11
ヱホバ、ウザを
擊
うち
たまひしに
因
より
てダビデ
怒
いか
れり
其處
そのところ
は
今日
こんにち
までペレヅウザ(ウザ
擊
うち
)と
稱
とな
へらる
12
その
日
ひ
ダビデ
神
かみ
を
畏
おそ
れて
言
いへ
り
我
われ
なんぞ
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
我所󠄃
わがところ
に
舁
かき
ゆくべけんやと
13
ダビデその
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
己
おのれ
のところダビデの
城邑
まち
にうつさず
之
これ
を
轉
めぐ
らしてガテ
人
びと
オベデエドムの
家
いへ
に
舁
かき
いらしめたり
14
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
オベデエドムの
家
いへ
にありて
其
その
家族
かぞく
とともにおかかるること
三月
みつき
なりきヱホバ、オベデエドムの
家
いへ
とその
一切
すべて
の
所󠄃有
もちもの
を
祝福
めぐみ
たまへり
〘585㌻〙
760㌻
第14章
1
茲
こゝ
にツロの
王
わう
ヒラム
使者
つかひ
をダビデに
遣󠄃
つか
はし
之
これ
がために
家
いへ
を
建
たて
させんとて
香柏
かうはく
および
木匠
たくみ
と
石工
せきこう
をおくれり
2
ダビデはヱホバの
固
かた
く
己
おのれ
をたててイスラエルの
王
わう
となしたまへるを
曉
さと
れり
其
そ
はその
民
たみ
イスラエルの
故
ゆゑ
によりてその
國
くに
振
ふる
ひ
興
おこ
りたればなり
3
ダビデ、ヱルサレムにおいてまた
妻妾
さいせふ
を
納󠄃
いれ
たり
而
しか
してダビデまた
男子
むすこ
女子
むすめ
を
得
え
たり
4
そのヱルサレムにて
得
え
たる
子等
こら
の
名
な
は
左
さ
のごとしシヤンマ、シヨバブ、ナタン、ソロモン
5
イブハル、エリシユア、エルバレテ
6
ノガ、ネベグ、ヤピア
7
エリシヤマ、ベエリアダ、エリバレテ
8
茲
こゝ
にダビデの
膏
あぶら
そそがれてイスラエル
全󠄃國
ぜんこく
の
王
わう
となれる
事
こと
ペリシテ
人
びと
に
聞
きこ
えければペリシテ
人
びと
みなダビデを
獲
え
んとて
上
のぼ
れりダビデは
聞
きゝ
て
之
これ
に
當
あた
らんとて
出
いで
たりしが
9
ペリシテ
人
びと
すでに
來
きた
りてレバイムの
谷
たに
を
侵
をか
したりき
10
時
とき
にダビデ
神
かみ
に
問
とふ
て
言
いひ
けるは
我
われ
ペリシテ
人
びと
にむかひて
攻
せめ
上
のぼ
るべきや
汝
なんぢ
彼
かれ
らを
吾
わが
手
て
に
付
わた
し
給
たま
ふやヱホバ、ダビデに
言
いひ
たまひけるは
攻
せめ
上
のぼ
れ
我
われ
かれらを
汝
なんぢ
の
手
て
に
付
わた
さんと
11
是
こゝ
において
皆
みな
バアルベラジムに
上
のぼ
りゆきけるがダビデつひに
彼處
かしこ
にて
彼
かれ
らを
打敗
うちやぶ
り
而
しか
してダビデ
言
いへ
り
神
かみ
水
みづ
の
破壞
やぶ
り
出
いづ
るごとくに
我
わが
手
て
をもてわが
敵
てき
を
敗
やぶ
りたまへりと
是
こゝ
をもてその
處
ところ
の
名
な
をバアルペラジム(
破壞
やぶり
の
處
ところ
)と
呼
よ
ぶなり
12
彼
かれ
ら
其處
そこ
にその
神々
かみ〴〵
を
遺󠄃
すて
ゆきたればダビデ
命
めい
じて
火
ひ
をもてこれを
焚
やか
せたり
13
斯
かく
て
後
のち
ペリシテ
人
びと
復
また
谷
たに
を
侵
をか
しければ
14
ダビデまた
神
かみ
に
問
とふ
に
神
かみ
これに
言
いひ
たまひけるは
彼
かれ
らを
追󠄃
おひ
て
上
のぼ
るべからず
彼
かれ
らを
離
はな
れて
回
まは
りベカの
樹
き
の
方
かた
よりこれを
襲
おそ
へ
761㌻
15
汝
なんぢ
ベカの
樹
き
の
上
うへ
に
進󠄃行
あゆみ
の
音󠄃
おと
あるを
聞
きか
ば
即
すなは
ち
進󠄃
すゝ
んで
戰
たゝか
ふべし
神
かみ
汝
なんぢ
のまへに
進󠄃
すゝ
みいでペリシテ
人
びと
の
軍勢
ぐんぜい
を
擊
うち
たまふべければなりと
16
ダビデすなはち
神
かみ
の
己
おのれ
に
命
めい
じたまひし
如
ごと
くしてペリシテ
人
びと
の
軍勢
ぐんぜい
を
擊
うち
やぶりつつギベオンよりガゼルにまでいたれり
17
是
こゝ
においてダビデの
名
な
諸
もろ〳〵
の
國々
くに〴〵
に
聞
きこ
えわたりヱホバ
諸
もろ〳〵
の
國人
くにびと
に
彼
かれ
を
懼
おそ
れしめたまへり
第15章
1
ダビデはダビデの
邑
まち
の
中
うち
に
自己
おのれ
のために
家
いへ
を
建
た
て
又󠄂
また
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
のために
處
ところ
を
備
そな
へてこれがために
幕屋
まくや
を
張
はれ
り
2
而
しか
してダビデ
言
いひ
けるは
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かく
べき
者
もの
は
只
たゞ
レビ
人
びと
のみ
其
そ
はヱホバ
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かゝ
しめまた
己
おのれ
に
永
なが
く
事
つかへ
しめんとてレビ
人
びと
を
擇
えら
びたまひたればなりと
〘586㌻〙
3
ダビデすなはちヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
をその
之
これ
がために
備
そな
へたる
處
ところ
に
舁
かき
のぼらんとてイスラエルをことごとくエルサレムに
召集
めしあつ
めたり
4
ダビデまたアロンの
子孫
しそん
とレビ
人
びと
を
集
あつ
めたり
5
即
すなは
ちコハテの
子孫
しそん
の
中
うち
よりはウリエルを
長
かしら
としてその
兄弟
きやうだい
百
ひやく
二十
人
にん
6
メラリの
子孫
しそん
の
中
うち
よりはアサヤを
長
かしら
としてその
兄弟
きやうだい
二
百
ひやく
二十
人
にん
7
ゲルシヨンの
子孫
しそん
の
中
うち
よりはヨエルを
長
かしら
としてその
兄弟
きやうだい
百
ひやく
三十
人
にん
8
エリザバンの
子孫
しそん
の
中
うち
よりはシマヤを
長
かしら
としてその
兄弟
きやうだい
二
百
ひやく
人
にん
9
ヘブロンの
子孫
しそん
の
中
うち
よりはエリエルを
長
かしら
としてその
兄弟
きやうだい
八十
人
にん
10
ウジエルの
子孫
しそん
の
中
うち
よりはアミナダブを
長
かしら
としてその
兄弟
きやうだい
百
ひやく
十二
人
にん
11
ダビデ
祭司
さいし
ザドクとアビヤタルおよびレビ
人
びと
ウリエル、アサヤ、ヨエル、シマヤ、エリエル、アミナダブを
召
め
し
12
これに
言
いひ
けるは
汝
なんぢ
らはレビ
人
びと
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たり
汝
なんぢ
らと
汝
なんぢ
らの
兄弟
きやうだい
共
とも
に
身
み
を
潔󠄄
きよ
めイスラエルの
神
かみ
ヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
我
わ
が
其
それ
の
爲
ため
に
備
そな
へたる
處
ところ
に
舁
かき
のぼれよ
13
前󠄃
さき
には
之
これ
をかきしもの
汝
なんぢ
らにあらざりしに
緣
より
て
我
われ
らの
神
かみ
ヱホバわれらを
擊
うち
たまへり
是
こ
は
我
われ
らそのさだめにしたがひて
之
これ
に
求
もと
めざりしが
故
ゆゑ
なりと
14
是
こゝ
において
祭司
さいし
等
たち
とレビ
人
びと
等
ら
イスラエルの
神
かみ
ヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かき
のぼらんと
身
み
を
潔󠄄
きよ
め
762㌻
15
レビの
子孫
しそん
たる
人々
ひと〴〵
すなはちモーセがヱホバの
言
ことば
にしたがひて
命
めい
じたるごとく
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
をその
貫
つらぬ
ける
枉
さを
によりて
肩
かた
に
負󠄅
おへ
り
16
ダビデまたレビ
人
びと
の
長
かしら
等
たち
に
吿
つ
げその
兄弟
きやうだい
等
たち
を
選󠄄
えら
びて
謳歌者
うたうたふもの
となし
瑟
しつ
と
琴
こと
と
鐃鈸
ねうはち
などの
樂器
がくき
をもちて
打
うち
はやして
歡喜
よろこび
の
聲
こゑ
を
擧
あげ
しめよと
言
いひ
たれば
17
レビ
人
びと
すなはちヨエルの
子
こ
ヘマンとその
兄弟
きやうだい
ベレキヤの
子
こ
アサフおよびメラリの
子孫
しそん
たる
彼
かれ
らの
兄弟
きやうだい
クシャヤの
子
こ
エタンを
選󠄄
えら
べり
18
また
之
これ
に
次
つげ
るその
兄弟
きやうだい
等
たち
これと
偕
とも
にあり
即
すなは
ちゼカリヤ、ベン、ヤジエル、セミラモテ、ヱイエル、ウンニ、エリアブ、ベナヤ、マアセヤ、マツタテヤ、エリペレホ、ミクネヤおよび
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
なるオベデエドムとヱイエル
19
謳歌者
うたうたふもの
ヘマン、アサフおよびエタンは
銅
あかがね
の
鐃鈸
ねうはち
をもて
打
うち
はやす
者
もの
となり
20
ゼカリヤ、アジエル、セミラモテ、ヱイエル、ウンニ、エリアブ、マアセヤ、ベナヤは
瑟
しつ
をもて
細
ほそ
き
音󠄃
ね
を
出
いだ
し
21
マツタテヤ、エリペレテ、ミクネヤ、オベデエドム、ヱイエル、アザジヤは
琴
こと
をもて
太
ふと
き
音󠄃
ね
を
出
いだ
して
拍子
へうし
をとれり
〘587㌻〙
22
ケナニヤはレビ
人
びと
の
長
かしら
にして
負󠄅
おひ
舁
かく
事
こと
に
通󠄃
つう
じをるによりて
負󠄅
おひ
舁
かく
事
こと
を
指揮
しき
せり
23
またベレキヤとエルカナは
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
の
門
かど
を
守
まも
り
24
祭司
さいし
シバニヤ、ヨシヤパテ、ネタネル、アマサイ、ゼカリヤ、ベナヤ、ヱリエゼル
等
ら
は
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
の
前󠄃
まへ
に
進󠄃
すゝ
みて
喇叭
らつぱ
を
吹
ふ
きオベデエドムとヱヒアは
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
の
門
かど
を
守
まも
れり
25
斯
かく
ダビデとイスラエルの
長老
としより
および
千
せん
人
にん
の
長
かしら
等
たち
は
徃
ゆき
てオベデエドムの
家
いへ
よりヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
歡
よろこ
び
勇
いさ
みて
舁
かき
のぼれり
26
神
かみ
ヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かく
ところのレビ
人
びと
を
助
たす
けたまひければ
牡牛
をうし
七匹
ななつ
牡羊
をひつじ
七匹
ななつ
を
献
さゝ
げたり
27
ダビデは
細布
ほそぬの
の
衣
ころも
をまとへり
又󠄂
また
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かく
ところの
一切
すべて
のレビ
人
びと
と
謳歌者
うたうたふもの
および
負󠄅
おひ
舁
かく
事
こと
を
主
つかさ
どれるケナニヤも
然
しか
りダビデはまた
白
しろ
布
ぬの
のエポデを
着
つけ
居
ゐ
たり
763㌻
28
斯
かく
てイスラエルみな
聲
こゑ
を
擧
あ
げ
角
かく
を
吹
ふき
ならし
喇叭
らつぱ
と
鐃鈸
ねうはち
と
瑟
しつ
と
琴
こと
とをもて
打
うち
はやしてヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かき
のぼれり
29
ヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
ダビデの
邑
まち
にいりし
時
とき
サウルの
女
むすめ
ミカル
窻
まど
より
窺
うかゞ
ひてダビデ
王
わう
の
舞
まひ
躍󠄃
をど
るを
見
み
その
心
こゝろ
にこれを
藐視
いやし
めり
第16章
1
人々
ひと〴〵
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
舁
かき
いりて
之
これ
をダビデがその
爲
ため
に
張
はり
たる
幕屋
まくや
の
中
うち
に
置
す
ゑ
而
しか
して
燔祭
はんさい
と
酬恩祭
しうおんさい
を
神
かみ
の
前󠄃
まへ
に
献
さゝ
げたり
2
ダビデ
燔祭
はんさい
と
酬恩祭
しうおんさい
を
献
さゝ
ぐることを
終󠄃
をへ
しかばヱホバの
名
な
をもて
民
たみ
を
祝
しゆく
し
3
イスラエルの
衆庶
ひと〴〵
に
男
をとこ
にも
女
むすめ
にも
都
すべ
てパン
一箇
ひとつ
肉
にく
一片
ひときれ
乾葡萄
ほしぶだう
一塊
ひとかたまり
を
分󠄃
わか
ち
與
あた
へたり
4
ダビデまたレビ
人
びと
を
立
たて
てヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
の
前󠄃
まへ
にて
職事
つとめ
をなさしめ
又󠄂
また
イスラエルの
神
かみ
ヱホバを
崇
あが
め
讃
ほ
めかつ
頌
たゝ
へしめたり
5
伶長
うたのかみ
はアサフその
次
つぎ
はゼカリヤ、ヱイエル、セミラモテ、ヱヒエル、マツタテヤ、エリアブ、ベナヤ、オベデエドム、ヱイエルこれは
瑟
しつ
と
琴
こと
とを
彈
たん
じアサフは
鐃鈸
ねうはち
を
打
うち
鳴
なら
し
6
また
祭司
さいし
ベナヤとヤハジエルは
喇叭
らつぱ
をとりて
恒
つね
に
神
かみ
の
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
の
前󠄃
まへ
に
侍
はべ
れり
7
當日
そのひ
ダビデ
始
はじ
めてアサフとその
兄弟
きやうだい
等
たち
を
立
たて
てヱホバを
頌
たゝ
へしめたり
其
その
言
ことば
に
云
いは
く
8
ヱホバに
感謝
かんしや
しその
名
みな
をよびその
作
なし
たまへることをもろもろの
民
たみ
輩
ら
の
中
うち
にしらしめよ
9
ヱホバにむかひてうたへヱホバを
讃
ほめ
うたへそのもろもろの
奇
くす
しき
跡
みわざ
をかたれ
10
そのきよき
名
みな
をほこれヱホバをたづぬるものの
心
こゝろ
はよろこぶべし
11
ヱホバとその
能力
みちから
とをたづねよ
恒
つね
にその
聖󠄄顏
みかほ
をたづねよ
〘588㌻〙
12
-13 その
僕
しもべ
イスラエルの
裔
すゑ
よヤコダの
子輩
こら
よそのえらびたまひし
所󠄃
ところ
のものよそのなしたまへる
奇
くす
しき
跡
みわざ
とその
異
ことなる
事
こと
とその
口
みくち
のさばきとを
心
こゝろ
にとむれ
14
彼
かれ
はわれらの
神
かみ
ヱホバなりそのおほくの
審判󠄄
さばき
は
全󠄃地
ぜんち
にあり
764㌻
15
なんぢらたえずその
契󠄅約
けいやく
をこころに
記
とめ
よ
此
こ
はよろづ
代
よ
に
命
めい
じたまひし
聖󠄄言
みことば
なり
16
アブラハムとむすびたまひし
契󠄅約
けいやく
イサクに
與
あた
へたまひし
誓
ちかひ
なり
17
之
これ
をかたくしヤコブのために
律法
おきて
となしイスラエルのためにとこしへの
契󠄅約
けいやく
となして
18
言
いひ
たまひけるは
我
われ
なんぢにカナンの
地
ち
をたまひてなんぢらの
嗣業
ゆづり
の
分󠄃
もの
となさん
19
この
時
とき
なんぢらの
數
かず
おほからず
甚
いと
すくなくしてかしこにて
旅人
たびゞと
となり
20
この
國
くに
よりかの
國
くに
にゆきこの
國
くに
よりほかの
民
たみ
にゆけり
21
人
ひと
のかれらを
虐󠄃
しへた
ぐるをゆるしたまはずかれらの
故
ゆゑ
によりて
王
わう
たちを
懲
こら
しめて
22
宣給
のたまは
くわが
受膏者
じゆかうしや
たちにふるるなかれわが
預言
よげん
者
しや
たちをそこなふなかれ
23
全󠄃地
ぜんち
よヱホバにむかひて
謳
うた
へ
日
ひ
ごとにその
拯救
すくひ
をのべつたへよ
24
もろもろの
國
くに
のなかにその
榮光
えいくわう
をあらはしもろもろの
民
たみ
のなかにその
奇
くす
しきみわざを
顯
あらは
すべし
25
そはヱホバはおほいなり
大
おほい
にほめたたふべきものなりまたもろもろの
神
かみ
にまさりて
畏
おそ
るべきものなり
26
もろもろの
民
たみ
のすべての
神
かみ
はことごとく
虛
むな
しされどヱホはもろもろの
天
てん
をつくりたまへり
27
尊󠄅貴
たふとき
と
稜威
みいづ
とはその
前󠄃
みまへ
にあり
能
ちから
とよろこびとはその
聖󠄄所󠄃
せいじよ
にあり
28
もろもろのたみの
諸族
やから
よ
榮光
えいくわう
とちからとをヱホバにあたへよヱホバにあたへよ
29
その
聖󠄄名
みな
にかなふ
榮光
えいくわう
をもてヱホバにあたへ
献
さゝげ
物
もの
をたづさへて
其
その
前󠄃
まへ
にきたれきよき
美
うる
はしき
物
もの
をもてヱホバを
拜
をが
め
30
全󠄃地
ぜんち
よその
前󠄃
まへ
にをののけ
世界
せかい
もかたくたちて
動
うご
かさるることなし
31
天
てん
はよろこび
地
ち
はたのしむべしもろもろの
國
くに
のなかにいへヱホバは
統治
すべをさめ
たまふ
32
海
うみ
とそのなかに
盈
みつ
るものとはなりどよみ
田畑
たはた
とその
中
なか
のすべての
物
もの
とはよろこぶべし
33
かくて
林
はやし
のもろもろの
樹
き
もまたヱホバの
前󠄃
みまへ
によろこびうたはんヱホバ
地
ち
をさばかんとて
來
きた
りたまふ
34
ヱホバに
感謝
かんしや
せよそのめぐみはふかくその
憐憫
あはれみ
はかぎりなし
35
汝
なんぢ
ら
言
い
へ
我
われ
らの
拯救
すくひ
の
神
かみ
よ
我
われ
らを
救
すく
ひ
我
われ
らを
取
と
り
集
あつ
め
列邦
くにぐに
のなかより
救
すく
ひいだしたまへ
我
われ
らは
聖󠄄名
みな
に
謝
しや
しなんぢのほむべき
事
こと
をほこらん
36
イスラエルの
神
かみ
ヱホバは
窮
きはみ
なきより
窮
きはみ
なきまでほむべきかなすべての
民
たみ
はアーメンととなへてヱホバを
讃稱
ほめたた
へたり
765㌻
37
ダビデはアサフとその
兄弟
きやうだい
等
たち
をヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
の
前󠄃
まへ
に
留
とど
めおきて
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
の
前󠄃
まへ
に
常
つね
に
侍
はべ
りて
日々
ひび
の
事
こと
を
執
とり
行
おこ
なはせたり
〘589㌻〙
38
オベデエドムとその
兄弟
きやうだい
等
たち
は
合
あは
せて六十八
人
にん
またヱドトンの
子
こ
なるオベデエドムおよびホサは
司門
かどもり
たり
39
祭司
さいし
ザドクおよびその
兄弟
きやうだい
たる
祭司
さいし
等
たち
はギベオンなる
崇邱
たかきところ
においてヱホバの
天
てん
幕
まく
の
前󠄃
まへ
に
侍
はべ
り
40
燔祭
はんさい
の
壇
だん
の
上
うへ
にて
朝󠄃夕
あさゆふ
斷
たえ
ず
燔祭
はんさい
をヱホバに
献
さゝ
げ
且
かつ
ヱホバがイスラエルに
命
めい
じたまひし
律法
おきて
に
記
しる
されたる
諸
もろ〳〵
の
事
こと
を
行
おこな
へり
41
またヘマン、ヱドトンおよびその
餘
ほか
の
選󠄄
えら
ばれて
名
な
を
記
しる
されたる
者等
ものども
彼
かれ
らとともにありてヱホバの
恩寵
めぐみ
の
世々
よゝ
限
かぎり
なきを
讃
ほめ
まつれり
42
即
すなは
ちヘマンおよびヱドトンかれらとともに
居
をり
て
喇叭
らつぱ
鐃鈸
ねうはち
など
神
かみ
の
樂器
がくき
を
操
とり
て
樂
がく
を
奏
そう
せり
又󠄂
また
ヱドトンの
子等
こら
は
門
もん
を
守
まも
れり
43
かくて
民
たみ
みな
各々
おの〳〵
その
家
いへ
にかへれり
又󠄂
また
ダビデはその
家族
かぞく
を
祝
しゆく
せんとて
還󠄃
かへ
りゆけり
第17章
1
ダビデその
家
いへ
に
住󠄃
すむ
にいたりてダビデ
預言者
よげんしや
ナタンに
言
いひ
けるは
觀
み
よ
我
われ
は
香柏
かうはく
の
家
いへ
に
住󠄃
す
む
然
しか
れどもヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
は
幕
まく
の
下
した
にありと
2
ナタン、ダビデに
言
いひ
けるは
神
かみ
なんぢとともに
在
いま
せば
凡
すべ
て
汝
なんぢ
の
心
こゝろ
にある
所󠄃
ところ
を
爲
な
せ
3
その
夜
よ
神
かみ
の
言
ことば
ナタンに
臨
のぞ
みて
曰
いは
く
4
徃
ゆき
てわが
僕
しもべ
ダビデに
言
い
へヱホバかく
言
い
ふ
汝
なんぢ
は
我
わが
ために
我
われ
の
住󠄃
すむ
べき
家
いへ
を
建
たつ
べからず
5
我
われ
はイスラエルを
導󠄃
みち
びき
上
のぼ
りし
日
ひ
より
今日
こんにち
にいたるまで
家
いへ
に
住󠄃
すま
しこと
無
なく
して
但
たゞ
幕屋
まくや
より
幕屋
まくや
に
移
うつ
り
天
てん
幕
まく
より
天
てん
幕
まく
に
遷󠄇
うつ
れり
6
我
われ
イスラエルの
人々
ひと〴〵
と
共
とも
に
步
あゆ
みたる
處々
ところどころ
にて
我
われ
わが
民
たみ
を
牧養󠄄
やしな
ふことを
命
めい
じたるイスラエルの
士師
さばきつかさ
の
一人
ひとり
にもなんぢ
何故
なにゆゑ
に
香柏
かうはく
の
家
いへ
を
我
わが
ために
建
たて
ざるやと
一言
ひとこと
にても
言
いひ
し
事
こと
ありや
7
然
され
ば
汝
なんぢ
わが
僕
しもべ
ダビデに
斯
かく
言
いふ
べし
萬軍
ばんぐん
のヱホバかく
言
い
ふ
我
われ
なんぢを
牧場
まきば
より
取
と
り
羊
ひつじ
に
隨
した
がふ
處
ところ
より
取
とり
て
我民
わがたみ
イスラエルの
君長
きみ
と
爲
な
し
766㌻
8
汝
なんぢ
が
凡
すべ
て
徃
ゆけ
る
處
ところ
にて
汝
なんぢ
と
偕
とも
にあり
汝
なんぢ
の
諸
もろ〳〵
の
敵
てき
を
汝
なんぢ
の
前󠄃
まへ
より
斷
たち
されり
我
われ
また
世
よ
の
中
なか
の
大
おほい
なる
人
ひと
の
名
な
のごとき
名
な
を
汝
なんぢ
に
得
え
させん
9
かつ
我
われ
わが
民
たみ
イスラエルのために
處
ところ
を
定
さだ
めて
彼
かれ
らを
植
うゑ
つけ
彼
かれ
らをして
自己
おのれ
の
處
ところ
に
住󠄃
すみ
て
重
かさね
て
動
うご
くこと
無
なか
らしめん
10
又󠄂
また
惡人
あくにん
昔
むかし
のごとく
即
すなは
ち
我民
わがたみ
イスラエルの
上
うへ
に
士師
さばきつかさ
を
立
たて
たる
時
とき
より
已來
このかた
のごとく
重
かさ
ねて
彼
かれ
らを
荒
あら
すこと
無
なか
るべし
我
われ
汝
なんぢ
の
諸
もろ〳〵
の
敵
てき
を
壓服󠄃
おしふせ
ん
且
かつ
今
いま
我
われ
汝
なんぢ
に
吿
つ
ぐヱホバまた
汝
なんぢ
のために
家
いへ
を
建
たて
ん
11
汝
なんぢ
の
日
ひ
の
滿
みち
汝
なんぢ
ゆきて
先祖
せんぞ
等
たち
と
偕
とも
になる
時
とき
は
我
われ
汝
なんぢ
の
生
うめ
る
汝
なんぢ
の
子
こ
を
汝
なんぢ
の
後
あと
に
立
た
て
且
かつ
その
國
くに
を
堅
かた
うせん
12
彼
かれ
わが
爲
ため
に
家
いへ
を
建
たて
ん
我
われ
ながく
彼
かれ
の
位
くらゐ
を
堅
かた
うせん
13
我
われ
は
彼
かれ
の
父󠄃
ちゝ
となり
彼
かれ
はわが
子
こ
となるべし
我
われ
は
汝
なんぢ
の
先
さき
にありし
者
もの
より
取
とり
たるごとくに
彼
かれ
よりは
我
わが
恩惠
めぐみ
を
取
とり
さらじ
〘590㌻〙
14
却
かへつ
て
我
われ
かれを
永
なが
く
我
わが
家
いへ
に
我
わが
國
くに
に
居
すゑ
置
おか
ん
彼
かれ
の
位
くらゐ
は
何時
いつ
までも
堅
かた
く
立
たつ
べし
15
ナタン
凡
すべ
て
是等
これら
の
言
ことば
のごとく
凡
すべ
てこの
異象
まぼろし
のごとくダビデに
語
かた
りければ
16
ダビデ
王
わう
入
いり
てヱホバの
前󠄃
まへ
に
坐
ざ
して
言
いひ
けるはヱホバ
神
かみ
よ
我
われ
は
誰
たれ
わが
家
いへ
は
何
なに
なれば
汝
なんぢ
此
これ
まで
我
われ
を
導󠄃
みちび
きたまひしや
17
神
かみ
よ
是
これ
はなほ
汝
なんぢ
の
目
め
には
小
ちひさ
き
事
こと
たりヱホバ
神
かみ
よ
汝
なんぢ
はまた
僕
しもべ
の
家
いへ
の
遙
はるか
後
のち
の
事
こと
を
語
かた
り
高
たか
き
者
もの
のごとくに
我
われ
を
見俲
みなし
たまへり
18
僕
しもべ
の
名譽
ほまれ
についてはダビデこの
上
うへ
何
なに
をか
汝
なんぢ
に
望󠄇
のぞ
むべけん
汝
なんぢ
は
僕
しもべ
を
知
しり
たまふなり
19
ヱホバよ
汝
なんぢ
は
僕
しもべ
のため
又󠄂
また
なんぢの
心
こゝろ
に
循
したが
ひて
此
この
もろもろの
大
おほい
なる
事
こと
を
爲
な
し
此
この
すべての
大
おほい
なる
事
こと
を
示
しめし
たまへり
20
ヱホバよ
我
われ
らが
凡
すべ
て
耳
みゝ
に
聞
きけ
る
所󠄃
ところ
に
依
よれ
ば
汝
なんぢ
のごとき
者
もの
は
無
な
くまた
汝
なんぢ
の
外
ほか
に
神
かみ
は
無
な
し
21
地
ち
の
何
いづれ
の
國
くに
か
汝
なんぢ
の
民
たみ
イスラエルに
如
しか
ん
是
これ
は
在昔
むかし
神
かみ
の
徃
ゆき
て
贖
あがな
ひて
己
おのれ
の
民
たみ
となして
大
おほい
なる
畏
おそ
るべき
事
こと
を
行
おこ
なひて
名
な
を
得
え
たまひし
者
もの
なり
汝
なんぢ
はそのエジプトより
贖
あがな
ひいだせし
汝
なんぢ
の
民
たみ
の
前󠄃
まへ
より
國々
くに〴〵
の
人
ひと
を
逐󠄃
おひ
はらひたまへり
22
而
しか
して
汝
なんぢ
は
汝
なんぢ
の
民
たみ
イスラエルを
永
なが
く
汝
なんぢ
の
民
たみ
となしたまふヱホバよ
汝
なんぢ
は
彼
かれ
らの
神
かみ
となりたまへり
23
然
され
ばヱホバよ
汝
なんぢ
が
僕
しもべ
とその
家
いへ
につきて
宣
のた
まひし
言
ことば
を
永
なが
く
堅
かた
うして
汝
なんぢ
の
言
いひ
し
如
ごと
く
爲
なし
たまへ
24
願
ねがは
くは
汝
なんぢ
の
名
な
の
堅
かた
く
立
た
ち
永久
とこしなへ
に
崇
あが
められて
萬軍
ばんぐん
のヱホバ、イスラエルの
神
かみ
はイスラエルに
神
かみ
たりと
曰
いは
れんことを
願
ねがは
くは
僕
しもべ
ダビデの
家
いへ
の
汝
なんぢ
の
前󠄃
まへ
に
堅
かた
く
立
たゝ
んことを
767㌻
25
我
わが
神
かみ
よ
汝
なんぢ
は
僕
しもべ
の
耳
みゝ
に
示
しめ
して
之
これ
が
爲
ため
に
家
いへ
を
建
たて
んと
宣
のたま
へり
是
これ
によりて
僕
しもべ
なんぢの
前󠄃
まへ
に
祈
いの
る
道󠄃
みち
を
得
え
たり
26
ヱホバよ
汝
なんぢ
は
即
すなは
ち
神
かみ
にましまし
此
この
恩典
めぐみ
を
僕
しもべ
に
傳
つたへ
たまへり
27
願
ねがは
くは
今
いま
僕
しもべ
の
家
いへ
を
祝福
めぐみ
て
汝
なんぢ
の
前󠄃
まへ
に
永
なが
く
在
あら
しめたまへ
其
そ
はヱホバよ
汝
なんぢ
の
祝福
めぐみ
たまへる
者
もの
は
永
なが
く
祝福
めぐみ
を
蒙
かうむ
ればなり
第18章
1
此
この
後
のち
ダビデ、ペリシテ
人
びと
を
擊
うち
てこれを
服󠄃
ふく
し
又󠄂
また
ペリシテ
人
びと
の
手
て
よりガテとその
郷里
むらざと
を
取
とれ
り
2
彼
かれ
またモアダを
擊
うち
ければモアブ
人
びと
はダビデの
臣
しん
となりて
貢
みつぎ
を
納󠄃
いれ
たり
3
ダビデまたハマテの
邊
ほとり
にてゾバの
王
わう
ハダレゼルを
擊
うて
り
是
これ
は
彼
かれ
がユフラテ
河
がは
の
邊
ほとり
にてその
權勢
いきほひ
を
振
ふる
はんとて
徃
ゆけ
る
時
とき
なりき
4
而
しか
してダビデ
彼
かれ
より
車
くるま
千
せん
輛
りやう
騎兵
きへい
七
千
せん
步兵
ほへい
二
萬
まん
を
取
と
りダビデまた
一
いつ
百
ぴやく
の
車
くるま
の
馬
むま
を
存
のこ
してその
餘
ほか
の
車馬
くるまむま
は
皆
みな
その
足
あし
の
筋
すぢ
を
切
きれ
り
5
その
時
とき
ダマスコのスリア
人
びと
ゾバの
王
わう
ハダレゼルを
援
たす
けんとて
來
きた
りければダビデそのスリア
人
びと
二
萬
まん
二
千
せん
を
殺
ころ
せり
〘591㌻〙
6
而
しか
してダビデ、ダマスコのスリアに
鎭
ちん
臺
だい
を
置
おき
ぬスリア
人
びと
は
貢
みつぎ
を
納󠄃
いれ
てダビデの
臣
しん
となれりヱホバ、ダビデを
凡
すべ
てその
徃
ゆ
く
處
ところ
にて
助
たすけ
たまへり
7
ダビデ、ハダレゼルの
臣僕
けらい
等
ども
の
持
もて
る
金
きん
の
楯
たて
を
奪
うば
ひて
之
これ
をヱルサレムに
持
もち
きたり
8
またハダレゼルの
邑
まち
テブハテとクンより
甚
はなは
だ
衆多
おほく
の
銅
あかがね
を
取
とり
きたれりソロモンこれを
用
も
て
銅
あかがね
の
海
うみ
と
柱
はしら
と
銅
あかがね
の
器具󠄄
うつはもの
を
造󠄃
つく
れり
9
時
とき
にハマテの
王
わう
トイ、ダビデがゾバの
王
わう
ハダレゼルの
總
すべて
の
軍勢
ぐんぜい
を
擊破
うちやぶ
りしを
聞
きゝ
て
10
その
子
こ
ハドラムをダビデ
王
わう
に
遣󠄃
つかは
し
安否
あんぴ
を
問
と
ひかつこれを
賀
が
せしむ
其
そ
はハダレゼル
曾
かつ
てトイと
戰鬪
たたかひ
をなしたるにダビデ、ハダレゼルと
戰
たゝか
ひて
之
これ
を
擊
うち
やぶりたればなりハドラム
金銀
きんぎん
および
銅
あかがね
の
種々
さま〴〵
の
器
うつは
を
携
たづさ
へきたりければ
768㌻
11
ダビデ
王
わう
そのエドム、モアブ、アンモンの
子孫
ひと〴〵
ペリシテ
人
びと
アマレクなどの
諸
もろ〳〵
の
國民
くにたみ
の
中
うち
より
取
とり
きたりし
金銀
きんぎん
とともに
是等
これら
をもヱホバに
奉納󠄃
をさめ
たり
12
ゼルヤの
子
こ
アビシヤイ
鹽
しほの
谷
たに
にてエドム
人
びと
一
萬
まん
八
千
せん
を
殺
ころ
せり
13
斯
かく
てダビデ、エドムに
鎭
ちん
臺
だい
を
置
おき
エドム
人
びと
は
皆
みな
ダビデの
臣
しん
となりぬヱホバかくダビデを
凡
すべて
その
徃
ゆく
處
ところ
にて
助
たす
けたまへり
14
ダビデはイスラエルの
全󠄃地
ぜんち
を
治
をさ
めてその
諸
すべて
の
民
たみ
に
公平󠄃
こうへい
と
正義
せいぎ
を
行
おこな
へり
15
ゼルヤの
子
こ
ヨアブは
軍旅
ぐんりよ
の
長
かしら
アヒルデの
子
こ
ヨシヤパテは
史
し
官
くわん
16
アヒトブの
子
こ
ザドクとアビヤタルの
子
こ
アビメレクは
祭司
さいし
シヤウシヤは
書記
しよき
官
くわん
17
ヱホヤダの
子
こ
ベナヤはケレテ
人
びと
とペレテ
人
びと
の
長
かしら
ダビデの
子等
こら
は
王
わう
の
座側
かたはら
に
侍
はべ
る
大臣
だいじん
なりき
第19章
1
此
この
後
のち
アンモンの
子孫
ひと〴〵
の
王
わう
ナハシ
死
しに
ければその
子
こ
これに
代
かは
りて
王
わう
となりたり
2
ダビデ
言
いひ
けるは
我
われ
ナハシの
子
こ
ヌンをねんごろに
遇󠄃
あし
らはんかれが
父󠄃
ちゝ
われをねんごろにあしらひたればなりとダビデすなはち
彼
かれ
をその
父󠄃
ちゝ
の
故
ゆゑ
によりて
慰
なぐさ
めんとて
使者
つかひ
を
遣󠄃
つか
はせりダビデの
臣僕
けらい
等
ども
アンモンの
子孫
ひと〴〵
の
地
ち
に
徃
ゆ
きハヌンに
詣
いた
りてこれを
慰
なぐさ
めけるに
3
アンモンの
子孫
ひと〴〵
の
牧伯
きみ
等
たち
ハヌンに
言
いひ
けるはダビデ
慰籍
なぐさむる
者
もの
を
汝
なんぢ
につかはしたるに
因
より
て
彼
かれ
なんぢの
父󠄃
ちゝ
を
尊󠄅
たふと
ぶと
汝
なんぢ
の
目
め
に
見
み
ゆるや
彼
かれ
の
臣僕
けらい
等
ども
は
此
この
國
くに
を
窺
うかゞ
ひ
探
さぐ
りて
滅
ほろ
ぼさんとて
來
きた
れるならずやと
4
是
こゝ
においてハヌン、ダビデの
臣僕
けらい
等
ども
を
執
とら
へてその
鬚
ひげ
を
剃
そり
おとしその
衣服󠄃
ころも
を
中
なか
より
斷
たち
て
腎
いさらひ
までにして
之
これ
を
歸
かへ
したりしが
5
或
ある
人
ひと
きたりて
此
この
人々
ひと〴〵
の
爲
せ
られし
事
こと
をダビデに
吿
つげ
ければダビデ
人
ひと
をつかはして
之
これ
を
迎󠄃
むか
へしめたりその
人々
ひと〴〵
おほいに
愧
はぢ
たればなり
即
すなは
ち
王
わう
いひけるは
汝
なんぢ
ら
鬚
ひげ
の
長
のぶ
るまでヱリコに
止
とゞ
まりて
然
しか
る
後
のち
かへるべしと
〘592㌻〙
6
アンモンの
子孫
ひと〴〵
自己
おのれ
のダビデに
惡
にく
まるる
樣
やう
になれるを
見
み
しかばハヌンおよびアンモンの
子孫
ひと〴〵
すなはち
銀
ぎん
一
千
せん
タラントをおくりてメソポタミヤとスリアマアカおよびゾバより
戰車
いくさぐるま
と
騎兵
きへい
とを
雇
やと
ひいれたり
769㌻
7
即
すなは
ち
戰車
いくさぐるま
三
萬
まん
二
千
せん
乘
じやう
にマアカの
王
わう
とその
兵士
へいし
を
雇
やと
ひければ
彼
かれ
ら
來
きた
りてメデバの
前󠄃
まへ
に
陣
ぢん
を
張
はれ
り
是
こゝ
においてアンモンの
子孫
ひと〴〵
その
邑々
まち〳〵
より
寄
より
あつまりて
戰
たゝか
はんとて
來
きた
れり
8
ダビデ
聞
きゝ
てヨアブと
勇士
ゆうし
の
惣軍
そうぐん
を
遣󠄃
つかは
しけるに
9
アンモンの
子孫
ひと〴〵
は
出
いで
て
邑
まち
の
門
もん
の
前󠄃
まへ
に
戰爭
いくさ
の
陣列
そなへ
をなせり
又󠄂
また
援助
たすけ
に
來
きた
れる
王等
わうたち
は
別
べつ
に
野
の
に
居
をれ
り
10
時
とき
にヨアブ
前󠄃後
ぜんご
より
敵
てき
の
攻寄
せめよせ
るを
見
み
てイスラエルの
倔强
くつきやう
の
兵士
つはもの
の
中
うち
を
抽擢
すぐり
て
之
これ
をしてスリア
人
びと
にむかひて
陣列
そなへ
しめ
11
その
餘
ほか
の
民
たみ
をばその
兄弟
きやうだい
アビシヤイの
手
て
に
交
わた
してアンモンの
子孫
ひと〴〵
にむかひて
陣列
そなへ
しめ
12
而
しか
して
言
いひ
けるはスリア
人
びと
もし
我
われ
に
手
て
强
ごは
からば
汝
なんぢ
我
われ
を
助
たす
けよアンモンの
子孫
ひと〴〵
もし
汝
なんぢ
に
手
て
强
ごは
からば
我
われ
なんぢを
助
たす
けん
13
汝
なんぢ
勇
いさま
しくなれよ
我儕
われら
の
民
たみ
のためと
我
われ
らの
神
かみ
の
諸邑
まち〳〵
のために
我
われ
ら
勇
いさま
しく
爲
なさ
ん
願
ねがは
くはヱホバその
目
め
に
善
よし
と
見
み
ゆる
所󠄃
ところ
をなしたまへと
14
ヨアブ
己
おのれ
に
從
したが
へる
民
たみ
とともに
進󠄃
すゝ
みよりてスリア
人
びと
を
攻擊
せめうち
けるにスリア
人
びと
かれの
前󠄃
まへ
より
潰
ついえ
奔
はし
れり
15
アンモンの
子孫
ひと〴〵
はスリア
人
びと
の
潰
ついえ
奔
はし
れるを
見
み
て
自己
おのれ
等
ら
もまたその
兄弟
きやうだい
アビシヤイの
前󠄃
まへ
より
逃󠄄奔
にげはし
りて
城邑
まち
にいりぬ
是
こゝ
においてヨアブはヱルサレムに
歸
かへ
れり
16
スリア
人
びと
はそのイスラエルに
擊
うち
やぶられたるを
見
み
て
使者
つかひ
を
遣󠄃
つか
はして
河
かは
の
彼旁
かなた
なるスリア
人
びと
を
將
ひき
ゐ
出
いだ
せりハダレゼルの
軍旅
ぐんりよ
の
長
かしら
シヨバクこれを
率󠄃
ひき
ゆ
17
その
事
こと
ダビデに
聞
きこ
えければ
彼
かれ
イスラエルを
悉
こと〴〵
く
集
あつ
めヨルダンを
渡
わた
りて
彼
かれ
らの
所󠄃
ところ
に
來
きた
り
之
これ
にむかひて
戰爭
いくさ
の
陣列
そなへ
を
立
たて
たりダビデかく
彼
かれ
らにむかひて
戰爭
いくさ
の
陣列
そなへ
を
立
たて
たれば
彼
かれ
らこれと
戰
たゝか
へり
18
然
しか
るにスリア
人
びと
イスラエルの
前󠄃
まへ
に
潰
ついえ
たればダビデ、スリアの
兵
いくさ
車
ぐるま
の
人
ひと
七
千
せん
步兵
ほへい
四
萬
まん
を
殺
ころ
しまた
軍旅
ぐんりよ
の
長
かしら
シヨバクを
殺
ころ
せり
19
ハダレゼルの
臣
しん
たる
者等
ものども
そのイスラエルに
擊
うち
やぶられたるを
見
み
てダピデと
和睦
やはらぎ
をなしてこれが
臣
しん
となれりスリア
人
びと
は
此
この
後
のち
ふたゝびアンモンの
子孫
ひと〴〵
を
助
たす
くることを
爲
せ
ざりき
770㌻
第20章
1
年
とし
かへりて
王等
わうたち
の
戰爭
いくさ
に
出
いづ
る
時
とき
におよびてヨアブ
軍勢
ぐんぜい
を
率󠄃
ひき
ゐて
出
い
でアンモン
人
びと
の
地
ち
を
打
うち
荒
あら
し
徃
ゆき
てラバを
攻
せめ
圍
かこめ
りされどダビデはヱルサレムに
止
とゞ
まりたりヨアブつひにラバを
擊
うち
壞
やぶ
りてこれを
滅
ほろ
ぼせり
〘593㌻〙
2
ダビデ
彼
かれ
らの
王
わう
の
冠冕
かんむり
をその
首
かうべ
より
取
とり
はなしたりしがその
金
きん
の
重
おもさ
を
量
はか
り
見
み
るに一タラントありまたその
中
なか
に
寶石
はうせき
を
嵌
はめ
たるありき
之
これ
をダビデの
首
かうべ
に
冠
かむ
らせたり
彼
かれ
また
甚
はなは
だ
衆多
おほく
の
掠取物
ぶんどりもの
をその
邑
まち
より
取
とれ
り
3
而
しか
して
彼
かれ
またその
中
うち
の
民
たみ
を
曵
ひき
いだし
鋸
のこぎり
と
鐵
てつ
の
打
うち
車
ぐるま
と
斧
をの
とをもてこれを
斬
きれ
りダビデ、アンモンの
子孫
ひと〴〵
の
一切
すべて
の
邑
まち
に
斯
か
く
爲
なせ
り
而
しか
してダビデとその
民
たみ
はみなヱルサレムに
歸
かへ
りぬ
4
この
後
のち
ゲゼルにおいてペリシテ
人
びと
と
戰爭
いくさ
おこりたりしがその
時
とき
にホシヤ
人
びと
シベカイ
巨󠄃人
おほをとこ
の
子孫
こら
の
一人
ひとり
なるシバイを
殺
ころ
せり
彼等
かれら
つひに
攻伏
せめふせ
られき
5
復
また
ペリシテ
人
びと
と
戰爭
いくさ
ありしがヤイルの
子
こ
エルハナン、ガテのゴリアテの
兄弟
きやうだい
ラミを
殺
ころ
せりラミの
槍
やり
の
柄
え
は
機
はた
の
滕
ちぎり
の
如
ごと
くなりき
6
またガテに
戰爭
いくさ
ありしが
其處
そこ
に
一人
ひとり
の
身長
たけたか
き
人
ひと
ありその
手
て
の
指
ゆび
と
足
あし
の
趾
ゆび
は
六
むつ
宛
づつ
にして
合
あは
せて二十四あり
彼
かれ
も
巨󠄃人
おほをとこ
の
生
うめ
る
者
もの
なりき
7
彼
かれ
イスラエルを
挑
いど
みしかばダビデの
兄弟
きやうだい
シメアの
子
こ
ヨナタンこれを
殺
ころ
せり
8
是等
これら
はガテにて
巨󠄃人
おほをとこ
の
生
うめ
る
者
もの
なりしがダビデの
手
て
とその
臣僕
けらい
の
手
て
に
斃
たふ
れたり
第21章
1
茲
こゝ
にサタン
起󠄃
おこ
りてイスラエルに
敵
てき
しダビデを
感動
かんどう
してイスラエルを
核數
かぞへ
しめんとせり
2
ダビデすなはちヨアブと
民
たみ
の
牧伯等
つかさたち
に
言
いひ
けるは
汝等
なんぢら
ゆきてベエルシバよりダンまでのイスラエル
人
びと
を
數
かぞ
へその
數
かず
をとりきたりて
我
われ
に
知
しら
せよ
3
ヨアブ
答
こた
へけるは
幾何
いくばく
あるとも
願
ねがは
くはヱホバその
民
たみ
を
百
ひやく
倍
ばい
に
增
まし
たまへ
然
さり
ながら
王
わう
わが
主
しゆ
よ
是
これ
はみな
我
わが
主
しゆ
の
僕
しもべ
ならずや
然
しかる
に
何
なに
とて
我
わが
主
しゆ
この
事
こと
を
爲
なさ
んと
要󠄃
もとめ
たまふや
何
なん
ぞイスラエルをして
之
これ
によりて
罪
つみ
を
獲
え
せしむべけんやと
771㌻
4
されど
王
わう
つひにヨアブに
言
いひ
勝󠄃
かち
たればヨアブすなはち
出
いで
ゆきイスラエルを
徧
あまね
く
行
ゆき
めぐりてヱルサレムに
還󠄃
かへ
れり
5
而
しか
してヨアブ
民
たみ
の
總數
そうすう
をダビデに
吿
つげ
たり
即
すなは
ちイスラエルの
中
うち
には
劍
つるぎ
を
帶
おぶ
る
者
もの
一
百
ぴやく
十
萬人
まんにん
ありユダの
中
うち
には
劍
つるぎ
を
帶
おぶ
る
者
もの
四十七
萬人
まんにん
ありき
6
但
たゞ
しレビとベニヤミンとはその
中
なか
に
數
かぞ
へざりき
其
そ
はヨアブ
王
わう
の
言
ことば
を
惡
にく
みたればなり
7
この
事
こと
神
かみ
の
目
め
に
惡
あし
かりければイスラエルを
擊
うち
なやましたまへり
8
ダビデ
是
こゝ
において
神
かみ
に
申
まう
しけるは
我
われ
この
事
こと
をなして
大
おほい
に
罪
つみ
を
獲
え
たり
然
しかれ
ども
今
いま
ねがはくは
僕
しもべ
の
罪
つみ
を
除
のぞ
きたまへ
我
われ
はなはだ
愚
おろか
なる
事
こと
をなせりと
9
時
とき
にヱホバ、ダビデの
先見者
せんけんしや
ガデにきて
言
いひ
たまひけるは
10
徃
ゆき
てダビデに
吿
つげ
て
言
い
へヱホバかく
言
い
ふ
我
われ
なんぢに
三
みつ
のものを
示
しめ
す
汝
なんぢ
その
一
ひとつ
を
撰
えら
べ
我
われ
それを
汝
なんぢ
に
爲
なさ
んと
〘594㌻〙
11
ガデすなはちダビデの
許
もと
に
至
いた
り
之
これ
に
言
いひ
けるはヱホバかく
言
いひ
たまふ
汝
なんぢ
擇
えら
べよ
12
即
すなは
ち三
年
ねん
の
饑饉
ききん
か
又󠄂
また
は
汝
なんぢ
三月
みつき
の
間
あひだ
汝
なんぢ
の
敵
てき
の
前󠄃
まへ
に
敗
やぶ
れて
汝
なんぢ
の
仇
あた
の
劍
つるぎ
に
追󠄃
おひ
しかれんか
又󠄂
また
は
三日
みつか
の
間
あひだ
ヱホバの
劍
つるぎ
すなはち
疫病
えやみ
この
國
くに
にありてヱホバの
使者
つかひ
イスラエルの
四方
よも
の
境
さかひ
の
中
うち
にて
擊
うち
滅
ほろ
ぼすことをせんか
我
わ
が
如何
いか
なる
答
こたへ
を
我
われ
を
遣󠄃
つかは
13
ダビデ、ガデに
言
いひ
けるは
我
われ
おほいに
苦
くるし
む
請󠄃
こ
ふ
我
われ
はヱホバの
手
て
に
陷
おちい
らん
其
その
憐憫
あはれみ
甚
はなは
だおほいなればなり
人
ひと
の
手
て
には
陷
おちい
らじと
14
是
こゝ
においてヱホバ、イスラエルに
疫病
えやみ
を
降
くだ
したまひければイスラエルの
人
ひと
七
萬人
まんにん
斃
たふ
れたり
15
神
かみ
また
使者
つかひ
をヱルサレムに
遣󠄃
つかは
してこれを
滅
ほろ
ぼさんとしたまひしが
其
その
これを
滅
ほろ
ぼすにあたりてヱホバ
視
み
てこの
禍害󠄅
わざはひ
をなせしを
悔
く
い
其
その
ほろぼす
使者
つかひ
に
言
いひ
たまひけるは
足
たれ
り
今
いま
なんぢの
手
て
を
住󠄃
とど
めよと
時
とき
にヱホバの
使者
つかひ
はヱブス
人
びと
オルナンの
打
うち
場
ば
の
傍
かたはら
に
立
たち
をる
16
ダビデ
目
め
をあげて
視
み
るにヱホバの
使者
つかひ
地
ち
と
天
てん
の
間
あひだ
に
立
たち
て
拔
ぬき
身
み
の
劍
つるぎ
を
手
て
にとりてヱルサレムの
方
かた
にこれを
伸
のべ
をりければダビデと
長老等
としよりたち
麻󠄃布
あさぬの
を
衣
き
て
俯伏
ふれふせ
り
772㌻
17
而
しか
してダビデ
神
かみ
に
申
まう
しけるは
民
たみ
を
數
かぞ
へよと
命
めい
ぜし
者
もの
は
我
われ
ならずや
罪
つみ
を
犯
をか
し
惡
あし
き
事
こと
をなしたる
者
もの
は
我
われ
なり
然
しか
れども
是等
これら
の
羊
ひつじ
は
何
なに
をなせしや
我
わが
神
かみ
ヱホバよ
請󠄃
こ
ふ
汝
なんぢ
の
手
て
を
我
われ
とわが
父󠄃
ちゝ
の
家
いへ
に
加
くは
へたまへ
惟
たゞ
汝
なんぢ
の
民
たみ
に
加
くは
へて
之
これ
を
疚
やまし
めたまふ
勿
なか
れと
18
時
とき
にヱホバの
使者
つかひ
ガデに
命
めい
じ
汝
なんぢ
ダビデに
吿
つげ
てダビデをして
上
のぼ
りゆきてヱブス
人
びと
オルナンの
打
うち
場
ば
にてヱホバのために
一箇
ひとつ
の
壇
だん
を
築
きづか
しめよと
言
いへ
り
19
是
こゝ
においてダビデはガデがヱホバの
名
な
をもて
吿
つげ
たる
言
ことば
にしたがひて
上
のぼ
りゆけり
20
オルナンは
麥
むぎ
を
打
うち
ゐけるが
回顧󠄃
うりかへり
て
天
てん
の
使
つかひ
の
居
を
るを
視
み
その
四
よ
人
にん
の
子等
こら
とともに
匿
かく
れたり
21
やがてダビデはオルナンの
方
かた
に
來
きた
りけるがオルナン
望󠄇
のぞみ
てダビデを
見
み
すなはち
打
うち
場
ば
より
出
いで
ゆきて
面
かほ
を
地
ち
につけてダビデを
拜
はい
せり
22
ダビデ、オルナンに
言
いひ
けるは
此
この
打
うち
場
ば
の
處
ところ
を
我
われ
に
與
あた
へよ
我
われ
そこにてヱホバに
一箇
ひとつ
の
壇
だん
を
築
きづ
かん
汝
なんぢ
その
十
じふ
分󠄃
ぶん
の
値
あたひ
をとりて
之
これ
を
我
われ
にあたへ
災害󠄅
わざはひ
の
民
たみ
におよぶことを
止
とゞ
めしめよ
23
オルナン、ダビデに
言
いひ
けるは
請󠄃
こ
ふ
之
これ
を
取
と
り
王
わう
わが
主
しゆ
の
目
め
に
善
よし
と
觀
み
るところを
爲
なし
たまへ
我
われ
なんぢに
献
さゝ
げて
牛
うし
を
燔祭
はんさい
の
料
もの
とし
打禾車
うちぐるま
を
柴薪
たきゞ
とし
麥
むぎ
を
素祭
そさい
とせん
我
われ
みなこれを
奉
たて
呈
まつ
ると
24
ダビデ
王
わう
オルナンに
言
いひ
けるは
然
しか
るべからず
我
われ
かならず
十
じふ
分󠄃
ぶん
の
値
あたひ
をはらひて
之
これ
を
買
かは
ん
我
われ
は
汝
なんぢ
の
物
もの
を
取
とり
てヱホバに
奉
たて
まつらじ
又󠄂
また
費
つひえ
なしに
燔祭
はんさい
を
献
さゝ
ぐることをせじと
〘595㌻〙
25
ダビデすなはち
其
その
處
ところ
のために
金
きん
六
百
ぴやく
シケルを
衡
はか
りてオルナンに
與
あた
へたり
26
而
しか
してダビデ
其處
そこ
にてヱホバに
一箇
ひとつ
の
祭壇
さいだん
を
築
きづ
き
燔祭
はんさい
と
酬恩祭
しうおんさい
を
献
さゝ
げてヱホバを
龥
よび
けるに
天
てん
より
燔祭
はんさい
の
壇
だん
の
上
うへ
に
火
ひ
を
降
くだ
して
之
これ
に
應
こた
へたまへり
27
ヱホバすなはちその
使者
つかひ
に
命
めい
じたまひければ
彼
かれ
その
劍
つるぎ
を
鞘
さや
に
藏
をさ
めたり
28
その
時
とき
ダビデはヱホバがヱブス
人
びと
オルナンの
打
うち
場
ば
において
己
おのれ
に
應
こた
へたまふを
見
み
たれば
其處
そこ
にて
犧牲
いけにへ
を
献
さゝ
ぐることを
爲
なせ
り
29
モーセが
荒野
あらの
にて
造󠄃
つく
りたるヱホバの
幕屋
まくや
と
燔祭
はんさい
の
壇
だん
とは
當
その
時
ころ
ギベオンの
崇邱
たかきところ
にありけるが
773㌻
30
ダビデはその
前󠄃
まへ
に
進󠄃
すゝ
みゆきて
神
かみ
に
求
もと
むることを
得
え
せざりき
是
こ
は
彼
かれ
ヱホバの
使者
つかひ
の
劍
つるぎ
のために
懼
おそ
れたるに
因
より
てなり
第22章
1
ダビデ
言
いひ
けるはヱホバ
神
かみ
の
室
いへ
は
此
こゝ
なりイスラエルの
燔祭
はんさい
の
壇
だん
は
此
こゝ
なりと
2
ダビデすなはち
命
めい
じてイスラエルの
地
ち
に
居
を
る
異邦人
ことくにびと
を
集
あつ
めしめ
又󠄂
また
神
かみ
の
室
いへ
を
建
たつ
るに
用
もち
ふる
石
いし
を
琢
きる
ために
石工
せきこう
を
設
まう
けたり
3
ダビデまた
門
もん
の
扉
とびら
の
釘
くぎ
および
鎹
かすがひ
に
用
もち
ふる
鐵
てつ
を
夥
おびただ
しく
備
そな
へたり
又󠄂
また
銅
あかがね
を
數
かぞへ
しれぬほどに
夥
おびただ
しく
備
そな
へたり
4
また
香柏
かうはく
を
備
そな
ふること
數
かず
しれず
是
こ
はシドン
人
びと
およびツロの
者
もの
夥多
おびただ
しく
香柏
かうはく
をダビデの
所󠄃
ところ
に
運󠄃
はこ
びきたりたればなり
5
ダビデ
言
いひ
けるは
我
わが
子
こ
ソロモンは
少
わか
くして
弱󠄃
よわ
し
又󠄂
また
ヱホバのために
建
たつ
る
室
いへ
は
極
きは
めて
高大
かうだい
にして
萬國
ばんこく
に
名
な
を
得
え
榮
さかえ
を
得
う
る
者
もの
たらざる
可
べか
らず
今
いま
我
われ
其
それ
がために
準備
そなへ
をなさんとダビデその
死
しぬ
る
前󠄃
まへ
に
大
おほい
に
之
これ
が
準備
そなへ
をなせり
6
而
しか
して
彼
かれ
その
子
こ
ソロモンを
召
めし
てイスラエルの
神
かみ
ヱホバのために
家
いへ
を
建
たつ
ることを
之
これ
に
命
めい
ぜり
7
即
すなは
ちダビデ、ソロモンに
言
いひ
けるは
我
わが
子
こ
よ
我
われ
は
我
わが
神
かみ
ヱホバの
名
な
のために
家
いへ
を
建
たつ
る
志
こころざし
ありき
8
然
しか
るにヱホバの
言
ことば
われに
臨
のぞ
みて
言
いへ
り
汝
なんぢ
は
多
おほ
くの
血
ち
を
流
なが
し
大
おほい
なる
戰爭
いくさ
を
爲
な
したり
汝
なんぢ
我
わが
前󠄃
まへ
にて
多
おほく
の
血
ち
を
地
ち
に
流
なが
したれば
我
わが
名
な
の
爲
ため
に
家
いへ
を
建
たつ
べからず
9
視
み
よ
男子
なんし
汝
なんぢ
に
生
うま
れん
是
これ
は
平󠄃安
へいあん
の
人
ひと
なるべし
我
われ
これに
平󠄃安
へいあん
を
賜
たま
ひてその
四周󠄃
まはり
の
諸
もろ〳〵
の
敵
てき
に
煩
わづら
はさるること
無
なか
らしめん
故
ゆゑ
に
彼
かれ
の
名
な
はソロモン(
平󠄃安
へいあん
)といふべし
彼
かれ
の
世
よ
に
我
われ
平󠄃安
へいあん
と
靜謐
せいひつ
をイスラエルに
賜
たま
はん
10
彼
かれ
わが
名
な
のために
家
いへ
を
建
たて
ん
彼
かれ
はわが
子
こ
となり
我
われ
は
彼
かれ
の
父󠄃
ちゝ
とならん
我
われ
かれの
國
くに
の
祚
くらゐ
を
固
かた
うして
永
なが
くイスラエルの
上
うへ
に
立
たゝ
しめん
11
然
され
ば
我
わが
子
こ
よ
願
ねがは
くはヱホバ
汝
なんぢ
とともに
在
いま
し
汝
なんぢ
を
盛
さかん
ならしめ
汝
なんぢ
の
神
かみ
ヱホバの
室
いへ
を
建
たて
させて
其
その
なんぢにつきて
言
いひ
たる
如
ごと
くしたまはんことを
774㌻
12
惟
たゞ
ねがはくはヱホバ
汝
なんぢ
に
智慧󠄄
ちゑ
と
頴悟
さとり
を
賜
たま
ひ
汝
なんぢ
をイスラエルの
上
うへ
に
立
たて
て
汝
なんぢ
の
神
かみ
ヱホバの
律法
おきて
を
汝
なんぢ
に
守
まも
らせたまはんことを
〘596㌻〙
13
汝
なんぢ
もしヱホバがイスラエルにつきてモーセに
命
めい
じたまひし
法度
のり
と
例規
さだめ
を
謹
つゝし
みて
行
おこな
はば
汝
なんぢ
旺盛
さかん
になるべし
心
こゝろ
を
强
つよ
くしかつ
勇
いさ
め
懼
おそ
るる
勿
なか
れ
慄
をのの
くなかれ
14
視
み
よ
我
われ
患難
なやみ
の
中
うち
にてヱホバの
室
いへ
のために
金
きん
十
萬
まん
タラント
銀
ぎん
百
萬
まん
タラントを
備
そな
へまた
銅
あかがね
と
鐵
てつ
とを
數
かず
しれぬほど
夥多
おびただ
しく
備
そな
へたり
又󠄂
また
材木
ざいもく
と
石
いし
をも
備
そな
へたり
汝
なんぢ
また
之
これ
に
加
くは
ふべし
15
かつまた
工人
こうじん
夥多
おびただ
しく
汝
なんぢ
の
手
て
にあり
即
すなは
ち
石
いし
や
木
き
を
琢
きり
刻
きざ
む
者
もの
および
諸
もろ〳〵
の
工作
わざ
を
爲
な
すところの
工匠
たくみ
など
都
すべ
てあり
16
夫
それ
金銀
きんぎん
銅
あかがね
鐵
てつ
は
數
かず
限
かぎ
りなし
汝
なんぢ
起󠄃
たち
て
爲
な
せ
願
ねがは
くはヱホバ
汝
なんぢ
とともに
在
いま
せと
17
ダビデまたイスラエルの
一切
すべて
の
牧伯等
つかさたち
にその
子
こ
ソロモンを
助
たす
くることを
命
めい
じて
云
いは
く
18
汝
なんぢ
らの
神
かみ
ヱホバなんぢらと
偕
とも
に
在
いま
すならずや
四方
しはう
において
泰平󠄃
たいへい
を
汝
なんぢ
らに
賜
たま
へるならずや
即
すなは
ちこの
地
ち
の
民
たみ
を
我
わが
手
て
に
付
わた
したまひてこの
地
ち
はヱホバの
前󠄃
まへ
とその
民
たみ
の
前󠄃
まへ
に
服󠄃
ふく
せり
19
然
され
ば
汝
なんぢ
ら
心
こゝろ
をこめ
精神
せいしん
をこめて
汝
なんぢ
らの
神
かみ
ヱホバを
求
もと
めよ
汝
なんぢ
ら
起󠄃
たち
てヱホバ
神
かみ
の
聖󠄄所󠄃
せいじよ
を
建
た
てヱホバの
名
な
のために
建
たつ
るその
室
いへ
にヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
と
神
かみ
の
聖󠄄
きよき
器
うつは
を
携
たづ
さへいるべし
第23章
1
ダビデ
老
おい
てその
日
ひ
滿
みち
ければその
子
こ
ソロモンをイスラエルの
王
わう
となせり
2
ダビデ、イスラエルの
一切
すべて
の
牧伯
つかさ
および
祭司
さいし
とレビ
人
びと
をあつめたり
3
レビ
人
びと
の三十
歳
さい
以上
いじやう
なる
者
もの
を
數
かぞ
へたるにその
人々
ひと〴〵
の
頭
かしら
數
かず
は三
萬
まん
八
千
せん
4
その
中
うち
二
萬
まん
四
千
せん
はヱホバの
室
いへ
の
事幹
わざ
を
掌
つかさ
どり六
千
せん
は
有司
つかさびと
および
裁判󠄄人
さばきびと
たり
5
四
千
せん
は
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
たりまた四
千
せん
はダビデが
造󠄃
つく
れる
讃美
さんび
の
樂器
がくき
をとりてヱホバを
頌
たたふ
ることをせり
6
ダビデ、レビの
子孫
しそん
を
分󠄃
わか
ちて
班列
くみ
を
立
たて
たり
即
すなは
ちゲルシヨン、コハテおよびメラリ
775㌻
7
ゲルシヨン
人
びと
たる
者
もの
はラダンおよびシメイ
8
ラダンの
子等
こら
は
長
かしら
エヒエルにゼタムとヨエル
合
あは
せて三
人
にん
9
シメイの
子等
こら
はシロミテ、ハジエル、ハランの三
人
にん
是等
これら
はラダンの
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たり
10
シメイの
子等
こら
はヤハテ、ジナ、ヱウシ、ベリア この四
人
にん
はシメイの
子
こ
なり
11
ヤハデは
長
かしら
ジナはその
次
つぎ
ヱウシ、ベリアは
子
こ
多
おほ
からざるが
故
ゆゑ
に
之
これ
をともに
數
かぞ
へて
一
ひとつ
の
宗家
そうけ
となせり
12
コハテの
子等
こら
はアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエルの四
人
にん
13
アムラムの
子等
こら
はアロンとモーセ、アロンはその
子等
こら
とともに
永
なが
く
區別
わかた
れてその
身
み
を
潔󠄄
きよ
めて
至
いと
聖󠄄者
きよきもの
となりヱホバの
前󠄃
まへ
に
香
かう
を
焚
た
き
之
これ
に
事
つか
へ
恒
つね
にこれが
名
な
をもて
祝
しゆく
することを
爲
なせ
り
〘597㌻〙
14
神
かみ
の
人
ひと
モーセの
子等
こら
はレビの
支派
わかれ
の
中
うち
に
數
かぞ
へいれらる
15
モーセの
子等
こら
はゲルシヨンおよびエリエゼル
16
ゲルシヨンの
子等
こら
は
長
かしら
はシブエル
17
エリエゼルの
子等
こら
は
長
かしら
はレハビヤ、エリエゼルは
此
この
外
ほか
に
男子
をとこのこ
あらざりき
但
たゞ
しレハビヤの
子等
こら
は
甚
はなは
だ
多
おほ
かりき
18
イヅハルの
子等
こら
は
長
かしら
はシロミテ
19
ヘブロンの
子等
こら
は
長子
うひご
はヱリヤ その
次
つぎ
はアマリヤ その三はヤハジエル その四はヱカメアム
20
ウジエルの
子等
こら
は
長子
うひご
はミカ
次
つぎ
はヱシヤ
21
メラリの
子等
こら
はマヘリおよびムシ、マヘリの
子等
こら
はエレアザルおよびキシ
22
エレアザルは
男子
なんし
なくして
死
しね
り
惟
たゞ
女子
によし
ありし
而已
のみ
その
女子等
によしども
はキシの
子
こ
たるその
兄弟
きやうだい
等
ども
これを
娶
めと
れり
23
ムシの
子等
こら
はマヘリ、エデル、ヱレモテの三
人
にん
24
レビの
子孫
しそん
をその
宗家
そうけ
に
循
したが
ひて
言
いへ
ば
是
かく
のごとし
是
これ
皆
みな
かの
頭
かしら
數
かず
を
數
かぞ
へられその
名
な
を
錄
しる
されてヱホバの
家
いへ
の
役事
はたらき
をなせる二十
歳
さい
以上
いじやう
の
者
もの
の
宗家
そうけ
の
長
かしら
なり
25
ダビデ
言
いひ
けらくイスラエルの
神
かみ
ヱホバその
民
たみ
を
安
やす
んじて
永
なが
くヱルサレムに
住󠄃
すみ
たまふ
776㌻
26
レビ
人
びと
はまた
重
かさ
ねて
幕屋
まくや
およびその
奉事
つとめ
の
器具󠄄
うつはもの
を
舁
かく
ことあらずと
27
ダビデの
最後
をはり
の
詞
ことば
にしたがひてレビ
人
びと
は二十
歳
さい
以上
いじやう
よりして
數
かぞ
へられたり
28
彼
かれ
らの
職
しよく
はアロンの
子孫
しそん
等
たち
の
手
て
に
屬
ぞく
して
神
かみ
の
家
いへ
の
役事
はたらき
を
爲
な
し
庭
には
と
諸
もろ〳〵
の
室
へや
の
用
よう
を
爲
な
し
一切
すべて
の
聖󠄄物
きよきもの
を
潔󠄄
きよ
むるなど
凡
すべ
て
神
かみ
の
家
いへ
の
役事
はたらき
を
勤
つと
むるの
事
こと
なりき
29
また
供前󠄃
そなへ
のパン
素祭
そさい
の
麥
むぎ
粉
こ
酵
たね
いれぬ
菓子
くわし
鍋
なべ
にて
製
つく
る
者
もの
燒
やき
て
製
つく
る
者
もの
などを
掌
つかさ
どりまた
凡
すべ
て
容積
かさ
と
長短
ながさ
を
量度
はか
ることを
掌
つかさ
どり
30
また
朝󠄃
あした
ごとに
立
たち
てヱホバを
頌
たゝ
へ
讃
ほむ
ることを
掌
つかさ
どれり
夕
ゆふべ
もまた
然
しか
り
31
又󠄂
また
安息日
あんそくにち
と
朔日
つひたち
と
節󠄄會
せちゑ
においてヱホバに
諸
もろ〳〵
の
燔祭
はんさい
を
献
さゝ
げ
其
その
命
めい
ぜられたる
所󠄃
ところ
に
循
したが
ひて
數
かず
のごとくに
斷
たえ
ずこれをヱホバの
前󠄃
まへ
にたてまつる
事
こと
を
掌
つかさ
どれり
32
是
かく
のごとく
彼
かれ
らは
集會
しふくわい
の
幕屋
まくや
の
職守
つとめ
と
聖󠄄所󠄃
きよきところ
の
職守
つとめ
とアロンの
子孫
しそん
たるその
兄弟
きやうだい
等
たち
の
職守
つとめ
とを
守
まも
りてヱホバの
家
いへ
の
役事
はたらき
をおこなふ
可
べか
りしなり
第24章
1
アロンの
子孫
しそん
の
班列
くみ
は
左
さ
のごとしアロンの
子等
こら
はナダブ、アビウ、エレアザル、イタマル
2
ナダブとアビウはその
父󠄃
ちゝ
に
先
さき
だちて
死
しに
て
子
こ
なかりければエレアザルとイタマル
祭司
さいし
となれり
3
ダビデ、エレアザルの
子孫
しそん
ザドクおよびイタマルの
子孫
しそん
アヒメレクとともに
彼
かれ
らを
分󠄃
わか
ちて
各
おの〳〵
その
職
しよく
と
務
つとめ
に
任
にん
じたり
4
エレアザルの
子孫
しそん
の
中
うち
にはイタマルの
子孫
しそん
の
中
うち
よりも
長
かしら
たる
人
ひと
多
おほ
かりき
是
こゝ
をもてその
分󠄃
わか
かれし
班列
くみ
はエレアザルの
子孫
しそん
たる
宗家
そうけ
の
長
ちやう
には十六ありイタマルの
子孫
しそん
たる
宗家
そうけ
の
長
ちやう
には八あり
〘598㌻〙
5
斯
かく
彼
かれ
らは
籤
くじ
によりて
分󠄃
わか
たる
彼
かれ
と
此
これ
と
相
あひ
等
ひと
し
其
そ
は
聖󠄄所󠄃
きよきところ
の
督者
つかさ
および
神
かみ
の
督者
つかさ
はエレアザルの
子孫
しそん
の
中
うち
よりも
出
い
でイタマルの
子孫
しそん
の
中
うち
よりも
出
いづ
ればなり
6
レビ
人
びと
ネタネルの
子
こ
シマヤといふ
書記
しよき
王
わう
と
牧伯等
つかさたち
と
祭司
さいし
ザドクとアビヤタルの
子
こ
アヒメレクと
祭司
さいし
およびレビ
人
びと
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
の
前󠄃
まへ
にて
之
これ
を
書
かき
しるせり
即
すなは
ちエレアザルのために
宗家
そうけ
一
ひとつ
を
取
とれ
ばまたイタマルのために
宗家
そうけ
一
ひとつ
を
取
とれ
り
777㌻
7
第
だい
一の
籤
くじ
はヨアリブに
當
あた
り
第
だい
二はヱダヤに
當
あた
り
8
第
だい
三はハリムに
當
あた
り
第
だい
四はセオリムに
當
あた
り
9
第
だい
五はマルキヤに
當
あた
り
第
だい
六はミヤミンに
當
あた
り
10
第
だい
七はハツコヅに
當
あた
り
第
だい
八はアビアに
當
あた
り
11
第
だい
九はヱシユアに
當
あた
り
第
だい
十はシカニヤに
當
あた
り
12
第
だい
十一はヱリアシブに
當
あた
り
第
だい
十二はヤキンに
當
あた
り
13
第
だい
十三はホツバに
當
あた
り
第
だい
十四はエシバブに
當
あた
り
14
第
だい
十五はビルガに
當
あた
り
第
だい
十六はインメルに
當
あた
り
15
第
だい
十七はヘジルに
當
あた
り
第
だい
十八はハビセツに
當
あた
り
16
第
だい
十九はベタヒヤに
當
あた
り
第
だい
二十はエゼキエルに
當
あた
り
17
第
だい
二十一はヤキンに
當
あた
り
第
だい
二十一はガムルに
當
あた
り
18
第
だい
二十三はデラヤに
當
あた
り
第
だい
二十四はマアジアに
當
あた
れり
19
是
これ
その
職務
つとめ
の
順序
ついで
なり
彼
かれ
らは
之
これ
にしたがひてヱホバの
家
いへ
にいり
其
その
先祖
せんぞ
アロンより
傳
つた
はりし
例規
さだめ
によりて
勤
つと
むべかりしなり
即
すなは
ちイスラエルの
神
かみ
ヱホバの
彼
かれ
に
命
めい
じたまひしごとし
20
その
餘
ほか
のレビの
子孫
しそん
は
左
さ
の
如
ごと
しアムラムの
子等
こら
の
中
うち
にてはシユバエル、シユバエルの
子等
こら
の
中
うち
にてはヱデヤ
21
レハビヤについてはレハビヤの
子等
こら
の
中
うち
にては
長子
うひご
イツシア
22
イヅハリ
人
びと
の
中
うち
にてはシロミテ、シロミテの
子等
こら
の
中
うち
にてはヤハテ
23
ヘブロンの
子等
こら
の
中
うち
にては
長子
うひご
ヱリヤ
二
に
子
し
アマリヤ
三
さん
子
し
ヤハジエル
四
し
子
し
ヱカメアム
24
ウジエルの
子等
こら
の
中
うち
にてはミカ、ミカの
子等
こら
の
中
うち
にてはシヤミル
25
ミカの
兄弟
きやうだい
をイツシアといふイツシアの
子等
こら
の
中
うち
にてはゼカリヤ
26
メラリの
子等
こら
はマヘリおよびムシ、ヤジアの
子等
こら
はベノ
27
メラリの
子孫
しそん
のヤジアより
出
いで
たる
者
もの
はベノ、シヨハム、ザツクル、イブリ
28
マヘリよりエレアザル
出
いで
たりエレアザルは
子等
こら
なかりき
29
キシについてはキシの
子
こ
はヱラメル
30
ムシの
子等
こら
はマヘリ、エデル、ヱリモテ
是等
これら
はレビの
子孫
しそん
にしてその
宗家
そうけ
にしたがひて
言
いへ
る
者
もの
なり
778㌻
31
是
これ
らの
者
もの
もまたダビデ
王
わう
とザドクとアヒメレクと
祭司
さいし
およびレビ
人
びと
の
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たる
者等
ものども
の
前󠄃
まへ
にてアロンの
子孫
しそん
たるその
兄弟
きやうだい
等
たち
のごとく
籤
くじ
を
掣
ひけ
り
兄
あに
の
宗家
そうけ
も
弟
おとうと
の
宗家
そうけ
も
異
こと
なること
無
なか
りき
〘599㌻〙
第25章
1
ダビデと
軍旅
ぐんりよ
の
牧伯等
つかさたち
またアサフ、ヘマンおよびヱドトンの
子等
こら
を
選󠄄
えら
びて
職
しよく
に
任
にん
じ
之
これ
をして
琴
こと
と
瑟
しつ
と
鐃鈸
ねうはち
を
執
とり
て
預言
よげん
せしむその
職
しよく
によれば
伶人
れいじん
の
數
かず
左
さ
のごとし
2
アサフの
子等
こら
はザツクル、ヨセフ、ネタニア、アサレラ
皆
みな
アサフの
子等
こら
にしてアサフの
手
て
に
屬
ぞく
すアサフは
王
わう
の
手
て
につきて
預言
よげん
す
3
ヱドトンについてはヱドトンの
子等
こら
はゲダリア、ゼリ、ヱサヤ、ハシヤビヤ、マツタテヤの六
人
にん
皆
みな
琴
こと
を
操
とり
てその
父󠄃
ちゝ
ヱドトンの
手
て
に
屬
ぞく
すヱドトンはヱホバを
讃
ほ
めかつ
頌
たゝ
へて
預言
よげん
す
4
ヘマンについてはヘマンの
子等
こら
たる
者
もの
はブツキヤ、マツタニヤ、ウジエル、シブエル、ヱレモテ、ハナニヤ、ハナニ、エリアタ、ギダルテ、ロマムテエゼル、ヨシベカシヤ、マロテ、ホテル、マハジオテ
5
是
これ
みな
神
かみ
の
言
ことば
をつたふる
王
わう
の
先見者
せんけんしや
ヘマンの
子等
こら
にして
角
かく
を
擧
あ
ぐ
神
かみ
ヘマンに
男子
なんし
十四
人
にん
女子
によし
三
人
にん
を
賜
たま
へり
6
是等
これら
の
者
もの
は
皆
みな
その
父󠄃
ちゝ
の
手
て
に
屬
ぞく
しヱホバの
家
いへ
において
歌
うた
を
謠
うた
ひ
鐃鈸
ねうはち
と
瑟
しつ
と
琴
こと
をもて
神
かみ
の
家
いへ
の
奉事
つとめ
をなせり アサフ、ヱドトンおよびヘマンは
王
わう
の
手
て
につけり
7
彼等
かれら
およびヱホバに
歌
うた
を
謠
うた
ふことを
習
なら
へるその
兄弟
きやうだい
等
たち
即
すなは
ち
巧
たくみ
なる
者
もの
の
數
かず
は二
百
ひやく
八十八
人
にん
8
彼
かれ
ら
大
だい
も
小
せう
も
巧
たくみ
なる
者
もの
も
習
なら
ふ
者
もの
も
皆
みな
ともにその
職務
つとめ
の
籤
くじ
を
掣
ひき
けるが
9
第
だい
一の
籤
くじ
はアサフの
家
いへ
のヨセフに
當
あた
り
第
だい
二はゲダリアに
當
あた
れり
彼
かれ
もその
兄弟
きやうだい
等
たち
および
子等
こら
十二
人
にん
10
第
だい
三はザツクルに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
11
第
だい
四はイヅリに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
12
第
だい
五はネタニヤに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
13
第
だい
六はブツキアに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
14
第
だい
七はアサレラに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
15
第
だい
八はヱサヤに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
779㌻
16
第
だい
九はマツタニヤに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
17
第
だい
十はシメイに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
18
第
だい
十一はアザリエルに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
19
第
だい
十二はハシヤビアに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
20
第
だい
十三はシユバエルに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
21
第
だい
十四はマツタテヤに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
22
第
だい
十五はヱレモテに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
23
第
だい
十六はハナニヤに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
〘600㌻〙
24
第
だい
十七はヨシベカシヤに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
25
第
だい
十八はでハナニに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
26
第
だい
十九はマロテに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
27
第
だい
二十はエリアタに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
28
第
だい
二十一はホテルに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
29
第
だい
二十二はギダルテに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
30
第
だい
二十三はマハジオテに
富
とみ
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
31
第
だい
二十四はロマムテエゼルに
當
あた
れりその
子等
こら
とその
兄弟
きやうだい
等
たち
十二
人
にん
第26章
1
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
の
班列
くみ
は
左
さ
のごとしコラ
人
びと
の
中
うち
にてはアサフの
子
こ
コレの
子
こ
なるメシレミヤ
2
メシレミヤの
子等
こら
は
長子
うひご
はゼカリヤその
次
つぎ
はヱデアエルその三はゼバデヤその四はヤテニエル
3
その五はエラムその六はヨハナンその七はエリヨエナイ
4
またオベデエドムの
子等
こら
は
長子
うひご
はシマヤその
次
つぎ
はヨザバデその三はヨアその四はサカルその五はネタネル
5
その六はアシミエルその七はイツサカルその八はピウレタイ
是
こ
は
神
かみ
かれを
祝福
めぐみ
たまひしなり
6
また
彼
かれ
の
子
こ
シマヤにも
數人
すにん
の
子
こ
生
うま
れたりしがその
子等
こら
は
大勇士
だいゆうし
にしてその
父󠄃
ちゝ
の
家
いへ
の
主
しゆ
たる
者
もの
なりき
7
すなはちシマヤの
子等
こら
はオテニ、レバエル、オベデ、エルザバデ、エルザバデの
兄弟
きやうだい
エリウとセマキヤは
力
ちから
ある
人
ひと
なりき
8
是
これ
みなオベデエドムの
孫
まご
子
こ
なり
彼
かれ
らとその
子等
こら
および
其
その
兄弟
きやうだい
等
たち
は
合
あは
せて六十二
人
にん
皆
みな
力
ちから
ある
者
もの
にしてその
職
しよく
に
堪
た
ふ
是
これ
みなオベデエドムに
屬
ぞく
する
者
もの
なり
9
メシレミヤも
子等
こら
と
兄弟
きやうだい
等
たち
合
あは
せて十八
人
にん
あり
皆
みな
力
ちから
ある
者
もの
なりき
780㌻
10
メラリの
子孫
しそん
ホサもまた
子等
こら
ありき
其
その
長
かしら
はシムリ
是
これ
は
長子
うひご
ならざりしかどもその
父󠄃
ちゝ
これを
長
かしら
となせしなり
11
その
次
つぎ
はヒルキヤその三はデバリヤその四はゼカリヤ、ホサの
子等
こら
と
兄弟
きやうだい
等
たち
は
合
あは
せて十三
人
にん
12
門
もん
を
守
まも
るところの
班列
くみ
此
この
長等
かしらたち
の
中
うち
より
出
い
でみなその
兄弟
きやうだい
と
等
ひとし
く
勤務
つとめ
をなしてヱホバの
家
いへ
に
仕
つか
ふ
13
彼
かれ
ら
門々
もん〳〵
を
分󠄃
わか
つために
小
せう
も
大
だい
もともにその
宗家
そうけ
に
循
したが
ひて
籤
くじ
を
掣
ひき
たりしが
14
東
ひがし
の
方
かた
の
籤
くじ
はシレミヤに
當
あた
れり
又󠄂
また
その
子
こ
ゼカリヤのために
籤
くじ
を
掣
ひき
けるに
北
きた
の
方
かた
の
籤
くじ
これに
當
あた
れりゼカリヤは
智慧󠄄
ちゑ
ある
議士
ぎし
なりき
15
オベデエドムは
南
みなみ
の
方
かた
の
籤
くじ
に
當
あた
りその
子等
こら
は
倉
くら
の
籤
くじ
に
當
あた
れり
16
シユパムおよびホサは
西
にし
の
方
かた
の
籤
くじ
にあたり
坂
さか
の
大路
おほぢ
にあるシヤレケテの
門
もん
の
傍
かたはら
に
居
をれ
り
守者
まもるもの
はみな
相對
あひむか
ふ
〘601㌻〙
17
東
ひがし
の
方
かた
にはレビ
人
びと
六
人
にん
北
きた
の
方
かた
には
日々
ひび
に四
人
にん
南
みなみ
の
方
かた
にも
日々
ひび
に四
人
にん
倉
くら
のかたはらには二
人
にん
に二
人
にん
18
西
にし
の
方
かた
バルバルにおいては
大路
おほぢ
に四
人
にん
バルバルに二
人
にん
19
門
もん
を
守
まも
る
者
もの
の
班列
くみ
は
是
かく
のごとし
皆
みな
コラの
子孫
しそん
とメラリの
子孫
しそん
なり
20
また
神
かみ
の
府庫
くら
および
聖󠄄物
きよきもの
の
府庫
くら
を
司
つかさ
どれる
彼
かれ
らの
兄弟
きやうだい
なるレビ
人
びと
は
左
さ
のごとし
21
ラダンの
子孫
しそん
すなはちラダンより
出
いで
たるゲルシヨン
人
びと
にしてゲルシヨン
人
びと
ラダンの
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たる
者
もの
の
中
うち
にてはヱヒエリ
22
およびヱヒエリの
子等
こら
ならびにその
兄弟
きやうだい
ゼタムとヨエル
是
これ
らはヱホバの
家
いへ
の
府庫
くら
を
司
つかさ
どれり
23
アムラミ
人
びと
イヅハリ
人
びと
ヘブロン
人
びと
ウジエリ
人
びと
の
中
うち
においては
左
さ
のごとし
24
モーセの
子
こ
ゲルシヨムの
子
こ
なるシブエルは
府庫
くら
の
宰
つかさ
たり
25
その
兄弟
きやうだい
にしてエリエゼルより
出
いで
たる
者
もの
は
即
すなは
ちエリエゼルの
子
こ
レハビヤその
子
こ
ヱサヤその
子
こ
ヨラムその
子
こ
ジクリその
子
こ
シロミテ
26
此
この
シロミテとその
兄弟
きやうだい
等
たち
はすべての
聖󠄄物
きよきもの
の
府庫
くら
を
掌
つかさ
どれりその
聖󠄄物
きよきもの
はすなはちダビデ
王
わう
宗家
そうけ
の
長
ちやう
千
せん
人
にん
の
長
かしら
百
ひやく
人
にん
の
長
かしら
軍旅
ぐんりよ
の
長等
かしらたち
などが
奉納󠄃
をさめ
たる
者
もの
なり
781㌻
27
即
すなは
ち
戰爭
いくさ
において
獲
え
たる
物
もの
および
掠取物
ぶんどりもの
を
奉納󠄃
をさめ
てヱホバの
家
いへ
の
修繕
つくろひ
に
供
そな
へたるなり
28
凡
すべ
て
先見者
せんけんしや
サムエル、キシの
子
こ
サウル、ネルの
子
こ
アブネル、ゼルヤの
子
こ
ヨアブ
等
ら
が
奉献
をさめ
たる
物
もの
および
其
その
他
ほか
の
奉納󠄃物
をさめもの
は
皆
みな
シロミテとその
兄弟
きやうだい
等
たち
の
手
て
の
下
した
にありき
29
イヅハリ
人
びと
の
中
うち
にてはケナニヤとその
子等
こら
イスラエルの
外事
ぐわいじ
を
理
をさ
め
有司
つかさ
となり
裁判󠄄人
さばきびと
となれり
30
ヘブロン
人
びと
の
中
うち
にてはハシヤビアおよびその
兄弟
きやうだい
などの
勇士
ゆうし
一
千
せん
七
百
ひやく
人
にん
ありてヨルダンの
此旁
こなた
すなはち
西
にし
の
方
かた
にてイスラエルの
監督
かんとく
者
しや
となりヱホバの
一切
すべて
の
事
こと
を
行
おこな
ひ
王
わう
の
用
よう
を
爲
なせ
り
31
ヘブロン
人
びと
の
中
うち
にてはその
系譜
けいふ
と
宗家
そうけ
とに
依
よれ
ばヱリヤといふ
者
もの
ヘブロン
人
びと
の
長
かしら
なりダビデの
治世
ぢせい
の四十
年
ねん
に
彼
かれ
らを
尋󠄃
たづ
ね
求
もと
めギレアデのヤゼルにおいて
彼
かれ
らの
中
うち
より
大勇士
だいゆうし
を
得
え
たり
32
ヱリヤの
兄弟
きやうだい
たる
勇士
ゆうし
は二
千
せん
七
百
ひやく
人
にん
にして
皆
みな
宗家
そうけ
の
長
ちやう
たりダビデ
王
わう
かれらをしてルベン
人
びと
ガド
人
びと
およびマナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
を
監督
かんとく
しめ
神
かみ
につける
事
こと
と
王
わう
につける
事
こと
とを
宰
つかさ
どらせたり
第27章
1
イスラエルの
子孫
ひと〴〵
すなはち
宗家
そうけ
の
長
ちやう
千
せん
人
にん
の
長
かしら
百
ひやく
人
にん
の
長
かしら
およびその
有司
つかさ
等
たち
は
年
とし
の
惣
すべて
の
月
つき
のあひだ
月
つき
ごとに
更
かは
り
入
い
り
更
かは
り
出
い
で
其
その
班列
くみ
の
諸
もろ〳〵
の
事
こと
をつとめて
王
わう
に
事
つか
へたるが
其
その
數
かず
を
按
かんが
ふるに
一
ひと
班列
くみ
に二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
ありき
2
先
まづ
第
だい
一の
班列
くみ
すなはち
正月
しやうぐわつ
の
分󠄃
ぶん
はザブデエルの
子
こ
ヤシヨベアムこれを
率󠄃
ひき
ゆ
其
その
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
〘602㌻〙
3
彼
かれ
は
正月
しやうぐわつ
の
軍團
ぐんだん
の
長等
かしらたち
の
首
をさ
たる
者
もの
にしてペレヅの
子孫
しそん
なり
4
二
月
ぐわつ
の
班列
くみ
はアホア
人
びと
ドダイその
班列
くみ
の
者
もの
とともにこれを
率󠄃
ひき
ゆミクロテといふ
宰
つかさ
あり
其
その
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
5
三
月
ぐわつ
の
軍團
ぐんだん
を
統
すぶ
る
第
だい
三の
將
しやう
は
祭司
さいし
の
長
をさ
ヱホヤダの
子
こ
ベナヤその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
6
このベナヤはかの三十
人
にん
の
中
うち
の
勇士
ゆうし
にして三十
人
にん
の
上
うへ
にたてり
彼
かれ
の
子
こ
アミザバデその
班列
くみ
にあり
7
四
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
を
統
すぶ
る
第
だい
四の
將
しやう
はヨアブの
弟
おとうと
アサヘルにしてその
子
こ
ゼバデヤこれに
次
つげ
り
其
その
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
782㌻
8
五
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
を
統
すぶ
る
第
だい
五の
將
しやう
はイズラヒ
人
びと
シヤンモテその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
9
六
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
を
統
すぶ
る
第
だい
六の
將
しやう
はテコア
人
びと
イツケシの
子
こ
イラその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
10
七
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
を
統
すぶ
る
第
だい
七の
將
しやう
はエフライムの
子孫
しそん
たるペロニ
人
びと
ヘレヅその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
11
八
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
を
統
すぶ
る
第
だい
八の
將
しやう
はゼラの
子孫
しそん
たるホシヤ
人
びと
シベカイその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
12
九
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
をすぶる
第
だい
九の
將
しやう
はベニヤミンの
子孫
しそん
たるアナトテ
人
びと
アビエゼルその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
13
十
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
をすぶる
第
だい
十の
將
しやう
はゼラの
子孫
しそん
たるネトパ
人
びと
マハライその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
14
十一
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
をすぶる
第
だい
十一の
將
しやう
はエフライムの
子孫
しそん
たるピラトン
人
びと
ベナヤその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
15
十二
月
ぐわつ
の
分󠄃
ぶん
を
統
すぶ
る
第
だい
十二の
將
しやう
はオテニエルの
子孫
しそん
たるネトパ
人
びと
ヘルダイその
班列
くみ
は二
萬
まん
四
千
せん
人
にん
16
イスラエルの
支派
わかれ
を
治
をさ
むる
者
もの
は
左
さ
のごとしルベン
人
びと
の
牧伯
つかさ
はヂクリの
子
こ
エリエゼル、シメオンの
牧伯
つかさ
はマアカの
子
こ
シバテヤ
17
レビ
人
びと
の
牧伯
つかさ
はケムエルの
子
こ
ハシヤビヤ、アロン
人
びと
の
牧伯
つかさ
はザドク
18
ユダの
牧伯
つかさ
はダビデの
兄弟
きやうだい
エリウ、イツサカルの
牧伯
つかさ
はミカエルの
子
こ
オムリ
19
ゼブルンの
牧伯
つかさ
はオバデヤの
子
こ
イシマヤ、ナフタリの
牧伯
つかさ
はアズリエルの
子
こ
ヱレモテ
20
エフライムの
子孫
しそん
の
牧伯
つかさ
はアザジヤの
子
こ
ホセア、マナセの
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
牧伯
つかさ
はペダヤの
子
こ
ヨエル
21
ギレアデなるマナセのご
半󠄃
なかばの
支派
わかれ
の
牧伯
つかさ
はゼカリヤの
子
こ
イド、ペニヤミンの
牧伯
つかさ
はアブネルの
子
こ
ヤシエル
22
ダンの
牧伯
つかさ
はヱロハムの
子
こ
アザリエル、イスラエルの
支派
わかれ
の
牧伯等
つかさたち
は
是
かく
のごとし
23
二十
歳
さい
以下
いか
なる
者
もの
はダビデこれを
數
かぞ
へざりき
其
そ
はヱホバかつてイスラエルを
增
まし
て
天空󠄃
そら
の
星
ほし
のごとくにせんと
言
いひ
たまひしことあればなり
24
ゼルヤの
子
こ
ヨアブ
數
かぞ
ふることを
始
はじ
めたりしがこれを
爲
なし
をへざりきそのかぞふることによりて
震怒
いかり
イスラエルにおよべりその
數
かず
はまたダビデ
王
わう
の
記錄
きろく
の
籍
ふみ
に
載
のせ
ざりき
〘603㌻〙
783㌻
25
アデエルの
子
こ
アズマウテは
王
わう
の
府庫
くら
を
掌
つかさ
どりウジヤの
子
こ
ヨナタンは
田野
でんや
邑々
まち〳〵
村々
むら〳〵
城
しろ
などにある
府庫
くら
を
掌
つかさ
どり
26
ケルブの
子
こ
エズリは
地
ち
を
耕
たがや
す
農業
のうげふ
の
人
ひと
を
掌
つかさ
どり
27
ラマテ
人
びと
シメイは
葡萄園
ぶだうばたけ
を
掌
つかさ
どりシフミ
人
びと
ザブデはその
葡萄園
ぶだうばたけ
より
取
とれ
る
葡萄
ぶだう
酒
しゆ
の
藏
くら
を
掌
つかさ
どり
28
ゲデラ
人
びと
バアルハナンは
平󠄃野
ひらの
なる
橄欖樹
かんらんのき
と
桑
くはの
樹
き
を
掌
つかさ
どりヨアシは
油
あぶら
の
藏
くら
を
掌
つかさ
どり
29
シヤロン
人
びと
シテナイはシヤロンにて
牧
か
ふ
牛
うし
の
群
むれ
を
掌
つかさ
どりアデライの
子
こ
シヤバテは
谷々
たに〴〵
にある
牛
うし
の
群
むれ
を
掌
つかさ
どり
30
イシマエル
人
びと
オビルは
駱駝
らくだ
を
掌
つかさ
どりメロノテ
人
びと
ヱデヤは
驢馬
ろば
を
掌
つかさ
どり
31
ハガリ
人
びと
ヤジズは
羊
ひつじ
の
群
むれ
を
掌
つかさ
どれり
是
これ
みなダビデ
王
わう
の
所󠄃有
もちもの
を
掌
つかさ
どれる
者
もの
なり
32
またダビデの
叔父󠄃
をぢ
ヨナタンは
議官
ぎくわん
たり
彼
かれ
は
智慧󠄄
ちゑ
あり
學
がく
識
しき
ある
者
もの
なり
又󠄂
また
ハクモニの
子
こ
ヱヒエルは
王
わう
の
子等
こたち
の
補佐
ほさ
たり
33
アヒトペルは
王
わう
の
議官
ぎくわん
たりアルキ
人
びと
ホシヤイは
王
わう
の
伴󠄃侶
とも
たり
34
アヒトペルに
次
つ
ぐ
者
もの
はベナヤの
子
こ
ヱホヤダおよびアビヤタル
王
わう
の
軍旅
ぐんりよ
の
長
かしら
はヨアブ
第28章
1
茲
こゝ
にダビデ、イスラエルの
一切
すべて
の
長
かしら
支派
わかれ
の
長
ちやう
王
わう
に
事
つか
ふる
班列
くみ
の
長
かしら
千
せん
人
にん
の
長
かしら
百
ひやく
人
にん
の
長
かしら
王
わう
とその
子等
こら
の
所󠄃有
もちもの
及
およ
び
家畜
かちく
を
掌
つかさ
どる
者
もの
閹官
えんくわん
有力
いうりよく
者
しや
諸
しよ
勇士
ゆうし
などを
盡
こと〴〵
くヱルサレムに
召集
めしあつ
め
2
而
しか
してダビデ
王
わう
その
足
あし
にて
起󠄃
たち
て
言
いひ
けるは
我
われ
兄弟
きやうだい
等
たち
我民
わがたみ
よ
我
われ
に
聽
き
け
我
われ
はヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
のため
我
われ
らの
神
かみ
の
足
あし
臺
だい
のために
安居
あんきよ
の
家
いへ
を
建
たて
んとの
志
こころざし
ありて
已
すで
にこれを
建
たつ
る
準備
そなへ
をなせり
3
然
しか
るに
神
かみ
我
われ
に
言
いひ
たまへり
汝
なんぢ
は
我
わが
名
な
のために
家
いへ
を
建
たつ
べからず
汝
なんぢ
は
軍人
いくさびと
にして
許多
あまた
の
血
ち
を
流
なが
したればなりと
4
然
しか
りと
雖
いへど
もイスラエルの
神
かみ
ヱホバ
我
わが
父󠄃
ちゝ
の
全󠄃家
ぜんか
の
中
うち
より
我
われ
を
選󠄄
えら
びて
永
なが
くイスラエルに
王
わう
たらしめたまふ
即
すなは
ちユダを
選󠄄
えら
びて
長
かしら
となしユダの
全󠄃家
ぜんか
の
中
うち
より
我
わが
父󠄃
ちゝ
の
家
いへ
を
選󠄄
えら
び
我
わが
父󠄃
ちゝ
の
子等
こら
の
中
うち
にて
我
われ
を
悅
よろこ
びイスラエルの
王
わう
とならしめたまふ
5
而
しか
してヱホバ
我
われ
に
衆多
おほく
の
子
こ
をたまひて
其
その
わが
諸
すべて
の
子等
こら
の
中
うち
より
我
わが
子
こ
ソロモンを
選󠄄
えら
び
之
これ
をヱホバの
國
くに
の
位
くらゐ
に
坐
ざ
せしめてイスラエルを
治
をさ
めしめんとしたまふ
784㌻
6
ヱホバまた
我
われ
に
言
いひ
たまひけるは
汝
なんぢ
の
子
こ
ソロモンはわが
家
いへ
および
我
わがれ
庭
には
を
作
つく
らん
我
われ
かれを
選󠄄
えら
びて
吾
わが
子
こ
となせり
我
われ
かれの
父󠄃
ちゝ
となるべし
7
彼
かれ
もし
今日
こんにち
のごとく
我
わが
誡命
いましめ
と
律法
おきて
を
堅
かた
く
守
まも
り
行
おこな
はば
我
われ
その
國
くに
を
永
なが
く
堅
かた
うせんと
8
然
され
ば
今
いま
ヱホバの
會衆
くわいしう
たるイスラエルの
全󠄃家
ぜんか
の
目
め
の
前󠄃
まへ
および
我
われ
らの
神
かみ
の
聞
きこ
しめす
所󠄃
ところ
にて
汝
なんぢ
らに
勸
すゝ
む
汝
なんぢ
らその
神
かみ
ヱホバの
一切
すべて
の
誡命
いましめ
を
守
まも
りかつ
之
これ
を
追󠄃
おひ
もとむべし
然
しか
せば
汝等
なんぢら
この
美
よき
地
ち
を
保
たも
ちてこれを
汝
なんぢ
らの
後
のち
の
子孫
しそん
に
永
なが
く
傳
つた
ふることを
得
え
ん
〘604㌻〙
9
我
わが
子
こ
ソロモンよ
汝
なんぢ
の
父󠄃
ちゝ
の
神
かみ
を
知
し
り
完全󠄃
まつたき
心
こゝろ
をもて
喜
よろこ
び
勇
いさ
んで
之
これ
に
事
つか
へよヱホバは
一切
すべて
の
心
こゝろ
を
探
さぐ
り
一切
すべて
の
思想
おもひ
を
曉
さと
りたまふなり
汝
なんぢ
もし
之
これ
を
求
もと
めなば
之
これ
に
遇󠄃
あは
ん
然
され
ど
汝
なんぢ
もし
之
これ
を
棄
すて
なば
永
なが
く
汝
なんぢ
を
棄
すて
たまはん
10
然
され
ば
汝
なんぢ
謹
つゝし
めよヱホバ
汝
なんぢ
を
選󠄄
えら
びて
聖󠄄所󠄃
きよきところ
とすべき
家
いへ
を
建
たて
させんと
爲
し
たまへば
心
こゝろ
を
强
つよ
くしてこれを
爲
なす
べしと
11
而
しか
してダビデは
殿
との
の
廊
らう
およびその
家
いへ
その
府庫
くら
その
上
うへ
の
室
しつ
その
內
うち
の
室
しつ
贖罪
しよくざい
所󠄃
しよ
の
室
しつ
などの
式樣
ひながた
をその
子
こ
ソロモンに
授
さづ
け
12
また
其心
そのこころ
に
思
おも
ひはかれる
一切
すべて
の
物
もの
すなはちヱホバの
家
いへ
の
庭
には
四周󠄃
まはり
の
諸
もろ〳〵
の
室
へや
神
かみ
の
家
いへ
の
府庫
くら
聖󠄄物
きよきもの
の
府庫
くら
などの
式樣
ひながた
を
授
さづ
け
13
また
祭司
さいし
およびレビ
人
びと
の
班列
くみ
とヱホバの
家
いへ
の
諸
もろ〳〵
の
奉事
つとめ
の
工
わざ
とヱホバの
家
いへ
の
諸
もろ〳〵
の
奉事
つとめ
の
器皿
うつはもの
とにつきて
諭
さと
すところあり
14
また
諸
もろ〳〵
の
奉事
つとめ
に
用
もち
ふる
金
きん
の
器皿
うつはもの
を
作
つく
る
金
きん
の
重量
めかた
を
定
さだ
め
又󠄂
また
諸
もろ〳〵
の
奉事
つとめ
の
器
うつは
に
用
もち
ふる
諸
もろ〳〵
の
銀
ぎん
の
器皿
うつはもの
の
銀
ぎん
の
重量
めかた
を
定
さだ
む
15
即
すなは
ち
金
きん
の
燈臺
とうだい
とその
金
きん
の
燈盞
ともしびざら
の
重量
めかた
を
宣
のべ
て
一切
すべて
の
燈臺
とうだい
とその
燈盞
ともしびざら
の
重量
めかた
を
定
さだ
め
又󠄂
また
銀
ぎん
の
燈臺
とうだい
につきても
各々
おの〳〵
の
燈臺
とうだい
の
用法
もちひかた
にしたがひて
燈臺
とうだい
とその
燈盞
ともしびざら
の
重量
めかた
を
定
さだ
め
16
また
供前󠄃
そなへ
のパンの
案
つくゑ
につきてはその
各
おの〳〵
の
案
つくゑ
のために
金
きん
の
重量
めかた
を
定
さだ
め
又󠄂
また
銀
ぎん
の
案
つくゑ
のためにも
銀
ぎん
を
定
さだ
め
17
又󠄂
また
肉
にく
鉤
さし
盂
さら
杓
しやく
のために
用
もち
ふる
純金
じゆんきん
の
重量
めかた
を
定
さだ
め
金
きん
の
大斝
おほさかづき
につきてもまた
各々
おの〳〵
の
大斝
おほさかづき
のために
重量
めかた
を
定
さだ
め
銀
ぎん
の
一切
すべて
の
大斝
おほさかづき
のためにも
重量
めかた
を
定
さだ
め
785㌻
18
また
香
かう
壇
だん
のために
用
もち
ふる
精金
せいきん
の
重量
めかた
を
定
さだ
めかつ
車
くるま
なるケルビムの
式樣
ひながた
の
金
きん
を
定
さだ
む
此
この
ケルビムはその
翼
つばさ
を
展
のべ
てヱホバの
契󠄅約
けいやく
の
櫃
はこ
を
覆
おほ
ふ
19
而
しか
してダビデ
言
いひ
けらく
此
これ
工事
こうじ
の
式樣
ひながた
は
皆
みな
ことごとくヱホバのその
手
て
を
我
わが
上
うへ
にくだして
我
われ
を
敎
をし
へて
書
かゝ
せたまひし
者
もの
なりと
20
かくてダビデその
子
こ
ソロモンに
言
いひ
けるは
汝
なんぢ
心
こゝろ
を
强
つよ
くし
勇
いさ
みてこれを
爲
な
せ
懼
おそ
るる
勿
なか
れ
慄
をのの
くなかれヱホバ
神
かみ
我
わが
神
かみ
汝
なんぢ
とともに
在
いま
さん
彼
かれ
かならず
汝
なんぢ
を
離
はな
れず
汝
なんぢ
を
棄
すて
ず
汝
なんぢ
をしてヱホバの
家
いへ
の
奉事
つとめ
の
諸
もろ〳〵
の
工
わざ
を
成終󠄃
なしをへ
しめたまふべし
21
視
み
よ
神
かみ
の
家
いへ
の
諸
もろ〳〵
の
役事
はたらき
をなすためには
祭司
さいし
とレビ
人
びと
の
班列
くみ
あり
又󠄂
また
諸
もろ〳〵
の
工
わざ
と
從事
はたらき
を
悅
よろ
こびて
爲
なす
ところの
諸
もろ〳〵
の
技巧者
たくみ
汝
なんぢ
とともに
在
あ
り
且
かつ
また
牧伯等
つかさたち
および
一切
すべて
の
民
たみ
汝
なんぢ
の
命
めい
ずるところを
悉
こと〴〵
く
行
おこな
はん
〘605㌻〙
第29章
1
ダビデ
王
わう
また
全󠄃
ぜん
會衆
くわいしう
に
言
いひ
けるは
我
わが
子
こ
ソロモンは
神
かみ
の
惟
たゞ
獨
ひとり
選󠄄
えら
びたまへる
者
もの
なるが
少
わか
くして
弱󠄃
よわ
く
此
この
工事
こうじ
は
大
おほい
なり
此
この
殿
みや
は
人
ひと
のために
非
あら
ずヱホバ
神
かみ
のためにする
者
もの
なればなり
2
是
こゝ
をもて
我
われ
力
ちから
を
盡
つく
して
我
わが
神
かみ
の
家
いへ
のために
物
もの
を
備
そな
へたり
即
すなは
ち
金
きん
の
物
もの
を
作
つく
る
金
きん
銀
ぎん
の
物
もの
の
銀
ぎん
銅
あかがね
の
物
もの
の
銅
あかがね
鐵
てつ
の
物
もの
の
鐵
てつ
木
き
の
物
もの
の
木
き
を
備
そな
へたり
又󠄂
また
葱珩
そうかう
嵌
はめ
石
いし
黑
くろ
石
いし
火崗
みかげいし
諸
もろ〳〵
の
寶石
はうせき
蝋石
らふせき
など
夥多
おびただ
し
3
かつまた
我
われ
わが
神
かみ
の
家
いへ
を
悅
よろこ
ぶが
故
ゆゑ
に
聖󠄄所󠄃
きよきところ
のために
備
そな
へたる
一切
すべて
の
物
もの
の
外
ほか
にまた
自己
おのれ
の
所󠄃有
もちもの
なる
金銀
きんぎん
をわが
神
かみ
の
家
いへ
に
献
さゝ
ぐ
4
即
すなは
ちオフルの
金
きん
三
千
ぜん
タラント
精銀
せいぎん
七
千
せん
タラントを
献
さゝ
げてその
家々
いへ〳〵
の
壁
かべ
を
蔽
おほ
ふに
供
そな
ふ
5
金
きん
は
金
きん
の
物
もの
に
銀
ぎん
は
銀
ぎん
の
物
もの
に
凡
すべ
て
工人
こうじん
の
手
て
にて
作
つく
るものに
用
もち
ふべし
誰
たれ
か
今日
けふ
自
みづか
ら
進󠄃
すゝ
んでヱホバのためにその
手
て
に
物
もの
を
盈
みた
さんかと
6
是
こゝ
において
宗家
そうけ
の
長
ちやう
イスラエルの
支派
わかれ
の
牧伯等
つかさたち
千
人
にん
の
長
かしら
百
ひやく
人
にん
の
長
かしら
および
王
わう
の
工事
こうじ
を
掌
つかさ
どる
者等
ものども
誠意󠄃
まごころ
より
献
さゝげ
物
もの
をなせり
786㌻
7
その
神
かみ
の
家
いへ
の
奉事
つとめ
のために
献
さゝ
げたるものは
金
きん
五
千
せん
タラント一
萬
まん
ダリク
銀
ぎん
一
萬
まん
タラント
銅
あかがね
一
萬
まん
八
千
せん
タラント
鐵
てつ
十
萬
まん
タラント
8
また
寶石
はうせき
ある
者
もの
はゲルシヨン
人
びと
ヱヒエルの
手
て
に
託
より
て
之
これ
を
神
かみ
の
家
いへ
の
府庫
くら
に
納󠄃
をさ
めたり
9
彼
かれ
ら
斯
かく
誠意󠄃
まごころ
よりみづから
進󠄃
すゝ
んでヱホバに
献
さゝ
げたれば
民
たみ
その
献
さゝ
ぐるを
喜
よろこ
べりダビデ
王
わう
もまた
大
おほい
に
喜
よろこ
びぬ
10
茲
こゝ
にダビデ
全󠄃
ぜん
會衆
くわいしう
の
前󠄃
まへ
にてヱホバを
頌
たゝ
へたりダビデの
曰
いは
く
我
われ
らの
先祖
せんぞ
イスラエルの
神
かみ
ヱホバよ
汝
なんぢ
は
世々
よゝ
限
かぎり
なく
頌
たゝ
へまつるべきなり
11
ヱホバよ
權勢
いきほひ
と
能力
ちから
と
榮光
さかえ
と
光輝
かがやき
と
威光
ゐくわう
とは
汝
なんぢ
に
屬
ぞく
す
凡
すべ
て
天
てん
にある
者
もの
地
ち
にある
者
もの
はみな
汝
なんぢ
に
屬
ぞく
すヱホバよ
國
くに
もまた
汝
なんぢ
に
屬
ぞく
す
汝
なんぢ
は
萬有
ばんいう
の
首
かしら
と
崇
あがめ
られたまふ
12
富
とみ
と
貴
たふとき
とは
共
とも
に
汝
なんぢ
より
出
い
づ
汝
なんぢ
は
萬有
ばんいう
を
主宰
つかさどり
たまふ
汝
なんぢ
の
手
て
には
權勢
いきほひ
と
能力
ちから
あり
汝
なんぢ
の
手
て
は
能
よ
く
一切
すべて
をして
大
おほい
たらしめ
又󠄂
また
强
つよ
くならしむるなり
13
然
され
ば
我儕
われら
の
神
かみ
よ
我儕
われら
今
いま
なんぢに
感謝
かんしや
し
汝
なんぢ
の
尊󠄅
たふと
き
名
な
を
讃美
さんび
す
14
但
たゞ
し
我
われ
ら
斯
かく
のごとく
自
みづか
ら
進󠄃
すすみ
んで
献
さゝ
ぐることを
得
え
たるも
我
われ
は
何
なに
ならんやまた
我民
わがたみ
は
何
なに
ならんや
萬
よろづ
の
物
もの
は
汝
なんぢ
より
出
い
づ
我
われ
らは
只
たゞ
汝
なんぢ
の
手
て
より
受
うけ
て
汝
なんぢ
に
献
さゝ
げたるなり
15
汝
なんぢ
の
前󠄃
まへ
にありては
我
われ
らは
先祖
せんぞ
等
たち
のごとく
旅客
たびゞと
たり
寄寓
やどれる
者
もの
たり
我
われ
らの
世
よ
にある
日
ひ
は
影
かげ
のごとし
望󠄇
のぞ
む
所󠄃
ところ
ある
無
な
し
16
我
われ
らの
神
かみ
ヱホバよ
汝
なんぢ
の
聖󠄄名
きよきな
のために
汝
なんぢ
に
家
いへ
を
建
たて
んとて
我
われ
らが
備
そな
へたる
此
この
衆多
おほく
の
物
もの
は
凡
すべ
て
汝
なんぢ
の
手
て
より
出
い
づ
亦
また
皆
みな
なんぢの
所󠄃有
もの
なり
17
我
わが
神
かみ
よ
我
われ
また
知
し
る
汝
なんぢ
は
心
こゝろ
を
鑒
かんが
みたまひ
又󠄂
また
正直
たゞしき
を
悅
よろこ
びたまふ
我
われ
は
正
たゞし
き
心
こゝろ
をもて
眞實
まこと
より
此
この
一切
すべて
の
物
もの
を
献
さゝ
げたり
今
いま
我
われ
また
此
こゝ
にある
汝
なんぢ
の
民
たみ
が
眞實
まこと
より
献
さゝげ
物
もの
をするを
見
み
て
喜悅
よろこび
にたへざるなり
〘606㌻〙
18
我
われ
らの
先祖
せんぞ
アブラハム、イサク、イスラエルの
神
かみ
ヱホバよ
汝
なんぢ
の
民
たみ
をして
此
これ
精神
せいしん
を
何時
いつ
までもその
心
こゝろ
の
思念
おもひ
に
保
たも
たしめその
心
こゝろ
を
固
かた
く
汝
なんぢ
に
歸
き
せしめたまへ
19
又󠄂
また
わが
子
こ
ソロモンに
完全󠄃
まつたき
心
こゝろ
を
與
あた
へ
汝
なんぢ
の
誡命
いましめ
と
汝
なんぢ
の
證言
あかし
と
汝
なんぢ
の
法度
のり
を
守
まも
らせて
之
これ
をことごとく
行
おこな
はせ
我
わ
が
備
そなへ
をなせるその
殿
みや
を
建
たて
させたまへ
787㌻
20
ダビデまた
全󠄃
ぜん
會衆
くわいしう
にむかひて
汝
なんぢ
ら
今
いま
なんぢらの
神
かみ
ヱホバを
頌
たゝ
へよと
言
いひ
ければ
全󠄃
ぜん
會衆
くわいしう
その
先祖
せんぞ
等
たち
の
神
かみ
ヱホバを
頌
たゝ
へ
俯
ふし
てヱホバと
王
わう
とを
拜
はい
せり
21
而
しか
して
其
その
翌󠄃日
あくるひ
に
至
いた
りてイスラエルの
一切
すべて
の
人
ひと
のためにヱホバに
犧牲
いけにへ
を
献
さゝ
げヱホバに
燔祭
はんさい
を
献
さゝ
げたり
其
その
牡牛
をうし
一
千
せん
牡羊
をひつじ
一
千
せん
羔羊
こひつじ
一
千
せん
またその
灌祭
くわんさい
と
祭物
そなへもの
夥多
おびただ
しかりき
22
その
日
ひ
彼
かれ
ら
大
おほい
に
喜
よろこ
びてヱホバの
前󠄃
まへ
に
食󠄃
く
ひかつ
飮
の
み
さらに
改
あらた
めてダビデの
子
こ
ソロモンを
王
わう
となしヱホバの
前󠄃
まへ
にてこれに
膏
あぶら
をそそぎて
主
しゆ
君
くん
となし
又󠄂
また
ザドクを
祭司
さいし
となせり
23
かくてソロモンはヱホバの
位
くらゐ
に
坐
ざ
しその
父󠄃
ちゝ
ダビデに
代
かは
りて
王
わう
となりその
繁榮
さかえ
を
極
きは
むイスラエルみな
之
これ
に
從
した
がふ
24
また
一切
すべて
の
牧伯等
つかさたち
勇士
ゆうし
等
たち
およびダビデ
王
わう
の
諸
もろ〳〵
の
子等
こら
みなソロモン
王
わう
に
服󠄃事
ふくじ
す
25
ヱホバ、イスラエルの
目
め
の
前󠄃
まへ
にてソロモンを
甚
はなは
だ
大
おほい
ならしめ
彼
かれ
より
前󠄃
まへ
のイスラエルの
王
わう
の
未
いま
だ
得
え
たること
有
あら
ざる
王
わう
威
ゐ
を
之
これ
に
賜
たま
へり
26
夫
それ
ヱツサイの
子
こ
ダビデはイスラエルの
全󠄃地
ぜんち
を
治
をさ
めたり
27
そのイスラエルを
治
をさ
めし
間
あひだ
は四十
年
ねん
なり
即
すなは
ちヘブロンにて七
年
ねん
世
よ
を
治
をさ
めヱルサレムにて三十三
年
ねん
世
よ
を
治
をさ
めたりき
28
遐齡
よきよはひ
にいたり
年
とし
も
富
とみ
も
尊󠄅貴
たふとき
も
滿足
みちたり
て
死
しね
り
其
その
子
こ
ソロモンこれに
代
かは
りて
王
わう
となる
29
ダビデ
王
わう
が
始
はじめ
より
終󠄃
をはり
まで
爲
なし
たる
事等
ことども
は
先見者
せんけんしや
サムエルの
書
ふみ
預言者
よげんしや
ナタンの
書
ふみ
および
先見者
せんけんしや
ガドの
書
ふみ
に
記
しる
さる
30
其
その
中
うち
にはまた
彼
かれ
の
政治
まつりごと
とその
能力
ちから
および
彼
かれ
とイスラエルと
國々
くに〴〵
の
諸
すべて
の
民
たみ
に
臨
のぞ
みしところの
事等
ことども
を
載
の
す
〘607㌻〙
788㌻